被害者を探せ!



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初公開日(参考)1955年06月
分類

長編小説

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被害者を探せ (Hayakawa pocket mystery books)

1983年09月01日 被害者を探せ (Hayakawa pocket mystery books)

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被害者を探せ!の総合評価:9.20/10点レビュー 5件。Bランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(5pt)

時代を越えても褪せない面白さ。

この作品は作者のデビュー作だから半世紀以上も前のもの。今の時代からして違和感を感じる設定ではあるが、作品の中で描かれているそれぞれの登場人物達がぶつかり合う出来事はいつの時代でもある事だな、と普遍性を感じるし、そのストーリー展開の面白さに時代背景を忘れ、惹き込まれていく。
安楽椅子探偵ものと言ってしまえば身も蓋もないが、現代的なこじつけのミステリー小説とは違い、きちんと被害者を当てる鍵は与えられている正統派の推理小説であり、スッキリとしたそのプロットには脱帽せざるを得ない。犯人当ての推理小説より、被害者を当てるというこの発想がこの時代に新鮮だっただろうが、現代でも決して色褪せない面白さだと恐れ入る。
こういう本が絶版となり、やがては埋もれていくと思うと何だか悲しくなってくる。出版社が限定販売という形でもいいから、また世の中にこの作品を知らしめたらと願わずにはいられない。
被害者を捜せ! (創元推理文庫 (164‐2))Amazon書評・レビュー:被害者を捜せ! (創元推理文庫 (164‐2))より
4488164021
No.4:
(5pt)

カバーイラストが残念

内容はもう素晴らしいの一言!
パット・マガーの人物描写はクリスティに勝る読書の醍醐味を堪能させてくれます。
惜しむらくは昔のルネ・マグリット風のイラストがいつの間にか新調されてること。
あの表紙のイラスト(ちぎれた新聞記事と暗いイラスト)を見ながら読むと面白さ倍増だったのに。
もし買われるならぜひそちらを探してのご購入をお勧めします。
これと「七人のおば」がベスト!
パット・マガーの短編もいくつかオムニバスに入ってますが、そちらは独特のテイストに欠ける普通の作品でした。
被害者を捜せ! (創元推理文庫 (164‐2))Amazon書評・レビュー:被害者を捜せ! (創元推理文庫 (164‐2))より
4488164021
No.3:
(4pt)

アイディアが斬新。

登場人物の描写や人間関係の書き方がうまく、軽妙なテンポで話が進んでいき、被害者探しを忘れて、主人公のピートの語る家善協内の人間ドラマに引き込まれてしまいました。ただ逆に、人間ドラマをうまく書きすぎているがゆえに、ラスト近く、被害者当ての議論での、とある海兵隊員の言ではないですが、被害者はこのひと以外いないだろう、というのがわかってしまいます(動機は別にして)。ラストももうちょっとひねって終わってもいいんじゃないかなーとも思います。そういうあたりは、「7人のおば」のほうがうまくかけてる気がする。
でもこれで処女作なんですね、、、被害者探し、というアイディアは目から鱗が落ちる思い。
ミステリーファンなら一度は読んでも損はないと思います。
被害者を捜せ! (創元推理文庫 (164‐2))Amazon書評・レビュー:被害者を捜せ! (創元推理文庫 (164‐2))より
4488164021
No.2:
(4pt)

一連のユニークな作品群の代表作

「探偵を捜せ」、「四人の女」等ユニークな作品群を発表するP.マガーの代表作。犯人を捜すというミステリの定石を破って、探偵、目撃者等を捜すという発想転換を見せた女史のアイデアが光る。本作では、題名通り"被害者を捜す"。

舞台は戦時中の船上。暇を持て余す船員達が新聞で殺人事件の記事を見つけるが、肝心の被害者の部分が切れて無くなっていた。事件の関係者をたまたま知る船員の話で、船上推理を始めるが...。

普通のミステリと異なり、ある種の伝聞から特定の被害者を絞らせないといけないので、作者も細心の注意を払って記述している。ある意味では、安楽椅子探偵の変形とも言えるかもしれない。作者の人物描写が優れているので、注意深く読めば被害者を絞れるようになっている。勿論、物的証拠はないが。

「被害者を捜す」というユニークな設定で、本格ミステリの醍醐味を味わえる貴重な傑作。
被害者を捜せ! (創元推理文庫 (164‐2))Amazon書評・レビュー:被害者を捜せ! (創元推理文庫 (164‐2))より
4488164021
No.1:
(5pt)

その手があるか!新スタイルの推理小説

パット・マガーの第一作です。通常「犯人探し」する推理小説を逆転、被害者・探偵・目撃者さがしをする、新しいスタイルでたいへん話題になりました。ネブラスカ大学、コロンビア大学ジャーナリズム専攻を経て、アメリカ道路施設協会の広報室長、建築雑誌副編集長などを勤める傍らミュージカルやコメディなどを書いていた経験をいかした、細やかな構成で、どんどん引き込まれます。その後、このWhoduninスタイルで、数作品を発表しますが、設定を探すのがとっても大変だったようで、この作品の完成度には及びません。推理小説ファンには、一読の価値ありです。
被害者を捜せ! (創元推理文庫 (164‐2))Amazon書評・レビュー:被害者を捜せ! (創元推理文庫 (164‐2))より
4488164021



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