(短編集)

花を捨てる女



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初公開日(参考)1997年06月
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花を捨てる女 (文春文庫)

2003年10月31日 花を捨てる女 (文春文庫)

毎日新鮮な花束を買っては捨て、墓参を欠かさなかった女。その行動の裏に隠された、アリバイ作りとは違う「ある企み」とは?謎解きの先に潜む人間の心の奥を描いた「花を捨てる女」、女性同士の友情がいつの間にか悪意の執着に変わる「アイデンティティ」など、円熟の筆致が冴える傑作ミステリー6篇を収録。 (「BOOK」データベースより)




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No.4:
(5pt)

時代は感じるが、推理小説として存分に面白い!!

ドラマで入り込んだ「尽くす女」を目当てに、本書を読みました。最初は2編だけ読むつもりでしたが、もう止まらなくなりました!(笑) 夏樹さんの魅力は、最後に収録作品紹介をしながら、私も思ったことが書いてありました。またこの解説で好きそうな作品から選んで読めて、どれも面白そうで参考になりましたね!! 感想は、順番じゃなくてごめんなさい。。
「尽くす女」 
今作の面白さは、すべてはこの練られた設定に尽きると思います。なるほどーと、この原作ありきの傑作です。この設定だけでも十分想像できますが、短編なので、映像では肉付けとその後が膨らませてありました。この方に限らず、短編はその後が自由に創造できるので好きです★ ★
「花を捨てる女」
個人的に、こんなにも嫌な加害者いません。。考え方も性格も自分とは真逆で、私は受け付けられませんでした。(なぜなら私も丈夫ではないけれど、頑張ってきたから!)計算高さは同情どころか嫌悪(憎悪)しかなく、その点、被害者は十分魅力的な人なのにもったいない(# ゚Д゚) でも殺人までにはならずとも、実際にいそうなタイプですね。ああいやだ( ;∀;)
「三通の遺書」
この作品は、ややこしくていい意味で1番、見えませんでした‥‥詳しくは伏せますが、要は知っていて利用したのが始まりですね。そして何より、全員がつながっているのがすごい。こちらは、私は気持ちは分からなくないけど自己中心的な被害者の方が、苦手です・・結局、この加害者だって幸せにはなれないのだし・・
「家族写真」
最高に面白い!心理的に、ここまでリアルに納得できたのは初めてかもしれない自然さ。ああ夏樹さん人間の神様、素敵すぎます。犯罪と違って、病気は好きで(わざと)なりませんし仕方ないです。
「線と点」
タイトルに惹かれて3番目に読み、読んだ史上一番短いけれど、その分核心を落とし込めてあるのがいいです。「尽くす女」に次いで好きかも・・(実はタイトルに惹かれたドラマ作品は、高確率でアタリでした☆)
あくまで私の感想なので、複数収録のぶんその続きも、それぞれが楽しめる1冊だと感じてます。また、多くの本で巻末の推理小説紹介を見ると、映像化されてない作品もとても多いのではと思いますね。現代風にすることもできるので、2時間ドラマの復活を心から×2、待ち望んでいます\(~o~)/
花を捨てる女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:花を捨てる女 (新潮文庫)より
4101443084
No.3:
(4pt)

書かれた時代から25年後の今、この犯人に共感する人が減っていると信じたい

殺人の動機としては、孤独が耐えられないということですが、30年くらい前の社会では、そういうことも「あるある」で同意できたかも知れませんが、女性も自己主張をどんどんするようなり、妻の不倫も珍しくなくなっている今では、共感は得られないと信じたいです。これは男に依存してしか生きられない女性たちのサバイバルとして記録されるべきストーリーだし、団塊世代以上の男たちは、妻や女たちが、自分らしく生きられない社会に対して、どれだけ怒りを抱え、冷やかな目と計算で夫と接していたかを知るべきだと思いました
花を捨てる女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:花を捨てる女 (新潮文庫)より
4101443084
No.2:
(5pt)

夏樹静子の三十九冊目の短編集

夏樹静子の三十九冊目の短編集。単行本初刊は1997年。本作品集刊行前には闘病記である『椅子がこわい』が、後にはエッセイ集『時が証す』(文庫化の際には『幸福な罠』と改題)が刊行されている。

【収録作品】
「花を捨てる女」
その女は、毎日のように、束ねた紐もほどいてないほどに新しい花々を、マンションのゴミ置き場に捨てていた。「仏さまには、毎日新しいお花を供えたい」とその女はつぶやくように言った……。不倫関係の果てに起こった殺人事件に潜む奸計とは。

「アイデンティティ」
大手製薬会社の課長・加納が妻・直子の家出人捜索願を警察へ提出したあと、今度は直子の親友の早苗が、直子が加納に殺害されている疑念を強く訴えた。刑事課が動いたものの不審点は見つからず、そうしたら加納から妻が帰宅したとの連絡が。しかし、さらに早苗は、この直子は偽者だと訴え出した。

「尽くす女」
ボランティア活動に勤しむ初江は、一人暮らしの老人・要次の身の回りの世話をしているが、要次の体調が思わしくなく、初江は要次をある病院に連れていく。医師の診断では、要次は末期ガンに侵されていた。そしてひと月後、要次は息を引き取った。初江は、要次の遺体を医師たちに診せる。

「家族写真」
奈津子の夫・池川が、出張先のホテルで殺された。警察に夫の女性関係を問われ、奈津子は、ある日夫と同じ車に乗っていたのを偶然見かけた、ひとりの女を思い出す。奈津子は夫のデスクの引き出しにあった小箱の中に、名前が彫られているキーホルダーを見つけ出し、そこから女が居住しているはずの鳥須家を突き止め、そこへ赴くが。

「三通の遺言」
時枝が友人の沙也子から受けた相談は、沙也子の夫の秘書で、今も関係が続いている宮下に殺されるかもしれない、ということだった。宮下には出世に繋がる縁談があり、また二人の密会中に交通事故を起こしていたという。時枝は、沙也子にこのことを自筆で認めることをすすめ、その書置きは時枝が預かることになった。果たして、沙也子の殺害死体が自宅の寝室で発見されるが……。

「線と点」
東京駅で新幹線に乗っていたのを目撃された男が、熱海での殺人事件の犯人だと思われた。アリバイを崩すための線と点は、どこで見誤ったか。
花を捨てる女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:花を捨てる女 (新潮文庫)より
4101443084
No.1:
(5pt)

夏樹静子先生の世界にハマりそうです!

乃南アサ先生の作品を楽しんだ後、夏樹静子先生の作品を、オーディブルで楽しんでいます。
この花を捨てる女も、夏樹静子先生の特徴が強く現れていて、好きな作品の一つです。
先生の世界観にハマりそうです。
乃南アサ先生とは違う角度で、女のシタタカサを、ものの見事に描かれていると思います。
そんな終始緊張感をはらんだ夏樹静子先生の作品を、おちあいさとこさんの落ち着いたナレーションが惹き立て、菅らしい作品に仕上がっています。
ありがとうございます。
花を捨てる女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:花を捨てる女 (新潮文庫)より
4101443084



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