乗り遅れた女
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中野区のアパート横の私道でスナック従業員が殺された。彼は一昨年バイクで幼い二人の少女を死傷させていた。刑事は死んだ子の母を探るが、そこには意外な連携プレーが…。表題作他6編。 | ||||
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夏樹静子の三十七冊目の短編集。単行本初刊は1995年。本作品集刊行前にはノンフィクション『妻たちの変身』が、後には五十嵐均との共著『βの悲劇』が刊行されている。なお文庫化の際には、シリーズ連作「女請負人」「人質は、半年後……」が削られ、「あのひとの髪」が収録された。また「独り旅」は短編集『暗い循環』と重複して収録。 【収録作品】(文庫版のみ) 「乗り遅れた女」 東京・中野で起きたスナック従業員殺し。被害者は過去に交通事故を起こしており、幼児たちを死傷させていた。捜査陣は幼児たちの家族のアリバイを調べるが、ふたりの女たちのアリバイにはそれぞれ不審点が見つかったが……。アリバイ工作の思わぬ真意とは。 「三分のドラマ」 監察医の北坂は、世田谷で起こった自動車による轢死体の検屍を担当した。加害者の津川は、被害者が最初から道路上に倒れていたと主張し、やがて被害者はすでに死亡していたのではないかとも言い始めた。被害者の妻・富士子は、夫に心筋梗塞の病歴があったと認めた。そして、北坂は、津川と富士子それぞれから“陳情”を受けるのだった。さらに、行政解剖に臨んだ北坂は、ある事実を発見し……。 「独り旅」 しばしば週末に独りで旅行に出かける私は、旅先の旅館である悪戯をするのが、ひそやかな愉しみになっていた……。小さな悪意の宛先に、待ち受けるものは。 「二人の目撃者」 ワイドショーのキャスター・藤田安紀との関係をほのめかす男が絞殺死体で発見された。現場からは安紀のものと思われる髪飾りが。安紀は必死に潔白を訴えるが、事件のあった夜に、彼女の自宅から彼女と思しき者が外出しているのを見た目撃者が二人も現れる。が、目撃された状況に違和感を持った捜査陣が次に疑惑の目を向けたのは……。 「ママさんチームのアルバイト」 卓球クラブに集う五人の主婦たちの“バイト”の次のターゲットは、ある一流ホテルの敷地内にある高級料亭。半年前に食中毒騒ぎがあったそこで、再び同様の事態を引き起こそうとするのだった。自分たちで中毒菌を料理にかけ、それを食す。もう一つ別のグループを用意して、同じことをさせるという周到ぶりで、ホテル側から示談金をせしめようとするもので、果たして、事はうまく運んだように見えたが。 「あのひとの髪」 急逝した夫の通夜に現れた女は、夫の子を妊娠していると告げた。その女・希央に、親子関係の証明のためのDNA鑑定に必要な夫の毛髪を要求された杏子は、悩んだ末に、それに応じたのだが……。 | ||||
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水曜ミステリー9「無敵の法律事務所 弁護の鉄人 橘明日香」 の原作本でした。 沢口靖子の弁護士役を初めて見ました、素敵でしたね。当然ながら弁護の依頼人以外の犯人探しです。 交通事故での被害者の中から如何にして犯人にたどり着くのか・・・・・ | ||||
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どの作品も、結末が意外なので、少々驚いたものの、面白かったと思う。個人的には、「ママさんチームのアルバイト」が特に良かった。題材や、ストーリーの展開を楽しむことが出来た。夏樹作品は、私も解説者と同じように、学生時代に「Wの悲劇」を劇場で観たことくらいしか思い出せないほど、触れたことは無かったと思うのだが、今回、この本で、随分、本格的に警察の捜査の様子などが描かれているので、これは、随分本格的なミステリーなのだな、と感じた。 | ||||
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「乗り遅れた女」「三分のドラマ」「独り旅」「二人の目撃者」「ママさんチームのアルバイト」「あのひとの髪」の6編を収載した、短編集。いつのながらの、登場人物の繊細な心理描写がいいです。 特に気に入ったのは、「三分のドラマ」。 深夜にタバコを買いに出て交通事故に遭った男。 その妻とその犯人が、たくらみを胸に、監察医に会いに行くという話です。 最後まではらはらしながら読みました。 | ||||
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