発行日：1997年12月31日

出版社：光文社

ページ数：271P

【あらすじ】

敗色濃い昭和二十年の初夏、関東近郊に住む商業学校の新入生・渋江夏生はクラスメート四人で、近くの洋館を探検に。そこに住むドイツ人母子に呼び入れられた四人は、死を目前にした母親から、娘のザビーネを長崎の祖父の元に送り届けてほしいと頼まれた。日本全土が焦土と化すなか、四人の少年と金髪の少女の冒険が始まった!食糧の強奪、脱走兵、艦載機の攻撃、鉄道の混乱。阿鼻叫喚の巷を切り抜けながら、やっとの思いでたどり着いた五人を、長崎で待ち受けていたものとは…?著者ひさびさの「証明」シリーズで新境地を開いたロードノベル渾身作。

発行日：2001年08月31日

出版社：光文社

ページ数：232P

【あらすじ】

敗色濃厚の昭和二十年初夏、関東近郊にある商業高校の新入生・渋江夏生は、クラスメート四人で、お化け屋敷と噂される洋館を探検した。そこで知り合ったのが、死に瀕したドイツ人女性と娘ザビーネだった。ザビーネを長崎へ送り届けると約束した四人は、勇敢にも旅立った!彼らを襲う、予想外の苦難とは!?…「証明」シリーズに新境地を拓く長編冒険譚。

発行日：2006年01月25日

出版社：角川書店

ページ数：361P

【あらすじ】

昭和二十年夏、敗色濃厚の戦時下の日本。商業学校に通う渋江夏生は三人のクラスメートと共に、お化け屋敷と噂される洋館を探検し、瀕死のドイツ人女性と彼女の娘・ザビーネと出会う。母親はザビーネを長崎まで送り届けてほしいと彼らに懇願し、息を引き取る。途方もない願いに四人は戸惑うが、ザビーネのため、そして自らの勇気を証明するために、長崎へと旅だった。千キロ以上に及ぶ決死の冒険の果てに若者たちが見たものとは。

発行日：2015年04月17日

出版社：集英社

ページ数：366P

【あらすじ】

昭和20年、戦時下断末魔の日本。凄まじいいじめ、自由を奪われた4人の少年は、お化け屋敷と称ばれる洋館を探検中、ドイツ人の瀕死の母親から娘ザビーネを長崎まで送り届けてと遺言される。およそ不可能な遺託に応えて4人は理不尽な時代に反抗勇気を証明するために少女をエスコート。広島を通過、長崎を躱し、千キロ以上の難旅を越え、使命達成後、4人への愚弄に復讐を遂げる。輝く壮大な青春記。