復活の条件
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現実の世界から逃避したり、別の世界に憧れたりすることは誰でも思うことでしょう。 この小説はそんな世界観を覗き見できる面白い設定になっていて、違和感なく読み切ることができます。 石坂隆一というある会社員の家庭に次々と災いが起こり人生が崩壊しかけていたとき、亡き母親の声に導かれて崩壊直前からの再スタートを切ることになり、家族や会社の破局を救っていくというエンターテイメントにとんだストーリーが面白いです。 時空を超えたドラマ設定にSF的な臭いもするのですが、そこは著者が旨く纏め上げて違和感ないストーリーに仕上げられています。 決して大げさな設定ではなく、少しだけタイムスリップ(物語では鏡像移動)した形にして、リセットしたところからやり直していくという物語の展開構成が旨く描かれています。 物語の最後、石坂はまたオリジナルな世界に戻ってしまいますが、その場面の繋がりがどうかな?、と疑問に思えたのが気になりました。 | ||||
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会社員である石坂は、不幸と不運に見舞われ、自らの人生を2年間だけリセットする。 人生のリセットというテーマには、多くの作家が繰り返し試みてきた。 中には「リプレイ(ケン・グリムウッド著)」の様な非現実的な物語もあるが、 多くは殺人などを伴って、戸籍ごと他人になりすます、などという筋書きだったりする。 本書では、有り得ない事だが、「何となく」石坂の人生がリセットされる。 この方法に関しては、踏み込んだ記述は行われないが、このリセットが物語の前提となっている。 そして石坂は、会社の不正などを、大胆に暴いてゆき、企業小説的側面を持つ。 しかも、有り得ない前提の、ファンタジックな企業小説的側面だ。 真面目な小説としては、少々違和感がある。 コメディタッチで、テレビドラマ化されたりすると、面白いかも知れない。 リセットの前提の問題さへ受け入れれば、展開自体は面白い森村節だ。 ペットとしての犬や猫が登場する場面も多い。 あまり構えないで読んだ方が楽しい。 | ||||
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