ランプリイ家の殺人
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ある貴族の集まりで殺人が起こり・・・というお話。 黄金時代を支えた作家なれど、イマイチ評価が低かったナイオ・マーシュの代表作とのことで大いに期待して読んだ所、推理小説としてはまずまずという感じでしたが、この時代の貴族の余裕溢れる雰囲気が面白い風俗喜劇として楽しめました。 この作品を海外ミステリ100選に選んだキーティングも文章が巧く、特に登場人物たちの言動や行動に焦点を当てた書き方で100選に選んだとの事で、本書をよむに当たっては、ミステリとしての面白さもさることながら、貴族の登場人物たちの振舞いや所作を読み処として読んだ方が楽しめるのではないかと思いました。 ただ、タイトルが保守的に思えて頂けませんでした。世界探偵小説全集という全集に入っている作品に「~殺人」とは少し芸がない気がしました。「八つ目鰻の食べ過ぎ」という風にも訳せるとのことで、そういう風なタイトルにして頂きたかったです。 黄金期の本格ミステリの佳作。機会があったらどうぞ。 | ||||
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英国貴族のランプリイ家でおこった殺人事件。状況からみて、そのとき家にいた者の犯行と思われる。スコットランド・ヤードから敏腕と評判のアレン主席警部が派遣されて調査にあたるが、疑われていると知ったランプリイ一家のとった行動とは・・・。事件の発生、それに続く関係者一同への訊問と、極めてオーソドックスなミステリです。訊問の場面が長々と続き、途中で飽きそうなものなのですが、そんなことはなく、訊問されるランプリイの一族というのがどれもこれも変わり者ばかりで、とてもおもしろく読めます。変わり者というよりは、楽天的、家族が疑われていると知るとお互いにかばいあい身を守りあう団結力を見せるものの、どこか抜けている。一家が破産の危機にあろうと殺人事件がおきようと、のんびりゆったりなランプリイ一家。優雅な貴族の生活にきっと憧れる、かな?ナイオ・マーシュという作家、はじめて読んだんだけど、人物を描くの、うまいなあ。 | ||||
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