迷路
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密室殺人事件であり、著者からの挑戦状付き序文がある本格推理ものである。 ある館を舞台にした事件なのだが、内容は警察から探偵役である大佐への状況報告と、それの元となる検死官の訊問シーンだけで構成されている、という特異なスタイルだ。 登場人物の訊問シーンはそれぞれの個性や内情が溢れていて、時に滑稽でさえある。その証言から事実のズレを読みとって解明していく探偵役の大佐の洞察が魅力である。 個性豊かな登場人物や場面転換の少なさは舞台や、○○サスペンス劇場としてテレビ映画になりそうなくらい、映像向きな作品に思える。 | ||||
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迷宮入りした事件の助言を求め長期休暇中のゲスリン大佐に送られた書簡を元にした作品ゲスリン大佐も書簡しか読んでおらず、全く読者と同じ状態で推理を働かせることになります。正直言ってこれだけ容疑者が少ない上に犯行の機会が限られているのに迷宮入りする方が疑問のような気もしますが | ||||
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証言記録だけを参考に事件を解決するという、読者参加型の推理小説の名作である。この本の魅力は1回読んだだけでは判らない。2度3度読み返し、粗がないかを探しながら読み進めてゆくと、緻密にして精巧なこの本の魅力が判る。ページ数は少ないが、その中にちりばめられている謎解きのヒントなどは、多くの作家の参考になったことだろう。久しぶりにかっちりとした推理小説に出会った。 | ||||
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まず、冒頭の著者自身による序文がふるっている。ミステリの中には、探偵に有利で読者に不利なアンフェアなものが多いと苦言を述べてから、しかしこの作品は違うと大見栄をきっている。その後で、読者は探偵役のゲスリン大佐と同じ情報を与えられる、ゲスリンはこの情報で犯人を見つけ出した。もし読者も見つけられたならゲスリンと同じくらいに優れていて、見つけられなかったらゲスリンよりも劣っていると挑戦してくる。本格ミステリ好きならば、この挑戦を受けて立つしかないではありませんか!!内容は、ある殺人事件が起きるが警察ではラチがあかない。困ってしまった副総監は、ゲスリン大佐に泣きついて、遠く離れた地で休暇を楽しんでいる彼に、裁判での証言の記録を送りつける。ゲスリンは現場に出向くことなく、その記録を読んだだけで真犯人を突き止める、といった安楽椅子探偵ものです。確かに必要な情報はすべて読者の前に出されていますが、理路整然と犯人を名指しできる人は少ないのでは?それともゲスリン大佐より劣っているのは私だけでしょうか?解決場面を読む前に、一度本を置いて、自分で名(迷?)推理をしてみましょう。ゲスリン大佐との知恵比べを楽しんでください。 | ||||
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