彼の個人的な運命
- 三聖人シリーズ (3)
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小説の中で起こる事件そのものは悲惨なのですが | ||||
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<三聖人>シリーズの第三弾。シリーズの初作「死者を起こせ」を読んだ際にも感じた事だが、ミステリ味は薄く、その代り、作者のユーモア味、諧謔味、文学的嗜好によって、"読ませる物語"を読者に提供する作風という事が分かった。本作もその例に漏れないが、ミステリ味は益々薄くなり、読み応えが全くない。 また、推理を担当する物語の中心人物は元内務省のルイであり、<三聖人>は単なる使い走りといった役どころ。<三聖人>シリーズに無理やり本作を当て嵌めたという印象が強い。更に、前半にある伏線が張られているのだが、日本人にはお門違いもいい所(オスレなんてゲームを知っている日本人が居るだろうか? 勿論、作者は日本語に訳される事を予期していないが、訳者が何とかすべきだったろう)。その癖、「ルイ+<三聖人>」が匿う発達障害の容疑者の青年(嘘はつけない)の「犯人は***」という言葉を無視し続けているのだから、整合性に欠ける事著しい。 フランス・ミステリ界と言えば、鬼才、異色作が多いが、作者(及びその作品)はその枠から外れている。どちらかと言うと、英国流ユーモア小説の趣きが強く、ミステリ色を廃してその方面を目指した方が良かったと思う。 | ||||
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読み終わってああ良かったと思える本でした。3聖人ものは全部よんでいますが次どうなるんだろうと一番引き込まれました。事件に関連した詩も内容が深く著者の教養がうかがえて楽しめました。 | ||||
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陰惨な殺人事件の容疑者にされた頭の弱い青年クレマンをボロ館にかくまいつつ、三聖人+αが真犯人さがしに大活躍! なのですが・・・ 読みはじめて20ページめあたりで、 「これは本当にミステリなのだろうか・・・?」 と自問させられます。 「愛」や「慈しみ」に満ち満ちた、なんともいえないやさしさあふれるお話だからです。 パリの街角で繰り広げられる珠玉の人情劇です。 何度胸が熱くなり、目の前が涙でぼやけて読み続けられなくなったことか! 娼婦あがりのマルトばあさんが薄幸な少年クレマンに教えたのは読み書きだけではありませんでした。 子どもの成長に必要なのは何か? ・・・こんなふうに惜しみなく愛情をそそがれて育てられれば、世の中に悪人はいなくなるんじゃないでしょうか。 マルトばあさんのハートは三聖人+αにも伝染します。 愛ってなんだろ? 信頼って? 友情って??? 事件捜査とは関係ないところで、いろいろなことを教えてくれた本でした。 「フランス人はつめたい」という長年の偏見もくつがえされました。 私の個人的な感想です。 | ||||
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