見えない貌
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きちんと夏樹さんのご本を読んだことはなかったのですが なんとなく駅地下の本屋さんで時間つぶしに購入。 結果、あたりの本でした。 出会いサイトが日本で一般に広く知られることになってから 久しいですが、本当にリアルな設定で 不良でもなく、家庭環境にも恵まれていても ふとしたことから、闇へとおちてしまう、そのくだりが非常に うまく描かれていました。 登場人物それぞれの設定がきちんとされていて 文章も平明で読みやすく、若手の作家の文章とはやはり違います。 厚い本ですが、面白いので一気に読めます。 | ||||
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「メル友に会いに行く」という言葉を最後に無惨に殺されていた娘の事件を追う母親は、携帯電話からある男にたどりついたが、思いもかけぬ、第二の事件が発生する。 前半が、被害者の母親の視点、後半は加害者の弁護士の視点になっている為、母親側に同情的に読んでたのが、犯人の側に同情的に変わってきてしまいました。(ストーリー上仕方ないのですが) 時代遅れとか、携帯代がどうとか、小説の本筋と関係の無いところで評価されているようですが、夏樹さんの良さは、丁寧なストーリー展開の中に、ちゃんと人間が、描かれていて私は好きだけどな! | ||||
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ITを知らないと置いてかれるのではないかと不安を感じる、年配者には面白いミステリーかもしれません。それは、出会い系サイトが発端の殺人事件なんですが、その事件の展開やキィワードが稚拙なために思うのです。 24才の一人娘を失った母親47才が、ネットに対しても出会い系サイトに対しても全くの無知で、物語の中で一から説明が入ります。 出会い系サイトで拡張された嘘があるのさえ母親は知りません。知ったときミステリーの展開になる構成なのです。このパターンは後半にも使用されます。 このミステリーはITに不慣れな高齢者が、「家政婦は見た」みたいなノリで暴こうとする本。 | ||||
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小説というものを読むとき、 読者は必ず登場人物の誰かの視点になったり 味方になったりして読むもの。 しかしこの小説は主人公が前半は「被害者の母」なのに対し、 後半は「加害者の弁護士」に変化してしまいます。 被害者側から加害者側へ・・・。 この流れの大きな変化に戸惑いを感じ、 気持ちの切り替えができないままに読み終えてしまいました。 今、ケータイやネットといった文明の進化が 昔とは違う複雑な人間関係や親子関係を生んでいます。 そういった新しい問題を描いているのかと思いきや、 事件の根本にあるのは今も昔も変わらない シンプルな愛情・・・。 そこにもうひとひねり新鮮なエッセンスを加えてくれれば もう少し面白くなったんじゃないかな〜。 ついでにいうと ケータイ代がそんなにかかるなら 定額制にすればよかったのに・・・というギモンが 読者の誰しもに浮ぶであろうことが悲しい・・・。 | ||||
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本の中ほどでアレレ?という展開を見せたので宮部みゆきの模倣犯に似た期待をしたのだが後半で犯人が簡単に予想できてしまったのは残念。 後半から主役が変わり新たな法廷内のドラマとなるのだが全体としてエンターテイメント性に欠ける印象。それがこの作者の持ち味だと言われればそれまでだが。作者の年代と内容(ネット関連)にギャップが有ったのでは・・と勝手な想像をしてしまった。 | ||||
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