棟居刑事の恋人たちの聖地
- 異次元 (22)
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「恋人たちの聖地」は異次元世界でのもの。こういう題材をとらなくても、内容的には描けるミステリーを含んだ恋愛小説だと思いますが・・・。 只、異次元が現在と2年しか違わないところがミソですね。 難病の片柳を救う特効薬について、入院先の病院が何も不思議がらないのが不自然であり、この点作品の完成度が低いと感じました。 まあ、森村氏は異次元世界を題材にしてちょっと試したかったんじゃないでしょうか。 | ||||
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棟居刑事とはミステリーだったのではなかろうか?いつの間にかSFに変わってしまったのだろうか? それとも著者の力量が落ち始めているということなのか? もう少しちゃんと頑張ってほしい。 私は本書でSFを読みたいわけではない。 | ||||
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タイトルが暗示するように、実に神秘的で切ない恋物語だ。「異次元への空港(ジョイント)であるカフェ」(渋谷)を拠点に展開する物語は、いわゆる「歴史的時間の旅」を主題にしている。事件性・社会性よりも、今作は「神秘性・創作性」が鍵になる。それゆえ、最初からわりと慎重に読み進めていかないと、すっと頭に入ってこない可能性もある(わたしもそうだった)。 とはいえ、一度引き込まれるとあとは中断できない。わたしは4時間ずっと読み続けた。1933年生まれの森村誠一氏にこうした「恋物語」を執筆できることを知り、あらためて彼の作家としての能力の高さを味わった。文体・文章、何よりも1つ1つの「言葉」に凝縮された作家の魂を如実に感じるとき、森村氏の「プロのプロたるゆえん」に自然と気付くであろう。多くの日本人は彼の作品から「言葉の力」を学ぶのである。「言葉の力」とは「言葉の豊かさ」をむろん含む。 ただ最近の棟居刑事シリーズでは、彼の存快感はやや希薄になりつつある。彼はいわば「アクセント役」というか、少なくともメインの役回りを担っていない。「作風の変化」なのであろうか、その点は少し残念ではあるが、神秘的で切ない恋物語がそれを十二分にリカバーしているのではないだろうか。「初対面の再会」や最終章「永遠の面影」など、何度も読み返したくなる箇所だ。「愛」の尊さを深く突きつける誠に印象深い作品である。多くの方に一読を勧めたい。 | ||||
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