エイドリアン・メッセンジャーのリスト
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以前は『ゲスリン最後の事件』と云う邦題が付けられていたらしいが、本篇の何処を読んでも、探偵役のゲスリンが今回を最後に引退するなどと云うことは書かれていない。訳者の勇み足だろう。マクドナルドが書いた最後の長篇で、映画化もされているらしいが、日本でのDVDは出ていないらしい。監督がJ.ヒューストンでゲスリンがG.C.スコット、サブキャラもやたら配役が豪華らしいので、こちらも機会が有れば観てみたい。 話の方は、謎のリストを友人に託した直ぐ後で、有名作家が謎の事故で死亡する。そのリストに記載されていた10人の人物は、何と過去5年の間に悉く事故死を遂げていた。これらは偶然なのか、それとも、背後に悪辣な殺人犯が暗躍暗躍しているのか? と云う辺りから始まり、この件の調査を依頼された名探偵ゲスリン(元大佐。退役時に将軍に昇進)が茫洋とした事件の解明に乗り出す、と云うもの。謎解き要素は途中までで使い果たし、途中サブキャラの行き違いのロマンス等を差し挟んで、後半は完全に犯人との出し抜き合戦。史上稀に見る超優秀な完全犯罪者が登場するのだが、犠牲者の数が馬鹿馬鹿しい位に多い(ナンセンスに陥る程ではないが)上に、結末も余りと言えばあんまりな結末。解説を担当した瀬戸川猛資氏に拠れば、本書は「本格ミステリの秀作ではなく、本格ミステリのパロディの秀作」と捉えるべきだそうだが、私はそこまで割り切れない。だって真面目なサスペンスとして読んじゃったんだもん。かと云ってこれを100%大真面目に受け取るべきかと云うと、流石に躊躇いを覚える訳で………。評価の難しい作品だと云うことだ。59年と云う微妙な年代の割には、古き良きゆったりした探偵小説の風味が効いていて、事件自体の途方も無さに比べてのんびりした印象を受ける。 | ||||
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作家のエイドリアン・メッセンジャーが知人に渡したメモに書かれたリスト。 そこに書かれている人間は土地も職業も身分もバラバラで何の関連性も見いだせなかったが、 そのリストの人間を捜すと大半の人物が事故で亡くなっていた! そして、メッセンジャーも飛行機事故に遭遇し謎のメッセージを残して死亡する。 フィリップ・マクドナルド最後の作品でミッシングリンクとダイイングメッセージが主題。 しかし、都合60名強も殺人が起きているという大量殺人ものでもあります | ||||
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