死者を起こせ
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ある日目覚めると、庭には昨日までなかった一本の木が植えられていた。引退したソプラノ歌手ソフィアはその木を見て怯える。隣家のボロ館に住む三人の若き学者たちに | ||||
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「死者を起こすな」の方が先に書かれているのですね。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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金の無いそれぞれ異なる時代の歴史学者三人と初老の伯父さんの共同生活が初期設定で、お隣さんの庭に何故か突然植えられた木の謎から始まるミステリで、そこから行方不明者が出て事件が大きくなり警察も介入してくるが、三分の一くらいで犯人の目星をつけて事件が解決しかけ、そこから話が加速する感じで引き込まれる。 ただやはり主人公格が多いのでキャラクター小説感は強い。 初っ端の突然庭に木が植えられていた謎の真相のアイデアが光っている。 | ||||
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登場人物が個性豊かで面白い。推理よりも彼らの会話を楽しんで読んだ。 | ||||
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私は本格風味を期待して作者の作品「青チョ-クの男」を読んだ際はガッカリしたが、作者がそもそも本格風味を狙っていない事を分かってから読んだ本作はマズマズ楽しめた。登場人物達(本作では特に主人公三人組のマルコ、マタイ、ルカ)のキャラクター設定を活かした言動、全編に漂うユーモアや風刺で読者を楽しませるという趣向である。 難点だけ書くと、まず冒頭から登場する<ブナの木>である。作者はこの<ブナの木>の高さや大きさに全く触れていない。三人組が力を合わせても掘り返すのに相当苦労した旨の事が書かれているが、この<ブナの木>を犯人が人目に付かない様に一人で掘り返したり、埋めたりする事が可能なのだろうか ? また、最後のツイストはなかった方が良かったと思う(このような人物関係なら被害者が警戒する相手は特定可能で、脅える必要はない)が、それは別として、被害者がダイイング・メッセージを残す際、あのような文字を残すとは不可解である。ユーモア・タッチのミステリとは言え、締める所は締めて欲しい。 「死者を起こせ」という邦題(ルカの発言そのまま)はフランス語の原題(「死体を立たせる」)のほぼ直訳だが、余り全体内容を反映していない様に映った。<ブナの木>を2回目に掘り返す辺りで、刑事コロンボ「パイルD-3の壁」を思い浮かべた方はかなりのミステリ通。私もてっきりそうだと考えた(なので最後のツイストは不要と思った)のだが、当らずと雖も遠からずか。トリックよりも登場人物の魅力や物語性を重視する方向けの佳作だと思った。 | ||||
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途中で挫折しようかと思いました。 実際、1回挫折しましたが、でもせっかく途中まで読んだので、なんとか最後までがんばって読みました。 なんだろう?展開が面白くないわけじゃないんだけど、無駄な文章が多くて読むのに疲れる感じがしました。 主人公たちが歴史学者というのが私には全然馴染めなくて入り込めなかったんだと思います。 でもフランスでは人気な作家さんなんですよね?フランス人だったら楽しめたのかな・・。 | ||||
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とにかく主人公を含む登場人物が魅力的! 先史時代を研究しているマティアス 中世を研究しているマルク(主人公) 第一次大戦専門のリュシアン この人生どん底の三十代の男三人が同じぼろ館(アパート?)に住むのですが それぞれ自分の歴史研究に誇りを持っていて 何階に住まうかも歴史の階層順にこだわり (一階が先史→二階が中世→三階が第一大戦) どんなに不便でもその階層をひっくり返すことはできない! 第一次大戦のリュシアンが酔っぱらいになりやすく 自室に運ぶのに一階が便利でもダメなのです。 隣家を「西部戦線」と呼びマルクの仕事先は「東部戦線」 黙ってほしいときには「銃口に花をしろ」と命令し パーティーの辞退を「兵士よ撤退だ!」と叫ぶ。 各々の世界観からでるセリフがとにかくおもしろい! もちろん事件自体も奇妙ながらも話を追うごとに だんだんと現実味を帯びて推理していくことができるし。 このシリーズは3冊くらい出てるのかな? 2冊目も読んだのですが、2冊目は正直あんまりでした。 私の好きな第一次大戦のリュシアンの活躍が少なかったからかも しれないけれど・・・。 | ||||
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