ジョン・ブラウンの死体
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ある推理小説の剽窃騒ぎとホームレスの暴行事件が起こり・・・というお話。 このロラックという作家はこれまで3~4冊ほど読みましたが、本音で言うと人が言うほど面白いとは思えませんでしたが、本書に関してはなかなか楽しめました。 小説の盗作騒ぎと謎の殺人が平行して捜査され、やがて意外な結末が・・・という展開は常套的なものですが、本書に関しては舞台になるイギリスの片田舎の描写の生彩があり、フィルポッツの古典「赤毛のレドメイン家」を彷彿とさせる所があり、楽しく読めました。 私が個人的にこのロラックという作家をあまり好きになれない原因が解説にも少し触れられている様に主人公のマクドナルド警部以下登場人物に個性がなく、殆ど同じに思えるからだという事を今回読んで発見しました。この辺がこの作家の日本での紹介が遅れた原因なのではないか、というのが私の推測ですがどうでしょうか(まぁ今回は上記の通り今までの作品より面白かったですが)。 イギリス本格推理小説界の重鎮が書いた佳作。機会があったらどうぞ。 | ||||
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寒い冬の夜、ねぐらにした岩の影から浮浪者が見たのは、大きな袋を重そうに抱えて歩いていく男の姿。その後、浮浪者は寝ていたところから遠く離れた場所で瀕死の状態で見つかる。興味を持ったマクドナルド主任警部は休みをとって調べてみることにする。一方、ある出版社では、有名な小説家の新作に盗作ではないかとの疑いが向けられる。この浮浪者の奇妙な体験と作家の盗作の疑いの二つの件、どこかでつながりがでてくるということは、それほどミステリを読んでない人にでも容易に察しがつくでしょう。プロット、トリックにも関わってくるこの部分、まさに作者の腕の見せどころなのですが、よく言えばキレイにスッキリと、悪く言えばとても無難にまとまっています。この作品の特徴として、というより諸説によると本書に限ったことではなくこの作家の特徴なのだそうですが(未訳ばっかりで確かめようがありません)、情景、風景描写がとても素晴らしく、事件の舞台となるイングランド南西部の風景などがよく描けています。特に、マクドナルド警部が帰ってこない友人の姿を求めて霧の深い夜の中を探しまわる場面は秀逸。臨場感タップリで思い出しただけでゾクゾクとしてきます。ロラックという作家、クリスティと人気・実力を二分した女流ミステリ作家なのだそうです。なにしろ翻訳されている作品がほとんどないので本書ではじめて知ったのですが、とっても気に入りました。未訳作品の翻訳出版を望みます。 | ||||
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ロラック得意の誰だか分からない死体ものですこの話は出てくる人すべてが名乗っている人物と実際の人物が合致しているのか疑問に思える不思議な小説です幻の作家といわれているロラックの初期の作品も読ませていただきたいものです | ||||
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