ヴィンテージ・マーダー
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マーシュはニュージーランド出身で、旅回りの劇団の一員となりその後は劇作家からミステリ作家に転身し、クリスティーやセイヤーズなどとともに英国ミステリの黄金期を支え、大英帝国勲章までもらった女性でした。 本書はマーシュが創造した探偵役でロンドン警視庁警部アレンが登場するシリーズの第5作目"Vintage Murder"(1937年)。ニュージーランドを巡回する旅回りの劇団で起きた殺人事件という設定で、作者としては得意なフィールドで会心の作ができたのではないでしょうか。ニュージーランドの雄大な風景の描写、アレンが協力する地元の警察官、マオリ人の医師、地元の偶像神ティキが効果的に使われています。 旅先の劇場、しかもステージが殺害現場であり、劇団員がほぼ全員が見ている前で犯罪が起こります。アレン警部もたまたまその場にい合わせて、パーティーの余興として滑車とロープを使ってワインのボトルがゆっくりと降りてくるようにしていたはずのカラクリに犯人が手を加え、犠牲者の頭上に落ちてくるようにしていたことを発見します。ところがアレン警部が二度目にそのカラクリを見た時には何者かが細工される前の状態に戻そうとした痕跡がある…。 登場人物は多いのですが、動機から探ると容疑者は5,6人くらいになります。重要なのはカラクリに細工を施すタイミング、誰がそれをできたのかという問題です。劇場の見取り図と容疑者のアリバイ一覧までつけられていますが、重要な証言をする人物は物語の最後の段階になるまで出てこないので、緊張感が最後まで持続しました。 | ||||
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