青チョークの男
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青チョークの男の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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ミステリーは(結末がどうであれ)最後まで読ませることが難しい。 | ||||
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あるWebページの書評で本作を褒めていたので手に採って見たが、トンだ駄作だった。パリの各所でガラクタを囲む様に「青チョークの円」が描かれていたという謎だが、謎解き、全体構成共に冴えない。 ガラクタはやがて、被害者の首へと変わるのだが、これは予想通り。読者としては、殺人を決行する前に何故犯人は「青チョークの円」を描いたのか知りたい筈。事前に「青チョークの円」を描いて回ってしまっては、周囲の耳目を集め、人目に付きやすく、目撃されてしまう危険がある(実際、目撃者が居る)。これに対する犯人(作者)の説明が全くないのは大きな瑕疵だろう。また、作者はこの中に1つのトリックを織り込もうとしているが、地の文に名前が出て来るので、これは通用しないだろう。 また、主人公は警察署長(見掛けは鈍重だが、実は天才型)なのだが、作者は本作の半分以上を主人公の妄想や回想、主人公が知り合った知人の言動に当てていて、主人公(あるいは警察全体)が論理的に犯人に迫ろうという雰囲気が全く感じられず、著しく緊迫感を欠いている。読んで損をしたという後悔だけが残る駄作である。 | ||||
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全ストーリーとして飽きがこないよう書かれていると思うが、殺人、犯人、動機、ありふれた内容。これは登場人物(署長など)の物語。飽きないように つぎつぎと書かれているので最後まで読んだけれど サラっと読んでハイそれまでよ。読み終わった後に何ものこらない小説でした。 | ||||
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文体に独特のクセがありストーリーや会話がスムーズに流れにくいこと以外については悪くないと思います。三聖人シリーズと同様にエンディング近くまではゆっくりとストーリーが流れて、最後に急展開するパターンですね。動機については納得性が弱く、こじつけっぽく感じてしまうのが難点です。 一筋縄ではいかない個性がユニークな登場人物が繰り広げるストーリーは面白く、リーダビリティーはあると思います。 | ||||
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今年に入ってから買いましたが、まだ初版でした。重版がないので二作目以降も出ていないのでしょうか?残念です。 とても面白い本だったのでぜひ2作目以降も翻訳して出してくれたらなと思います。英語では出ていますが、ぜひ日本語で読みたいです。 トガリネズミ、トガリネズミ、リズミカルで最高だと思います。(あとがき参照) 表紙:この本は、表紙デザインとタイトルが気に入って買いました。チョークの男ではなく「青」チョークの男というタイトルが秀逸です。不気味なカバーも雰囲気が出ていていいと思います。 キャラクター:中身ですが、エキセントリックなキャラクターがたくさん出てきます。物語が動き始める前、登場人物が入れ替わり立ち代り現れる50ページほどは、やや退屈かもしれません。最初の数ページ(英語版だと中身検索で読めます)を読んだ時点では「初対面で・・・なんだこの人達は・・・」という感想だったのですが、何故あんな奇抜な会話を繰り広げる必要があったのか十数ページ後にわかります。盲目の青年シャルルが冒頭の会話を自己分析しているのですが、それを読んで一気にこのキャラクターが好きになりました。エキセントリックな人よりも防御のためにエキセントリックを演じ、後でそれを分析し、そのことに自己嫌悪するキャラクターの方が親しみがあって私は好きです。この辺の”一風変った”人物造形は海外の作品ではよくありますが、日本だと森博嗣さんすベてがFになる (講談社文庫)の初期作に顕著だったなと思います。 はじめの50ページを読み終われば物語が動き出すので、きっと面白くて最後まで読めてしまうと思います。 最後まで読んだ後は、アダムスベルグ以下、魅力的なキャラクターのその後も気になって次回作が読みたくなると思います。 | ||||
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パリの街、夜な夜な道路に青いチョークで円を描き、メッセージとともにその中心にはさまざまなガラクタが。ビンの蓋、コーラの缶、毛糸だま…。ただのイタズラなのか? しかしついに円のなかに首を切られた女性の死体が置かれることになった…。 初めて読む作家だが、特に秀逸、「これは!」というほどのミステリでもない。絶妙なのは登場人物設定。事件を解決するアダムスベルグ署長の不可思議な精神構造、女性海洋学者の奇癖など、ちょっとお目にかかったことのないキャラクタ設定。総じてストーリー全体に独特の雰囲気がある。それを味わうだけでも読む価値あるか。 | ||||
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