勇者の証明



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初公開日(参考)1997年12月
分類

長編小説

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勇者の証明 (角川文庫)

2006年01月25日 勇者の証明 (角川文庫)

昭和二十年夏、敗色濃厚の戦時下の日本。商業学校に通う渋江夏生は三人のクラスメートと共に、お化け屋敷と噂される洋館を探検し、瀕死のドイツ人女性と彼女の娘・ザビーネと出会う。母親はザビーネを長崎まで送り届けてほしいと彼らに懇願し、息を引き取る。途方もない願いに四人は戸惑うが、ザビーネのため、そして自らの勇気を証明するために、長崎へと旅だった。千キロ以上に及ぶ決死の冒険の果てに若者たちが見たものとは。 (「BOOK」データベースより)




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No.2:
(2pt)

最後の最後で、裏切られた感じにさせられた。ネタばれあります。

昭和20年7月25日から始めた、ドイツ人少女を長崎の、彼女の祖父の元へと送る旅は、
旧制中学校の下級生4人の男子にとって、上級生からの壮絶な「いじめ」から脱却するための旅でもあった。
途中、脱走兵と出会い、さらに臨月の妊婦を脱走兵が助けたことから、
村落の診療所で老医師に、そののち墜落した負傷米兵を助け、米兵を助けるために妊婦の父の医師の手を借り、
といった具合に、偶然の名の下に、さまざまな出会いによって、助けられ、旅を継続して行く。

かなり都合の良い物語であり、かなりの高確率で出会う人が皆、良い人でもある。
それは、まあ、良いだろう。
戦時中であっても、日本人には、矜持があった、と、そう思いたい人は少なくない。
広島では1時間、長崎では間一髪で、原爆の災禍からも逃れる、強運の主人公たち。
さらに、旧制中学校で壮絶ないじめと、強請、たかり、暴力沙汰で、我が物顔の支配者となっていた、
愚連隊のトップ3人にも復習を遂げる。
といっても、自己満足程度で、読者の溜飲すら提げられない程度のことでしかない。
ここで終われば良かったものの、最後の最後に、愚連隊の悪行三昧さえ、すべて戦争のせい、で
個人は悪くはなかったのだ、と幕を引く、そこが、読後感を最悪にした。

著者はいじめを机上でしか知らないのだろうか。
また戦争の心理を、きっちり調べていないのだろうか。
戦争に総ての責任を押し付けることが、戦争を簡単に起こしてしまう心理につながることを、
見ずに、最後の最後に性善説を押し付けられたようで、不快になる。
また愚連隊も因果応報とは全く無縁に、のちに社会で成功者となっていることも、
この部分だけは現実に近いのだろうけれど、読後感の悪さに拍車をかける。
愚連隊の人生の成功など、描く必要はなかったのだ。

星は1つで充分のような気もしたが、鉄道の状況や心理面などには価値もあり、2つとした。
4時間前後。
勇者の証明 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:勇者の証明 (角川文庫)より
4041753732
No.1:
(5pt)

平常心では読めない

とても平常心では読めない。

時は太平洋戦争末期、少年達の旅の目的地は、広島と長崎。

想像されるとうり、少年達には、凄まじい体験が待ち受けている。

物語は、焼夷弾、敵機による列車や船舶の攻撃、荒廃した都市、などなどを、

容赦なく少年達にあびせかける。

そして物語は、終戦後に、もう一波乱あった。

勇者とは何か?

本当の勇者とは、戦時下にも存在したのと同様に、

現代も形を変えて存在している、という風に読み取れる。
勇者の証明 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:勇者の証明 (角川文庫)より
4041753732



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