殺人者の街角
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イギリス各地で、数年の内に発生した幾つもの失踪事件や殺人事件。一見互いに関係は無さそうに見えるものの、もしや繋がりがあるのではないかと 漠然と考え出したロンドン警視庁の警視は、捜査を開始する。なかなか捜査は進展しないのだが、ひょんなことからきっかけを掴み、事件は急展開する。 話の序盤は、不気味さ漂うサスペンスフルな雰囲気にワクワクさせられます。若い男女を中心に話が進むのですが、ヒッチコック的な巻き込まれ型サスペンスの 面白ささえ期待されました。と、思いきや…話が進むにつれサスペンスフルな雰囲気は薄れて行き、容疑者の知り合いであるやや年配の女性の心理の方に焦点が 当てられ始め…若い男女が巻き込まれて悪戦苦闘するという側面は弱まってしまいます。 また、結局最後まで、犯人が犯したと考えられる犯罪の多くは詳細すら語られることなく終わってしまい、話の序盤で魅力的な謎を提示しているだけに、 かえって肩透かしを食った様な気持ちになります。否、そればかりか、この話でメインとなる犯罪でさえも、特にこれと言って謎の解明がなされるわけでは ないのですから、本格ミステリーとは言えないどころか、そもそも如何なるミステリーとも言えないでしょう。しかも、サスペンスフルな雰囲気も 話が進むにつれ弱くなってしまうわけですから、サスペンス小説と言えるのかさえも、やや微妙な感じなのです。 ですから、本作を表現するとすれば“犯罪小説”としか言いようがないのですが、途中から焦点を当てられ始めるやや年配の女性の心理にしても、 特別重きが置かれているとも思えず…結局、総括としては、全てが中途半端な小説だなというところです。 しかし、それでも星3つにした理由は、決して退屈というわけではなく、サクサク読めて読者を飽きさせない作品だった為です。軽い読み物としては評価できるでしょう。 | ||||
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