まだらの紐



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初公開日(参考)1982年01月
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長編小説

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まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫

2004年07月25日 まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫

名探偵の代名詞、シャーロック・ホームズ。鋭敏な頭脳を持った長身痩躯の探偵が居を構えるベイカー街二二一番地Bには、今なお事件解決の依頼状が舞い込むという。史上最も著名な探偵を生んだコナン・ドイルは、天性のストーリーテラーとしても名を馳せる。その作品を精選、全五冊集成でお届けする。本書には、戯曲版「まだらの紐」をはじめ“ホームズ外伝”ともいうべき作品を収録。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt

まだらの紐の総合評価:8.29/10点レビュー 7件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

未読短編をみすみす見逃すわけにはいかなくて

東京創元社のドイル・コレクション第一集。
第一集に「王冠とダイヤモンド」、「まだらの紐」の2つの戯曲を冒頭に持ってくるあたり、かなりの冒険だが、試みとしては成功していない。これを純粋に愉しめるのは恐らく生粋のシャーロッキアンだけではなかろうか。戯曲はやはり芝居で観るから愉しいのであって、これをシナリオで読んで愉しめるのは彼らか好事家しかいないだろう。実はこの本を購入するのをずっと躊躇っていたのがこの戯曲が原因だった。
購入の動機となったのはコレクション第二集に収められた未読短編に触発されたからで本書も短編集未収録作品である「競技場バザー」、「ワトスンの推理法修業」、「ジェレミー伯父の家」、「田園の恐怖」を読むために他ならない。

既読の「消えた臨時列車」、「時計だらけの男」はほとんど内容を忘れており、新鮮な気持ちで読めた。前者は二人の男を乗せた臨時列車が目的地に着く前に消失するというもので、その事件が当時世間を騒がせていたフランス政府の醜聞に大きく関わっていたという構成は現在でも十分読むに値する設定だし、島田荘司氏の原点を見たような気がした。
後者は列車に駆け込み乗車をしたカップルと隣にいた男が途中で消失し、残っていたのは見知らぬ男の死体だったという事件の背景に隠れた人間模様を描いた作品。ホームズ物の長編に見られる事件解決後の事件に至る経緯を語る中篇のような話でドイルお得意のパターン。

こうして読むと第二集でもそうだが、ドイルは事件の故人や真犯人の手記で語らせるパターンが非常に多い。短編はほとんどがこの趣向である。量産作家であったが故のワンパターンに陥っていたのかもしれない。
ともあれ、コレクション中最も魅力のなかった第一集がこれで読了したので今後はまだ見ぬ傑作に巡り合う事を大いに期待したい。


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.6:
(5pt)

唯一の日本翻訳版の戯曲

コナン・ドイルはシャーロック・ホームズの戯曲や外伝も多く執筆してますが、近年は残念ながら翻訳されることは少なくなりました。このドイル傑作選1はそういう意味でも重要な日本語翻訳版戯曲です。戯曲『まだらの紐』は正典と違い、ホームズが依頼を受けるまでの描写が活き活きと描かれており、少々、整合性には欠けますがコナン・ドイルが楽しんで書いていたことがよくわかります。
まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫Amazon書評・レビュー:まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫より
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No.5:
(5pt)

最後のコレクション

シャーロックホームズ物全部揃えられたと、安心していました。でも、この間調べるとあと一冊なかったので、注文しました。これから楽しみに☆5つつけます。これで完全に収集できました。ありがとうございました。
まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫Amazon書評・レビュー:まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫より
4488101100
No.4:
(5pt)

ドイルの素晴らしさを再確認

アーサー・コナン・ドイルは、なんと言っても「シャーロック・ホームズ」の作者、あるいは近代的な推理(探偵)小説の創始者として有名ですね。そして、作品は聖典と呼ばれている長編4つと短編56がすべてと思っていたのです。そうしたら、戯曲版などがあることを知り、本書で初めて読むことができました。本書に収められているのは、次のものです。
 「王冠のダイヤモンド」
 「まだらの紐」
 「競技場バザー」
 「ワトスンの推理法修業」
 「消えた臨時列車」
 「時計だらけの男」
 「田園の恐怖」
 「ジェレミー伯父の家」
 「シャーロック・ホームズのプロット」
 「シャーロック・ホームズの真相」
最初の二つ、「王冠のダイヤモンド」と「まだらの紐」は、その戯曲です。とくに「まだらの紐」The Speckled Band -- Author's Expanded Editionは、当時の舞台写真が何枚も収められていて、とても面白く読めます。「競技場バザー」は、ドイルの出身校の雑誌に書いたもの、「ワトスンの推理法修業」は女王記念のための寄稿です。とても短いものですが、ドイル自身による、ホームズとワトソンのお話です。続く「消えた臨時列車」と「時計だらけの男」は、高名な私立探偵が新聞投稿したとしてだけホームズを感じるものです。これも素晴らしい。また、ドイル自身がホームズの人気に苦悩したことを白状したり、読者の声に応じて作品をただ書くだけでは、陳腐になり、そのため読者に捨てられていくと言う、流行作家の自滅を認識していることも分かります。ドイルの素晴らしさを再確認です。ホームズ以外の作品も読んだことがありますが、まだ読んでいないものものたくさんあるので、この文庫のシリーズを始め、出来る限り読んでいきたいと感じました。
まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫Amazon書評・レビュー:まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫より
4488101100
No.3:
(3pt)

ホームズへの思い

コナン・ドイルの「ホームズ正典」以外の短篇を集めた傑作集。
 第一巻の本書は、ホームズ外典と呼ばれる一群の作品を中心に編まれている。
 収められているのは、「王冠のダイヤモンド」、「まだらの紐」の2篇の戯曲、「競技場バザー」、「ワトスンの推理法修業」、「消えた臨時列車」、「時計だらけの男」、「田園の恐怖」、「ジェレミー伯父の家」の6篇の短編小説のほか、ドイルの覚え書き「シャーロック・ホームズのプロット」、ホームズへの思いを綴った「シャーロック・ホームズの真相」。
 「王冠のダイヤモンド」にはモラン大佐が出てきたりして興味深い(「空き家の冒険」以前に執筆されたもの)。しかし、出来はいまいち。「まだらの紐」は、小説版を戯曲化したもの。それなりの味わいがある。
 「競技場バザー」と「ワトスンの推理法修業」はホームズとワトスンの登場するショーショート。楽屋落ち的な内容だ。
 「消えた臨時列車」と「時計だらけの男」には、ホームズらしき人物が登場して、間違った推理を披露する場面がある。ここまでが外典と呼ばれるものである。
 「田園の恐怖」と「ジェレミー伯父の家」は、スリラー風の推理小説。ホームズものとは関係ない。
 「シャーロック・ホームズのプロット」は、構想されたが、書かれなかったホームズものである。筋書きだけ示されているが、確かに優れたものとは思えない。「シャーロック・ホームズの真相」は、ライヘンバッハの滝でホームズを殺したことについて述べたもの。ドイルのホームズ嫌いが伝わってきて面白い。
 「王冠のダイヤモンド」、「まだらの紐」、「競技場バザー」、「ワトスンの推理法修業」、「消えた臨時列車」、「時計だらけの男」は、翔泳社の『ドイル傑作集1』からの再録。他の選集に取られたものも多く、初訳は「シャーロック・ホームズのプロット」、「シャーロック・ホームズの真相」のみ。
 かなりのホームズ好きなら買っても良いかも。
まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫Amazon書評・レビュー:まだらの紐 ドイル傑作集 1 創元推理文庫より
4488101100
No.2:
(4pt)

名作を大きな活字で

文字のポイントを大きくした文庫本
厚めですが、文庫本の価格は原稿の枚数で決まるみたいで案外安い
この文庫は元々は海外の推理小説の全集を再編集したもの推理小説の始祖であるポーと第一人者であるドイルをセットにした
お買い得な本。
元の全集もこの二人でセットでした。
ポーの作品もドイルのも有名作かつ秀作である作品をチョイスしてあり
入門として人に勧めるのにも最適
モルグ街の殺人・まだらの紐 (嶋中文庫―グレート・ミステリーズ)Amazon書評・レビュー:モルグ街の殺人・まだらの紐 (嶋中文庫―グレート・ミステリーズ)より
4861563100



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