本格ミステリ大賞作家最後の傑作集。長編2本+未発表含む短編12本を収録。

輝く青い瞳、魅惑的なプロポーションにサテンのドレスをまとった女は何に怯えているのか?アメリカ西海岸で探偵をする〈わたし〉の許に、雨の金曜日の夜、仕事の依頼に現れた女はサラと名乗った。

創業者一族令嬢と婚約間近、会社期待のホープ・充彦の密かな趣味はアダルトビデオ。

農場に住む4歳の少女が森で惨殺遺体となって発見された、30年前に起きた少女殺人と全く同じように。

タロット占いの名手・二階堂日美子は、深見羽留子の訪問をうけた。娘りゅう子が失踪したという。

仲秋八月一日は、吉原でも「八朔」と称して大紋日であった。またその日は、白無垢を着た花魁道中が行われるのが仕来りだ。

「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。―自殺、するんだ」「誰が、自殺なんて」「それが―きちんと覚えてないんだ。

若い頃、肩に赤鬼の刺青を彫る無頼をしながら、六十二歳で南町奉行まで昇り詰めた名奉行・根岸肥前守鎮衛。

平和な大学町が、惨劇の舞台に変わろうとしていた。サイクリング中の女子学生が、突然1台の車に襲われる。

江戸・三十間堀の小さな町道場が、怪しい証文を盾にした男たちから狙われている。

第9回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞準優秀作。

宇江佐真理が自身の郷土を舞台とした時代小説短篇集 たば風:まなと幸四郎は許嫁同士だったが、突然に襲った中風のような症状で幸四郎は半身が不自由になる。

二年に一度開かれていた“同窓会”の当日、メンバーの一人が殺され、被害者のはめていた腕時計が消失!いったいなぜか…。

警視庁公安部に「ウラ」と呼ばれる男たちがいる。ロシア情報機関員にハメられ、搦めとられた自衛隊のエリート。

すべての人を元気にする、感動の競馬小説 一頭の馬が人の心を揺り動かし、夢舞台へと駆り立てる―― 家族経営の零細牧場「あかり野牧場」で生まれた一頭の馬は、「北の大地に灯りがともれば」との願いを込めて、キタノアカリと名付けられた。

どことも知れぬ山奥に「水光舎」は建っている。特別能力期待生と呼ばれる中高生が、各々1年の1季節だけ過ごす寄宿舎だ。

関所破りは磔が定め。武州栗橋の関所で偽造の往来手形が発覚、諸国放浪の絵師土田半左衛門が捕らわれた。

レニーヌ公爵と名のって、若く美しい婦人オルタンスの前に登場した怪盗ルパンは、彼女を8つの冒険へと誘う。

かつて、マレーシアの密林からかき消えたシルク王、ジェフリー・トーマス。

「僕が死んだ時、居合わせた人間達を僕が生まれたあの島に向かわせてください」そう遺言を残し中学生が自殺した。

グリニッチ・ヴィレッジに住む貧しい画家ジョンシー。彼女は肺病にかかり、窓辺から見える残り少い蔦の葉を数えていた。

我らが英雄・空々空を含む乗組員が、全滅か――。 部下・杵槻鋼矢は異変に気付く。

累計1500万部越えのガリレオ・シリーズから、ジュニア向けに新たに編みなおした、大人気・科学トリックミステリーが誕生。

パパが死んだ。ママは行方不明。

孤独感は残り続ける。たとえ罰を免れようとも。

帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。

大家族の長女に生まれた柿生浩美=ヒロちゃんは、直情で有能な働きモノ。

人気球団オリオールズの投手・沢村。

2007年夏公開の映画化原作。

武士道と云うは死ぬ事と見つけたり 武士道の神髄を描く、圧巻の歴史巨編! 藩内の諍いに巻き込まれた佐賀藩士の田代陣基は、武士の意地を見せるために切腹を決意した。

裁きの果ての犯罪悲喜劇。ノンフィクション・ノベルから怪奇幻想ロマンへの軌跡をたどる!『ぷろふいる』時代の作品を初集成。

伊豆大島をグループ旅行した女子大生の前原真樹は、記念撮影の写真の中に亡霊のような学生服姿の男が写っているのを発見した。

ぼくはいま、息子の頭に銃を突きつけて殺そうとしている。なのに息子は微笑んでさえいる。

大好物のミステリーを食べて、こんなに大きくなりました 一日一冊以上のペースで爆読する若手屈指の本読み作家が語り尽くした大好きな本の話。

札幌の新設大学で発生した爆破事件。 博士号を持つ警察官・沢村依理子が捜査に加わる。

〔競馬シリーズ〕片手の敏腕調査員シッド・ハレーの許にまいこんだ昔なじみの厩舎からの依頼――所属の有力馬が、次々と原因不明のままレース生命を断たれるというのだ。

上陸地点はカレーかノルマンディか。

1873年、オスマン・トルコの辺境、ヒッサルリクの丘。

北新宿の路上でホストが暴行された。

結城中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。「死ぬな、殺すな、とらわれるな」。

人類がテクノロジーの力によって「半神」に進化した近未来、 天使たちは神を狙う悪魔との決戦に備えていた。

宇佐見護博士は、サンフランシスコ近郊の研究所に勤める博物学者。紅茶を飲みながら思索を巡らし、ときに幻想の旅に出る。

月明かりの晩、よるべなさだけを持ち寄って肌をあわせる男と女。傷はいつしかふさがり、ふたたび生まれかわるだろう―。

「三つ目の扉をくぐり抜けゴールしたプレイヤーには、外への脱出と、その他副賞として豪華特典が与えられます。

劇画原作者・大日方徹は、人気劇画家の城友也と沖縄の神島を訪れた。

英国貴族にしてFBI特別捜査官のニコラスは、ニューヨークに赴任した。

十二世紀末。鎌倉に追われる九郎坊と大和坊は、奥州の山中で妖麗な女が独居する藁屋に一夜の宿を請う。

近未来、東西に分裂した日本。東日本の小学校教諭・博文は、独裁政権が支配する西日本への潜入に成功する。

天下統一を目前にした織田信長にとって、最大にして最後の敵は一向宗の総本山石山本願寺であった。

恋人と別れて心機一転、リングに戻る決意をした元カリスマ格闘家のサイモン、通称“サブライム”は、ある日、ダコタという女性から実父が会いたがっていると告げられる。

台湾人からもちかけられた漢方薬の売買によって、歌舞伎町の抗争に巻き込まれたテツとガク。

画家、松本竣介。 30代で早世し寡作ではあったが、遺した作品は特別な存在感を放つ。

大学生の飛渡優哉に故郷の謂名村は禁断の土地だった。

ぼくは十三歳。小さな町の中学校に通っている。

コロナ禍がもたらした、幾つもの「こんなはずじゃなかった」。

アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞受賞作 読み進めればすぐに気づく。この語り手が普通ではないことにーー。

警視庁の地下に存在するという謎の割烹料理店。

心理学を専攻する大学院生の夷戸と彼の先輩の根津、ふたりの行きつけの喫茶店のマスターの美菜は三人で壱岐に旅行にやってきた。

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。

ある女流画家の個展会場で、『汝、レクイエムを聴け』という作品を見た一人の女が、失踪した自分の夫の行方をこの画家が知っているはずだと主張する。

交通事故で男としての機能を失った女子短大の助教授。妻は、そんな「わたし」を裏切り、密通の末に愛人と死んでしまった。

三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。

辞令がなければ、函館に戻るつもりなどなかった。刑事田原稔は、正式な函館西署着任の前日、殺人事件発生の報を受ける。

「おれは、先輩の味方になりたい」今日はマサルにとって小学校最後の運動会。

学校関係者が連続死。新任講師・住吉ミツヲは混沌とする記憶を抱えたまま事件に巻き込まれていく。

五人全員が死んだとき――本当の「事件」が始まる。

東京湾で発見された若い女性と老人の遺体。地を這うような捜査が、遠い昔に見上げた星空の美しくも哀しい記憶を呼び起こす―。

霊の見える新人ホラー作家の熊野惣介は、怪奇小説雑誌『奇奇奇譚』の編集者・善知鳥とともに、新作のネタを探していた。

織田信長に仕え、千利休に師事した古田織部。武人であり茶人としても名を遺した彼にはたったひとりの妻がいた。

関係者が残した資料の山から浮かび上がる、殺人事件の真相とは!? ABCシグネチャーがテレビドラマ化権獲得。

凍えるような冬の川辺に美少女の死体が上がった。戦下の小さな町を舞台に絡まりあう人間模様。

嵐の夜、偶然出会った五人の男女が辿り着いた海辺の洋館。女性ばかりが三人住むその館で起こる目的不明の連続殺人。

歌舞伎界や芸能界の日常が、粋に端正に描かれるシリーズ第3巻は、昭和50年代に創作された作品群を収録。

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。

太郎と散多は古道具店を営む兄弟。

25歳のOL、真紀の暮らすワンルームマンションに通ってくる、おなかの横に渦巻き模様のある猫――いつしか真紀は、猫を部屋に招き入れ、「うずまきちゃん」と名付けて部屋で遊ぶようになった。

悪夢のような「リアル人狼ゲーム」から2か月。

サロンの絵が奏でる、美しくもおそろしい死のメロディー。本格推理。

長き戦いの末、因縁の闇将軍を討ち果たしち左近。

「狼王ロボ」の異名を持つ巨大狼を追跡中の老人が、喉を裂かれて殺された。

『悪人』『怒り』の吉田修一が贈る感動の恋愛小説が、新たな装いで登場。

殺人予知夢の精度が増した志乃。明かされた公香の衝撃の過去。

売れっ子ライター・虻原がマンションから転落死した。その建物にはかつて虻原が所属していた劇団の主宰者が住んでいた。

代打専門の田村がレギュラーになれたのは日下令子のおかげだった。

城館で名探偵が競演/落語を巡る怪事件/歌謡曲の見立て/胡乱な句作/残虐シーンに微笑む美女/ピアノ練習の怪/エロチックすぎる怪物/路地の死者の伝言。

カスミは、タケルとホウを父・藤堂の知人が運営する薬物依存症患者の更生施設に連れてきた。

東京の大学病院で働いていた比嘉篤は、父親の診療所を継ぐために8年ぶりに沖縄に帰った。

「じつに簡単な仕事でな、坊主」養父にして朋友会の雇われ探偵グレアムがニールに伝えた任務、それは健全さが売りの人気TV番組ホストのレイプ疑惑事件で、被害女性ポリーを裁判できちんと証言できるよう磨き上げることだった。

「お弁当ぐるぐる」(『赤い糸の呻き』所収)から生まれた、音無警部(←ぬいぐるみ好き)&則竹女史(←音無にぞっこん)コンビが活躍する、ユーモア本格推理。

プロデューサー夫妻と友人の映画監督が惨殺死体に！と報道されて驚いた当人、だが、一時的記憶喪失で事件当日の記憶が一切ない

その森に踏みこんだ者は、二度と帰れない―― 一家が惨殺された樹海のなかの山荘。 禍々しき森の、いまだ解明されぬ事件。

神楽坂愛里を、幼馴染の碓氷圭太が突然訪ねてきた。

ゴミ捨て場に遺棄された覆面レスラーの死体は、後頭部の髪が無惨に切り取られていた。