霧氷



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    7.00pt (10max) / 1件

    Amazon平均点

    4.00pt ( 5max) / 2件

    楽天平均点

    0.00pt ( 5max) / 0件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1976年01月
    分類

    長編小説

    閲覧回数1,939回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数1

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    霧氷 (光文社文庫)

    2007年06月30日 霧氷 (光文社文庫)

    八尋由花は、恵まれた境遇にありながら、育児疲れとストレスから、わが子を窒息死させてしまう。その後、雲仙の雪中を彷徨っているところを、女流陶芸家の乾陶子に救われる。妊娠中の陶子は行方不明の恋人を捜していた。やがて、由花の子殺し事件の公判が進行するなかで、意外な事実が明らかになる。二人の女性の生き方を通して、「子は誰のものか」を問う力作。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    霧氷の総合評価:8.00/10点レビュー 2件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.2:
    (4pt)

    3人の女性の想いが、それぞれ深く描かれている

    1970年代の作品。育児ノイローゼでで子供を殺してしまった母親の弁護士が、謎を解いていくストーリー。
    テンポよくどんどん殺人の背景が、解き明かされていきます。
    男性側の浮気、未婚の出産、専業主婦の弱い立場など、昭和の香りが満載。
    とても現実的な展開で、現実的だからこそ、誰もが救われていない。重かった。
    霧氷 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:霧氷 (文春文庫)より
    4167184044
    No.1:
    (4pt)

    星のかたみ

    1976年に刊行された夏樹静子の長編ミステリで、雑誌連載時のタイトルは『星の形見』。一冊の作品として上梓する際に改題されたようだ。確かに『霧氷』のほうが格好いい気はするが、作品のテーマにより近いのは前者のタイトルかもしれない。

    「ぼくはときどき、人類は、この地球は、どうなっていくのだろうなどと、考えることがある。それから、文明も破壊も、生命も殺戮も、結局は人間の営みのいっさいが、いつか滅びるかもしれないこの地球という星のかたみなのではないかと、ふと思ったりするのです……」という弁護士・深町のよいセリフもある。

    深町といえば、彼の内面の描写で、「由花にも、八尋に対しても、もはやこれ以上の追及は不可能であろう。ここまでが深町の限界であった。人間は人間の限界の中で信ずるしかないといったことばを、何かで読んだのを、彼はふと思い出したりした」という記述も印象に残った。他人が本当のことを言っているかどうかは、結局最後には信じるか否かの問題になってくるのだろう。そして、それは人間にとって限界でもあり、また希望でもあるのだろう。

    本書は50年近くも前に書かれているが、当時すでに子殺しが大きな社会問題になっていることにも驚かされた。だからというべきか、今読んでも古臭さを感じさせない内容である。法廷や精神鑑定の場面で若干まどろっこしい記述もあるが、総じて面白く読むことができた。
    霧氷 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:霧氷 (文春文庫)より
    4167184044



    その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク