人形遣いと絞首台
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化学マニア少女探偵「フレーヴィア」シリーズの第2弾である。 かなり長いこと積読になっていたのを掘り出してきて読了。 イギリスの片田舎、ちょっと落ちぶれた感のある屋敷に父親、姉2人と住むヒロインは、かなり危ない化学マニアである。11歳の少女が、しかもロンドンなどからだいぶ離れた田舎町で、これだけの試薬やらを手元に持っているのがちょっとかなり引っかかるが、そのあたりは昔の話(第二次大戦の少しあと、という設定のようだ)ということであまり気にしないで読んだほうがよさそう。確かにこれだけ材料と知識があれば、シアン化塩のひとつやふたつ簡単に精製できる。いやほんと、この界隈でちょっとした毒殺事件や爆発事件が起きたら真っ先に疑われること間違いなしだ。 さて今回のお題は、この田舎町にやってきた操り人形遣いを襲う事件。この人が案外トンデモない人だったり、いろいろ曰くのありそうな連れの女、ロンドンから来たエージェント男、近隣の農場の主人、大戦後に住み着いている元・ドイツ兵、さらには教区の牧師もなにやら怪しかったり、話はかなり込み入った雰囲気だ。ヒロインは舞台(といっても狭い田舎町なのだが)を縦横無尽に駆け回り、証拠を見聞きし、得意の科学実験で裏を取り、そして真相(?)にたどり着く、という話。別に犯人が意図したわけではないのだが、ストーリーの中にいろいろな「レッドヘリング」がちりばめられていて、ちゃんと取捨選択しながら読まないと混乱しそうである。 ただ個人的には、前作も同じだったわけだが、記述がすべて一人称、あたし=ヒロインの眼からみた事象、意識、感想、が時系列に並ぶかたちになっていて、つまり地の文が一切ない。これがちょっと読みすすみづらいのが難点。(「クッキング・ママは名探偵」シリーズもそのあたりが読みづらく、結局3-4冊でやめてしまったが、それと同じパターンになりそうな気がしている。) | ||||
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