てのひらのメモ
- リーガル・サスペンス (52)
- 裁判員制度 (10)
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夏樹静子はこれが初めてです。帯の「あなたはどう裁くか」とういう惹句に文字通り引き寄せられました。 大学教授の妻が裁判員に選ばれて、事件を裁いていくという話です。事件を裁くというスリルはもちろん味わえるのですが、一方で、裁判員裁判がどのように行われるかが、よくわかります。日当が出ること、裁判員同志が話し合うことなど、堅苦しいい説明を聞くよりも制度を把握するのによい一冊と思います。導入されるに当たっては、ずいぶんと喧しい議論や報道が行われました。今も粛々と裁判員裁判が行われていることを考えると、社会勉強になる一冊です。 | ||||
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実本の到着も早く、本自体の状態もとても良かったです。助かりました。ありがとうございました。 | ||||
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懐かしくなって手にした作品。小学生の頃、ちょっとおませだったか、赤川次郎や森村誠一と並び夏樹静子さんの作品もよく手にしていた。裁判員裁判。丁寧に事件を描きつつも、裁判員一人一人の心の変化を「普通」に寄り添いながら描いていく作者の技量には脱帽。安定感のミステリー。ただ、意外性にはやや欠けるか。良し悪しだけれど、驚きがもっと欲しかった。 | ||||
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夏樹 静子さんの作品は結構読んでいますが、この小説は今までの作品とは全く趣が違っていました。 小説と言うよりは裁判員制度のマニュアル本の様な内容です。 かなりわかりやすく描かれていて難しさはなかったです。 もし自分だったら有罪・無罪どちらを選ぶだろうかと考えさせられる本でした。 ただ小説として読んだ場合の面白さにはやや欠けている感じがしました。 | ||||
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裁判員制度がスターとして2例目の裁判が行われたが、まさにその裁判員制度の応答問題集のような内容の小説。 ご主人を交通事故の自損事故で亡くし、5才くらいの子供を一人で育てている広告製作会社のキャリアウーマンが、喘息気味の子供を家で寝かせたまま、仕事に戻った。いろんな事情があって家に帰るのが遅れたら、子供が喘息の発作を起こして死んでいた…という事件。 これが、保護責任者遺棄致死に当たるとして訴えられた裁判を、裁判員に選ばれた主婦の視点で書かれている。 これだけ書けば、母親に意識的に子供を放置して殺したとは思えないので、私も無罪だと思ったが、裁判の課程で色々な新事実が明らかになり、裁判官 3名と裁判員6名との多数決で決まる有罪か無罪か、有罪なら刑期は何年か、執行猶予はつくのか…と言う問題が切実に押し迫ってくる。 しかも裁判の途中で、今まで誰も知らなかった驚愕の事実が検察側から示され、形勢が一気に逆転…と言うわけではなく、ますます有罪か無罪かの判断が難しくなる。 母子家庭で生きていくために育児と仕事を両立しなければならない社会環境、その母親の持つ人並み以上のキャリア志向、亡くなった父親の母との固執、近所の人の目、再婚を夢見ていた相手の不誠実な態度などがどんどん出てきて、裁判の最後で一つのキーワードになる 「抹茶のアイスクリーム」。 ここでは思わず涙ぐんでしまう人もいるに違いない。 さて、この女性は有罪か無罪か。結果は自分で読んでください(笑) しかしこの小説は、現実よりリアルに書かれているのでは…と思ってしまいそうなくらいよく書かれています。相当取材などをされたのでしょう。 小説でこれだけ悩むとしたら、実際の裁判員になったら本当に苦しむと思う。一目瞭然わかるような犯罪なら別だが、このような微妙な事件の場合はなおさらだ。 この「てのひらのメモ」というタイトルが何を意味しているのかが微妙…。 | ||||
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