喪失
- ロマンティック・ミステリ (11)
- 哲学の道 (8)
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ロマンチック・ミステリーと説明書きにありますが、どちらかというと「男のロマン」ではないかと思います。 特に表題作、「喪失」の最後の1行にそう感じました(笑) ロマンチックでクラシカル。 昭和の男の女々しさが、胸に染み入る短編集です。 | ||||
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非常に密度の濃い、七篇の短編集。 それぞれは、深い哀愁を伴い、心を大きく揺さぶられる。 最初に配置されている「永遠の至福」を読むのは、当初から、読むのが辛い。 棟居刑事が満開の桜並木の京都・哲学の道を、故人の妻と娘を回想しながら進む。 これまでの経緯でお分かりの様に、二人は、凶悪犯罪に巻き込まれ、無惨な死を遂げている。 ここで、棟居が買い求めた、桜並木の風景の写真に写っているカップルには、壮絶な現実があった。 表題作の「喪失」には考えさせられる。 妻の不貞を理由として、相手の男に殺意をいだき、二人で難所の登山をする。 はたして、殺人は実行されるのか? 後に浮かび上がる事実には驚く。 「一期のクラス会」は、哀しい。 出席者のうち数人は、死を覚悟または決意している。 そして、クラス会終了後には、壮絶な人生が待ち受けている。 全作品を支配する主要テーマは喪失だ。 そこには、男の悲哀が滲み出ている。 | ||||
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