月光の刺客
- 飛び降り自殺 (53)
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 | 2012年01月19日 月光の刺客 (ジョイ・ノベルス) 発端はホテルのベランダからの飛び降り自殺!?その直下に居合わせ、そば杖を食った大物政治家の息子は、大学サークルを隠れ蓑に悪業を重ねる。偶然を照らし出す月光を浴びて立つ、「刺客」の異名をとる凄腕の殺し屋・奥佳墨。向かい合うは、連鎖する事件にその気配を嗅ぎつけた棟居刑事。法網と正義の隙間を抉る息づまる攻防の果てに、浮き彫りにされる巨悪の正体とは…。 (「BOOK」データベースより) |
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| ホテルでの転落事件とその被害者との結びつきなど、冒頭から読者の興味を誘う作品に出来上がっています。 しかしながら、この作品に登場する奥佳墨という「刺客」の存在感と極悪の戦い方や、また棟居刑事らの警察捜査のやり方など、ちょっと都合よすぎるようなストーリーに仕立てられているのが気になります。 特に奥佳墨からみたストーリー展開が旨すぎていて、最後に消化不良のような読後感を持ちました。 登場人物の人間関係など作者の得意とするところは盛り沢山なので、それなりに読み応えはあります。 | ||||
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