彼の個人的な運命



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初公開日(参考)2012年08月
分類

長編小説

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彼の個人的な運命 (創元推理文庫)

2012年08月25日 彼の個人的な運命 (創元推理文庫)

三人の若き歴史学者、マルク、マティアス、リュシアンとマルクの伯父で元刑事が住むボロ館に元内務省調査員が連れて来たのは、凄惨な女性連続殺人事件の最有力容疑者だった。彼の無実を信じる元売春婦に託されたこの青年はほんとうに無実なのか?彼は事件現場近くで目撃され、指紋もしっかり採取されている。三人と元内務省調査員が事件を探る。CWA賞受賞シリーズの傑作。 (「BOOK」データベースより)




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彼の個人的な運命の総合評価:7.25/10点レビュー 4件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

気楽に読めます

小説の中で起こる事件そのものは悲惨なのですが
事件の周りを取り巻く人間関係の描写はユーモアを交えながら進むので割と読みやすい内容になっています。
こういうミステリーもアリだな~と、思っていると
突然現実味を帯びてくるという・・・・読者を飽きさせない構成になっていて
作者のファンというか、登場人物のファンになってしまいました。





ももか
3UKDKR1P
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(2pt)

<三聖人>シリーズに無理やり本作を当て嵌めたという印象が強い凡作

<三聖人>シリーズの第三弾。シリーズの初作「死者を起こせ」を読んだ際にも感じた事だが、ミステリ味は薄く、その代り、作者のユーモア味、諧謔味、文学的嗜好によって、"読ませる物語"を読者に提供する作風という事が分かった。本作もその例に漏れないが、ミステリ味は益々薄くなり、読み応えが全くない。

また、推理を担当する物語の中心人物は元内務省のルイであり、<三聖人>は単なる使い走りといった役どころ。<三聖人>シリーズに無理やり本作を当て嵌めたという印象が強い。更に、前半にある伏線が張られているのだが、日本人にはお門違いもいい所(オスレなんてゲームを知っている日本人が居るだろうか? 勿論、作者は日本語に訳される事を予期していないが、訳者が何とかすべきだったろう)。その癖、「ルイ+<三聖人>」が匿う発達障害の容疑者の青年(嘘はつけない)の「犯人は***」という言葉を無視し続けているのだから、整合性に欠ける事著しい。

フランス・ミステリ界と言えば、鬼才、異色作が多いが、作者(及びその作品)はその枠から外れている。どちらかと言うと、英国流ユーモア小説の趣きが強く、ミステリ色を廃してその方面を目指した方が良かったと思う。
彼の個人的な運命 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:彼の個人的な運命 (創元推理文庫)より
4488236065
No.2:
(4pt)

読後感の良い本です。

読み終わってああ良かったと思える本でした。3聖人ものは全部よんでいますが次どうなるんだろうと一番引き込まれました。事件に関連した詩も内容が深く著者の教養がうかがえて楽しめました。
彼の個人的な運命 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:彼の個人的な運命 (創元推理文庫)より
4488236065
No.1:
(5pt)

愛情あふれる一冊です

陰惨な殺人事件の容疑者にされた頭の弱い青年クレマンをボロ館にかくまいつつ、三聖人+αが真犯人さがしに大活躍! なのですが・・・
読みはじめて20ページめあたりで、

「これは本当にミステリなのだろうか・・・?」

と自問させられます。
「愛」や「慈しみ」に満ち満ちた、なんともいえないやさしさあふれるお話だからです。
パリの街角で繰り広げられる珠玉の人情劇です。
何度胸が熱くなり、目の前が涙でぼやけて読み続けられなくなったことか!
娼婦あがりのマルトばあさんが薄幸な少年クレマンに教えたのは読み書きだけではありませんでした。
子どもの成長に必要なのは何か?
・・・こんなふうに惜しみなく愛情をそそがれて育てられれば、世の中に悪人はいなくなるんじゃないでしょうか。
マルトばあさんのハートは三聖人+αにも伝染します。

愛ってなんだろ?
信頼って?
友情って???

事件捜査とは関係ないところで、いろいろなことを教えてくれた本でした。
「フランス人はつめたい」という長年の偏見もくつがえされました。
私の個人的な感想です。
彼の個人的な運命 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:彼の個人的な運命 (創元推理文庫)より
4488236065



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