棟居刑事の荒野の証明
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本書を星三つと言うのは、低過ぎるかも知れない。星四つや五つのレベルは十分に有る作品だ。 やはり、森村氏はそこらの作家では書けないレベルの質を持っている作家だと思う。本書もその才能を遺憾なく発揮していると思う。 では何故低評価なのか?と言うと、タイトルに「棟居刑事の」と付けている割には棟居刑事はほとんど出てこないから。タイトルに付けるほど棟居刑事はほとんどストーリーに出てこないし、関係もしていない。 また、刑事が主人公を疑う事になったきっかけや、主人公が喫茶店で目礼をする相手となった人物と、調査で入ったクラブでたまたま付いた女性が親戚関係にあったりと、展開においてご都合主義が多々見られたこと。 更に500万円をせしめた際のトリックの方法など、読んだ瞬間(更に言えば、森村氏が元ホテルマンである事を知っているならば)にわかってしまう等、安易な展開も多かったこと。 レビュータイトルの意味は、森村氏の作品を複数読んでいる方なら理解出来ると思う。 最後に本作で良かった点を。主人公は左遷先で知り合った若い女性と、調査で入ったクラブで席に着いた女性両方から好かれる。事件が解決し、主人公は左遷先に辞表を出した。左遷までは順風満帆だった人生が、初めて「荒野」を歩くことになる。その「荒野」を歩く主人公に対し、二人の女性はどう関わっていくのか?このオチの仕方は結構気に入った。 | ||||
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よく出来た、ミステリーである。 読み進めば、進むほど、最後がどうなるのか、 恐喝をした二人は、生きながらえるのか、 失踪した由香は、本当に死んでいるのか、など、 どきどきさせる、手腕は確かである。 だが、主人公が犯罪者側だからか、結末が、どうにもすっきりしない。 棟居刑事の出番が少なく、活躍は皆無に近く、期待していただけに、 消化不良になってしまうのかもしれない。 女性の描き方には、工夫の余地が多いにある、と感じる。 3時間弱。 | ||||
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大変読み応えがあった。山名は家庭を顧みず、社に滅私奉公した。それなのに、些細な理由で左遷された。家庭内には、自らの居場所は消えていた。よくある話だ。仕事をしなくても家族に呆れられるが、仕事をし過ぎると、これはこれで家族からは嫌われる。お父さんの辛い部分だ。 山名は復讐する。相手は裏側のプロだ。ところが、面白い事に、山名の方がプロよりも上手だった。この攻防にはハラハラとさせられる。最終的には、本書のタイトルは読者を裏切らない。山名は見事な再生を果たすのだが、放り出された場所は実は「荒野」だった。 サラリーマンには本書を深く共感出来るが、それ以外の方も十分に楽しめると思う。 | ||||
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