四人の女
- 被害者捜し (9)
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
米国ミステリー界の異色の才人、パット・マガーの1950年の作品。まったく古さを感じさせないエンターテイメント作品である。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人物造詣がうまい。ミ構成もおもしろいし、動機付けも非常に納得がいきます。アガサクリスティーに近い系譜? ラリーが誰を殺そうとしていたのかは、読んでいくうちに、なんとなくわかるかもしれない。ミステリーファンより、普通小説を読みつけているひとのほうがわかるかもしれません、が、たぶんラストは予測しきれないのではないかと思います。 読み終えたあと、人生って、、、と考えさせられたりします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結論から先に書くと、処女作も含め、彼女の作品の中では本作が一番おもしろくインパクトが強かった。 まず、誰もが指摘することだが、登場人物たちの、彫りの深さ..っていうか、ともかく、そのイキイキ感! 第二次世界大戦直後のNYのおセレブな方々の生態が、純文学並のレヴェルで描破されている、その爽快感!! それから、いわゆる推理小説としてのトリックも、ある意味究極。 よく読むと気づくのだが、実は、誰が犯人で誰が被害者か、いや、そもそも「殺人事件」が起きた(る)のかどうかさえ、最後の頁まで判らないのだ! また、本作はある意味、ジャーナリスト出身のパット・マガーの、精神の自伝(?)的要素もあるのではないか、と。 彼女にとっての「恐怖なき糧」だったのかも...。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結論から先に書くと、処女作も含め、彼女の作品の中では本作が一番おもしろくインパクトが強かった。 まず、誰もが指摘することだが、登場人物たちの、彫りの深さ..っていうか、ともかく、そのイキイキ感! 第二次世界大戦直後のNYのおセレブな方々の生態が、純文学並のレヴェルで描破されている、その爽快感!! それから、いわゆる推理小説としてのトリックも、ある意味究極。 よく読むと気づくのだが、実は、誰が犯人で誰が被害者か、いや、そもそも「殺人事件」が起きた(る)のかどうかさえ、最後の頁まで判らないのだ! また、本作はある意味、ジャーナリスト出身のパット・マガーの、精神の自伝(?)的要素もあるのではないか、と。 彼女にとっての「恐怖なき糧」だったのかも...。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルに惹かれて、何となく手に取った一冊。 著者を見れば「七人のおば」のパット・マガー。 ハズレはないだろうな…と、迷わず購入しました。 登場人物は5人のみ。 主人公ラリーと、そのラリーの過去&現在の女達。 一人の男に、4人の女。 何て悪趣味なパーティー! 私だったら、呼ばれても行かない。 …いや、まて。…面白そうだから行ってしまうかも。 但し、それは相手にに 完全に心の決別が出来ていたとして。 「七人のおば」の時と同じく、登場人物の書き分けが旨い! 文章だけで、十分に伝わる4人の女の外見と中身。 表紙を見ると、誰が誰なのかがすぐに分かります。 冒頭でバルコニーから落ちて死んだのは誰?? 最初の妻、シャノンの回想で語られるストーリーも読みやすい。 何て男なんだと、ムカムカしながら読み進む。 しかし、成功を手にした男の哀愁ともいうべきものが だんだんと見えてくる。 さて、誰が犯人であるのか? 文章が暗くも無く、淡々と進むので さらさらと読んでしまうが、最後に「あっ」と思わず唸る。 決して軽い読み物ではない。 さすが、パット・マガー…と読み終えて、本を閉じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルに惹かれて、何となく手に取った一冊。 著者を見れば「七人のおば」のパット・マガー。 ハズレはないだろうな…と、迷わず購入しました。 登場人物は5人のみ。 主人公ラリーと、そのラリーの過去&現在の女達。 一人の男に、4人の女。 何て悪趣味なパーティー! 私だったら、呼ばれても行かない。 …いや、まて。…面白そうだから行ってしまうかも。 但し、それは相手にに 完全に心の決別が出来ていたとして。 「七人のおば」の時と同じく、登場人物の書き分けが旨い! 文章だけで、十分に伝わる4人の女の外見と中身。 表紙を見ると、誰が誰なのかがすぐに分かります。 冒頭でバルコニーから落ちて死んだのは誰?? 最初の妻、シャノンの回想で語られるストーリーも読みやすい。 何て男なんだと、ムカムカしながら読み進む。 しかし、成功を手にした男の哀愁ともいうべきものが だんだんと見えてくる。 さて、誰が犯人であるのか? 文章が暗くも無く、淡々と進むので さらさらと読んでしまうが、最後に「あっ」と思わず唸る。 決して軽い読み物ではない。 さすが、パット・マガー…と読み終えて、本を閉じた。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 13件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|