ラウール・ダヴナック子爵が深夜、自宅に帰ると一人の美しい女性が待っていた。

キリシタンを怖れず、ラテン語まで修得した忠輝は越後福嶋藩七十五万石の藩主となっても浅草のバテレン診療所に通いつめる。

ホラー作家、那々木悠志郎の担当編集となった久瀬古都美は、彼が初めて体験したという怪異譚を題材にした未発表原稿を読むことに。

【囚われた少年たちを救うため、危険な敵地へ! 『脱出山脈』『脱出空域』に続く冒険小説巨篇】 大震災に見舞われたアフガニスタン。

背中から銃撃され、ホークが瀕死の重傷を負った。彼が護衛していた賭け屋一家も殺され、ホークは静かに復讐を誓う。

1913年オーストラリアの港に、小さなトランクとともに取り残されていた少女ネル。トランクには、お伽噺の本が一冊。

社労士4年目のヒナコのもとに、家具会社のワンマン社長から、男性社員の育休申請の相談が持ち込まれた。

犯行現場は完全なる密室、容疑者には完璧なアリバイ―こんな事件、犯人は幽霊以外ありえない!霊能力者ばかりを集めた静岡県警捜査五課は、そんな不可能犯罪に出動する特殊部隊だ。

小林湊人が所属するエルソレイユ仙台に、梶山浩介が電撃加入することになった。

裕福な骨董商の家に育った少女・環は、幼いころに見た一枚の西洋画に心を奪われる。

僕の小説の中では もっとも本格ミステリー度が 高い自信作です。

高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島だった。

死体を燃やす殺人鬼・フレイムに妹を殺された天祢山紫郎は、音が見える探偵・音宮美夜と捜査に乗り出す。

ロンドンから70マイル。ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小様々な難問が持ちあがる。

ポルシェ911Sに乗る唐木は、途方もない計画をもっていた。狙いは東京競馬場で行なわれるダービーの売上げ金20億円だ。

伊豆城ガ崎にある海吊り橋で、柵からぶらさがる男女の死体が発見された。

数合わせで出たミスコンの順位は、八人中八位だった。無遠慮に自分の価値を決められた日、琴子は北川に声をかけられる。

シンガポールで名物カフェを営むアンティ・リーは、知りたがり屋で情深い裕福な老婦人。

男が真夜中の駐車場を全力疾走し、そのままビルの壁に激突して重傷を負った。

小説家・森博嗣は日々何を思い、考えているのか? 2017年7月からの毎日の仕事、遊び、思考の詳細。

子供は手を離れたし、夫は今夜もクリケット。これまでは家事に追われてきたけれど、わたしも自分の生きがいを見つけなければ―。

探偵にできるのは、謎を解決し先に進むことだけだ。独特の探偵術を駆使し、困難で不愉快な調査でも決して諦めない。

なぜ「あの男」を自らの手で殺めることになったのか―。

売れっ子絵師・清麿の美人画に描かれ大人気となった町娘のおみねとおその。

人間になりたかった、ちっぽけで孤独な探偵ウサギ、ジョニー・ラビットのワンダーランド。

私立探偵・緒方洸三が調査する先で、次々と関わった若者たちが殺害されていく。

八丈島南方洋上で捕獲されたヨシキリザメの胃から、人間の左手が発見された。検死の結果、暴力団員横堀好男のものと判明。

日下刑事の両親が乗った観光バスが消息を絶ち、身代金として、一億円相当の宝石が要求された。

記憶を無くした状態で、横浜中華街の安ホテルの1室で目覚めた男。そばには、アンと名乗る女がいた。

屍人、屍食鬼、吸血鬼―死後もこの世を徘徊する不死人が存在する世界。

「人が居つかない家、というものは存在する」恐怖が3度襲うホラーミステリ 第1話「あの子はついてない」 母と共に庭付きの一軒家へ引っ越してきた中学生の茜里。

二年三カ月ばかり食らい込んで出所したおれは、保護司の娘に一目惚れ。

銀行強盗の訓練で起きた出来事の顛末(「共犯者」)。殺人犯が改心した理由とは?(「手紙」)。

防犯コンサルタント（本職は泥棒？）・榎本と弁護士・純子のコンビが、４つの超絶密室トリックに挑む。

極上の謎解きに加え、趣向を凝らした料理の描写も楽しむことが出来る、人気作家の短編作品を収めたミステリアンソロジー。

屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。

新米刑事・水木直央の母、真由が突然、刑事課を訪ねてきた。

ホステス殺害事件を追う合田雄一郎は、電車飛び込み事故に遭遇、轢死した女とホームで掴み合っていた男の妻・佐野美保子に一目惚れする。

忌まわしい和音島の殺人事件の後遺症で記憶喪失になった如月烏有は、記憶をとり戻そうと寺社に連続放火。

デビュー30周年を記念した京極夏彦のファンブック。

禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻と櫃内夜月。その友人、迎槻箱彦と琴原りりす。

扁桃体が小さく、怒りや恐怖を感じることができない16歳の高校生、ユンジェ。

大型スーパー“デイリータウン”のマネージャー袖山剛史は、クレーマー・岬圭祐、万引き常習犯「マンビー」という二人の敵と闘っていた。

ロボレー城―サーカス団の女座長ドロテが興行先で出くわしたその名前は、彼女の脳裏に深く刻み込まれたものだった。

スカイダイビング中のふたりの男が空中で溶けるように混ざりあい消失した!事故か超常現象か?(「ワームホールへのタンデムジャンプ」)リゾート地であると同時に米軍の戦略上の要衝でもあるグアムでは、観光客を狙った犯罪だけでなくスパイ事件もが発生する。

7人の男女が目覚めたのは封鎖された廃校だった。

“満30年殺人事件ゼロ”の小都市でついに起きてしまった殺人。被害者は地方のゴロツキ新聞の社長で、死因は毒殺だった。

言葉の真偽、虚実を瞬時に判別できてしまう。それが臨床真実士と呼ばれる本多唯花の持つ障害。

事実を追う検察官。真実を求める弁護士。

奈良のならまちにある『和温食堂』で働く詩織。紅葉深まる秋の寒いある日、店主・雄也の高校の同級生が店を訪ねてくる。

京に上らんとする織田信長を襲う“首狩人”の挑戦。

1945年。イギリスへの帰還を果たしたハリーは獄中で執筆した日記がベストセラーとなり、作家として成功を収めていた。

訪ねてきた見知らぬ小男は、夫婦に奇妙な申し出をする。届けておいた装置のボタンを押せば、大金を無償でご提供します。

どこか頼りない、でも、やっぱりすごい！ 博覧強記の超天才推理 〈鳥の羽ばたき音とともに、女の幽霊が現われる〉 旅を続ける天地龍之介（あまちりゅうのすけ）が乗り込んだ貨物船で、怪談話を聞かされた。

要人暗殺未遂の廉で逮捕され、苛酷な拷問を受けたわたしは、九死に一生を得て、からくも帰国する。

七月。―天漢霧立上棚幡乃雲衣能飄袖鴨。

会社社長・工藤のもとに届いた脅迫状は、「お前を殺してやる」に始まり、日を追うにつれエスカレート。

ラウールことルパンはパリ近郊の別荘地で大金を所持する老人の動向をうかがっていた。しかし老人の姪が殺害され大金も消える。

美奈子は、温泉でのんびりお肌ツヤツヤにしようと、知人の不動産会社の保養所へ。ところが、社長の遺体が露天風呂で発見された。

観光会社“瀬戸内ビュー”社長の娘が誘拐された。身代金は五億円。

夜のニュースが、産科医の撲殺事件を報じていた。女医ロティのところの代診の医師だった。

青森で〈きりすと土偶〉が出土!無量が死者の警告と古文書の予言に挑む 師匠の鍛冶に誘われて、青森県新郷村にある発掘現場に向かった天才発掘師・無量たち。

続発する詐欺的な訪問販売に、それとの関連が疑われる押し込み強盗殺人の真相。生活保護も受けずに餓死したまだ若い母娘の謎。

札幌行きの豪華列車を爆破する!一億円を要求した犯人グループの一員はすぐ逮捕された。

闇に葬られた誘拐事件。消えた身代金8000万円の鍵を握るのは実行犯の恋人「K」。

脚本家ヴィクトリアの再婚相手は、映画プロデューサー。

企業犯罪の潜入捜査を得意とする海坂理歌は、優良コンサルティング会社の自称・ホープ。

元大手外資系証券会社アナリストの七森恵子は、ある事件をきっかけにフリーの金融探偵に転身した。

同心・松永弥四郎は、自身の奇妙な性癖を平蔵の息子・辰蔵に知られ、戦々恐々の日々を送る(「夜針の音松」)。「酒もうまい。

「キャプテン、あのね。」札幌から東京に引っ越してきた中学二年生のぼくは、転校早々、同級生から「飛行機づくり」に誘われる。

第25回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作が文庫で登場! 主人公の元傭兵・鹿島丈は、イラクで起きた自爆テロで恋人を失い、帰国後、傷心の日々を送っていた。

“景観荘”ホテルはコロラド山中にあり、美しいたたずまいをもつリゾート・ホテル。

英都大学に入学したばかりの一九八八年四月、ある人とぶつかって落ちた一冊――中井英夫『虚無への供物』――が、僕、有栖川有栖の英都大学推理小説研究会(EMC)への入部のきっかけだった。

ハードボイルドの生みの親として知られ、数々の名作、傑作を世に送り出したハメット。

十津川の部下西本刑事が、怪しい男につけられているので家まで送って欲しいと、若い女に声をかけられた。

深夜、十六歳の少女の部屋に男が侵入、母親に猟銃で撃たれた。男は十七年前に少女と結ばれる夢を見たと言う。

ロンドンのビジネス街にあるささやかな煙草屋の二階に、切手商が間借りしていた。

ミステリーの傑作。江戸川乱歩賞受賞作。

十津川班の刑事、北条早苗は、旅行中の能登で何者かに狙撃され負傷する。

大学生のソウスケは天才的な球体間接人形作家。こだわりぬいた作品は妖しい魅力に満ちていた。

捕物帳小説の決定版!巨匠高木彬光が贈る“千両文七捕物帳”シリーズ作!ある雨の夜、神田白壁町の長屋に住む捕物名人千両文七のもとに、一丁の駕籠が着いた!駕籠の中からもれる女のうめき声に文七がのぞいてみると、妙齢の美女が後ろ手に縛り上げられていた!その髪にくくり

「何者であろう、テントの近くの丘の上で、子供のような人影が、月を背にして踊っていた」―虐待され軽蔑され酷使される弱者の復讐劇を幻想美あふれる筆致で描く、江戸川乱歩の「踊る一寸法師」をはじめ、甲賀三郎、角田喜久雄、橘外男らによる、日本探偵小説界に咲いた異形の

町かどにあいた大きな穴のせいでもうひとりの自分が多数発生してしまう事件の顛末を描く「町かどの穴」、惑星調査隊が直面したあらゆるものを盗む天才エイリアン“どろぼう熊”をめぐる悪夢「どろぼう熊の惑星」、考古学者たちがいつも“つづく”で終わる奇妙な絵文字が刻まれ

公園の片隅で発見されたホームレスの死体。

秋田市内の公園で男性の絞殺死体が発見された。被害者は東京の印刷会社勤務のサラリーマン。

充実した仕事と、出来たばかりの恋人・久迩子との逢瀬…工業デザイナー・木島の平穏な日々は、自宅に放火されたことをきっかけに一転した。

古代より伝わる「死の歌」は僕たちの世界を滅ぼすのか?乳幼児ぽっくり病の取材を進める新聞記者ストリーターは奇妙な事実に突き当たる。

作家という肩書きの裏で、フリーの諜報活動を続けるバーナード・ファロン。

住職が逃げだした寺をしばらく任せられることになり、宗徳は岐阜へと旅立った。

Dデイの迫る第二次大戦末期のもっとも危険な十日間の秘密工作を描いた戦争サスペンスの傑作、待望の文庫化。

とあるきっかけで、同級生の本好き美少女エミールが気になって仕方がないユッキー。

物乞い稼業の少年・信太が、実入りの少なかった日、仲間のおみきに連れられて“えにし屋”を訪ねてきた。

それは百年ほど前の、岡山でのこと。

中国大陸の奥深く、黄河の源流、ゴビ砂漠の彼方にあるといわれている、伝説の神の地“崑崙”。

出雲の日御碕で女が殺された。

EU(欧州連合)版FBIともいうべきユーロポール。