冷えきった週末
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以前買ったものが、引っ越しのどさくさでなくなってしまったので再購入。 フェローズ署長シリーズによく見られるように、解決の見通しが立つと思わぬ半鐘でそれが潰えるという繰り返しとなります。今作は警察の組織力を最大限に使ったローラー作戦が実施されます。かなり早い段階から、証拠は提示されています。そしてクイーン張りの解決されるべき疑問点のリストが終盤に登場して読者への挑戦状となっています。これは燃える。 例によって準常連キャラクターの位置を占めた隣町の偏屈じじいのラムゼイ署長とそのへっぽこ部下、これが面白くてたまらないのですが、そこに気を取られると...大事な証拠を見落としますよ? 理詰めで追っていく本シリーズには珍しく、銃撃アクションシーンもあり、ドラマ化してもおもしろいと思うんだけどなあ。 | ||||
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フェローズ署長シリーズ。 本書のベストセリフ 「ベッドでは解決できない問題がある」 推理小説は問題を解決するカタルシスを楽しむものなのに、 余分なベッドシーンを書く作家は知的レベルの低いアフォですな。 人間に生まれた最高の楽しみは知的好奇心を満たすことなのに、 異性とベッドインすることだけを考えて生きている奴は人生を損してますな。 警察小説だが、期待以上に本格推理である。 解説ではエラリー・クイーン の「オランダ靴の謎」と「ギリシャ棺の謎」に比較してます。 私は本書のトリックの感動は、 マイクル・コナリー の「ラスト・コヨーテ」 にもっとも近いと思いましたが…。 純粋にトリックに感動するのなら、 エラリー・クイーン (後期は除く)やジョン・ディクスン・カー を読めばいいわけで、 ヒラリー・ウォー の売りはトリックではなくて、 人間としての素晴しい生きる姿勢が描かれていることだと思う。 ようはプロの矜持ですな。 警官の仕事は犯人を逮捕すること。 被害者に同情せず、加害者を憎まず、 捜査マシーンに徹して物的証拠を集める警官達のなんとかっこいいことよ! ヒラリー・ウォー の作品はけっこうネタ被りが多そうだが、 理想の人間とくだらない犯人を描くのだから、 そうなるのも仕方がない。 人間は反復学習しないと身につかないものだ。 ヒラリー・ウォー を何度も読んで、 素晴しい理想を心に刻め! ヒラリー・ウォー の芸術観は栗本薫 に似ていると思う。 本書の被害者が愛したものと、 加害者の本質は同じだと気付きましたか? 犯罪者体質の人間は、やはり、 アレとアレを職業にしたがるもんですなw | ||||
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フェローズ署長シリーズ。 本書のベストセリフ 「ベッドでは解決できない問題がある」 推理小説は問題を解決するカタルシスを楽しむものなのに、 余分なベッドシーンを書く作家は知的レベルの低いアフォですな。 人間に生まれた最高の楽しみは知的好奇心を満たすことなのに、 異性とベッドインすることだけを考えて生きている奴は人生を損してますな。 警察小説だが、期待以上に本格推理である。 解説ではエラリー・クイーン の「オランダ靴の謎」と「ギリシャ棺の謎」に比較してます。 私は本書のトリックの感動は、 マイクル・コナリー の「ラスト・コヨーテ」 にもっとも近いと思いましたが…。 純粋にトリックに感動するのなら、 エラリー・クイーン (後期は除く)やジョン・ディクスン・カー を読めばいいわけで、 ヒラリー・ウォー の売りはトリックではなくて、 人間としての素晴しい生きる姿勢が描かれていることだと思う。 ようはプロの矜持ですな。 警官の仕事は犯人を逮捕すること。 被害者に同情せず、加害者を憎まず、 捜査マシーンに徹して物的証拠を集める警官達のなんとかっこいいことよ! ヒラリー・ウォー の作品はけっこうネタ被りが多そうだが、 理想の人間とくだらない犯人を描くのだから、 そうなるのも仕方がない。 人間は反復学習しないと身につかないものだ。 ヒラリー・ウォー を何度も読んで、 素晴しい理想を心に刻め! ヒラリー・ウォー の芸術観は栗本薫 に似ていると思う。 本書の被害者が愛したものと、 加害者の本質は同じだと気付きましたか? 犯罪者体質の人間は、やはり、 アレとアレを職業にしたがるもんですなw | ||||
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こんなに「ヒラリー・ウォー」している名作なのに、誰もレビューを書いていないことが大変勿体ないと思い、恐れ多いですがレビュー第一投稿者としてこの 『冷え切った週末』 に関していくばくか述べさせていただきたく思います。 まず、よくウォーの作品では 「話が2/3まで読み進んでも解決しそうもない展開」 と言われておりますが、そんなもんじゃないです。この作品は、 残りページが1/5になってもまだ捜査がジリジリと行き詰っております。 そんな中、事件にちょっかいをかけ、あまつさえ最後には貴方に富をやるから名誉(手柄)をくれと言うずけずけしい私立探偵の2人組みがやってきます。そいつらのうっとうしくてしょうがないことったらないのですが、伊達に探偵と名乗っているわけでも無いような彼らは、うっとうしいだけで終わらずに次々と関係者の話を聞き取り、常に警察より一歩リードの情報を入手していくのです――。 方や警察側は、情報収集にあたっては現場の保存は壊滅的状態だわ、聞き込みはうまくいかないわ、あまつさえ途中からは地元新聞で最新情報を知る事になるという始末、旗色の悪いフェローズ、あわやフェローズ署長初黒星か――!? …結果は、皆さんどうぞお手に取ってお確かめください。 個人的には、今回は登場人物が多いので背景を出すだけでも長くなるのですが、それでもさっくりと読ませてしまうあたりはさすがヒラリー・ウォーといえると思います。 あとこのシリーズでは珍しいと思うのですが、(私が読んだ作品の中では始めてです)最後にドキドキするアクションまで盛り込まれていてなんだかとっても豪華です。 だからと言って、ウォーの最大限の魅力である素朴さが損なわれていたりなどしませんのでご心配なく。 ただ、登場人物が多いので初めてヒラリー・ウォーを読もうかと思うんだ、と言う人には、こちらより 『事件当夜は雨』 などをオススメしたいですがね。 | ||||
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