四人の女

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種別
長編
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あらすじ

2016年07月28日 四人の女【新版】 (創元推理文庫)

前妻、現夫人、フィアンセ、それに愛人――人気絶頂のコラムニストをとりまく四人の女性。彼はひそかに自宅のバルコニーの手摺に細工した上で、四人をそろって招待し、ある晩、ディナー・パーティを開いた。彼には、その中の一人を殺さねばならない動機があったのだ……! 一作ごとに趣向を凝らす才媛が、被害者捜しの新手に挑む傑作!(「BOOK」データベースより)

評判

四人の女の評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.00pt

四人の女の総合評価:

8.86/10点 レビュー 14件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(8pt)

ドロドロの愛憎劇は2時間ドラマみたいだけど、傑作

米国ミステリー界の異色の才人、パット・マガーの1950年の作品。まったく古さを感じさせないエンターテイメント作品である。
人気コラムニストのラリーが、NYのコンドミニアムに4人の女性を招待して開いたディナー・パーティー。その4人とは、ラリーの先妻、現在の妻、年上の愛人、次に結婚しようとしている19歳の女性という、訳ありの面々。ラリーは、その中の一人を事故に見せかけて殺害するために、バルコニーの手すりに仕掛けを施していた。そして、深夜のNYの路上に誰かが落下した・・・。
冒頭に事件が起きたことが提示されるのだが、被害者が誰かが最後の最後まで明らかにされない「被害者捜し」は、デビュー作からのマガーお得意のパターンだという。前作は読んでいないのだが、本作は凝縮された時間の流れ、濃密な人間関係、登場人物のリアルな描写、意表をつく結末など、すべてにレベルが高い傑作だ。「被害者捜し」ミステリーとしてはもちろん、ハーレクイン(読んだこと無いけど)的なラブロマンス、主人公の成上がりの物語など、多面的な要素を含んだ作品として楽しめる。
戦後すぐの作品とは思えない、現代でも十分に楽しめる作品として、多くの人にオススメだ。

iisan
927253Y1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.13
(4pt)

読み捨てのミステリとは一線を画す作品

人物造詣がうまい。ミ構成もおもしろいし、動機付けも非常に納得がいきます。アガサクリスティーに近い系譜?
ラリーが誰を殺そうとしていたのかは、読んでいくうちに、なんとなくわかるかもしれない。ミステリーファンより、普通小説を読みつけているひとのほうがわかるかもしれません、が、たぶんラストは予測しきれないのではないかと思います。
読み終えたあと、人生って、、、と考えさせられたりします。
四人の女 (1985年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 四人の女 (1985年) (創元推理文庫)より
B000J6XR8M
No.12
(4pt)

読み捨てのミステリとは一線を画す作品

人物造詣がうまい。ミ構成もおもしろいし、動機付けも非常に納得がいきます。アガサクリスティーに近い系譜?
ラリーが誰を殺そうとしていたのかは、読んでいくうちに、なんとなくわかるかもしれない。ミステリーファンより、普通小説を読みつけているひとのほうがわかるかもしれません、が、たぶんラストは予測しきれないのではないかと思います。
読み終えたあと、人生って、、、と考えさせられたりします。
四人の女【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 四人の女【新版】 (創元推理文庫)より
4488164064
No.11
(4pt)

読み捨てのミステリとは一線を画す作品

人物造詣がうまい。ミ構成もおもしろいし、動機付けも非常に納得がいきます。アガサクリスティーに近い系譜?
ラリーが誰を殺そうとしていたのかは、読んでいくうちに、なんとなくわかるかもしれない。ミステリーファンより、普通小説を読みつけているひとのほうがわかるかもしれません、が、たぶんラストは予測しきれないのではないかと思います。
読み終えたあと、人生って、、、と考えさせられたりします。
四人の女 (創元推理文庫 (164‐3)) Amazon書評・レビュー: 四人の女 (創元推理文庫 (164‐3))より
448816403X
No.10
(5pt)

見事な人物造形と究極(?)のトリック

結論から先に書くと、処女作も含め、彼女の作品の中では本作が一番おもしろくインパクトが強かった。
 まず、誰もが指摘することだが、登場人物たちの、彫りの深さ..っていうか、ともかく、そのイキイキ感! 第二次世界大戦直後のNYのおセレブな方々の生態が、純文学並のレヴェルで描破されている、その爽快感!!

 それから、いわゆる推理小説としてのトリックも、ある意味究極。
 
 よく読むと気づくのだが、実は、誰が犯人で誰が被害者か、いや、そもそも「殺人事件」が起きた(る)のかどうかさえ、最後の頁まで判らないのだ!

 また、本作はある意味、ジャーナリスト出身のパット・マガーの、精神の自伝(?)的要素もあるのではないか、と。
 彼女にとっての「恐怖なき糧」だったのかも...。
四人の女 (1985年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 四人の女 (1985年) (創元推理文庫)より
B000J6XR8M
No.9
(5pt)

見事な人物造形と究極(?)のトリック

結論から先に書くと、処女作も含め、彼女の作品の中では本作が一番おもしろくインパクトが強かった。
 まず、誰もが指摘することだが、登場人物たちの、彫りの深さ..っていうか、ともかく、そのイキイキ感! 第二次世界大戦直後のNYのおセレブな方々の生態が、純文学並のレヴェルで描破されている、その爽快感!!

 それから、いわゆる推理小説としてのトリックも、ある意味究極。
 
 よく読むと気づくのだが、実は、誰が犯人で誰が被害者か、いや、そもそも「殺人事件」が起きた(る)のかどうかさえ、最後の頁まで判らないのだ!

 また、本作はある意味、ジャーナリスト出身のパット・マガーの、精神の自伝(?)的要素もあるのではないか、と。
 彼女にとっての「恐怖なき糧」だったのかも...。
四人の女【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 四人の女【新版】 (創元推理文庫)より
4488164064

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