シャーロック・ホームズの災難
- シャーロック・ホームズ (70)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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エラリイ・クイーンが敬愛するドイルが生んだ稀代の名探偵シャーロック・ホームズの1944年当時世の中に流布していたパスティーシュ、パロディ小説の数々を集め、1冊に纏めたアンソロジー。巻頭言によれば本書が世界で初めてのホームズパロディ短編集だそうだ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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こちらのお店で販売されている商品は、表示されている商品状態と実際の商品状態に大きな隔たりがあります。「良」等記載されていたとしても、実際にはかなり状態の悪い商品が届くと考えて頂いた方が良いと思います。こちらのお店で購入をして不快な思いをする方がひとりでも少なくなる事を祈ります。 | ||||
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上下巻セットだったので良かったです。 学生時代から求めていた本だったのでとても嬉しかった。 古い本でしたがオーバーカバー付きだったので扱い安かったです。 | ||||
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原作者コナン・ドイルの存命中から21世紀の今に至るまで、無数のパロディ・パスティーシュを生んできたシャーロック=ホームズの物語。自身(二人のうち片方)も少年時代に病気で寝ている時に出会った『シャーロック=ホームズの冒険』に触発されて推理作家の道を進んだという編者・エラリー=クイーンが、各界の同好の士たちによるホームズ物語のパロディ・パスティーシュを精選したアンソロジーである。 上巻はミステリ作家及び著名文学者の作品を集めたものとなっている。「語られざる事件」の一つである「ジェイムズ=フィリモア失踪事件」の真相を探偵エラリー=クイーンが推理する編者自身の作品(脚本)を始め、アガサ=クリスティ「おしどり探偵」中のホームズシリーズをモチーフにした一編、モーリス=ルブランのアルセーヌ=ルパンもの、さらに『トム=ソーヤーの冒険』のマーク=トウェインやO=ヘンリーなどの作品も含まれている。一方で、入手困難な出版物に発表された幻の作品も丹念に集められており、この分野に対する編者・クイーンの情熱と造詣の深さが窺える。 全体として推理より遊び心に比重を置いたパロディ中心の構成のため、人によっては少し物足りなさを感じることもあるだろう。本格的な推理中心のパスティーシュであれば、例えば(個人的にはあまり好きではないが)ドロシー=セイヤーズによるシリーズなどもあるので、興味のある方はいろいろと探してみるのも面白いかもしれない。 | ||||
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パロディ・パスティーシュが小説や映画の一つのジャンルを形成するまでになった数少ない(欧米のファンがよく言う「唯一の」という形容には疑問も感じる。『三国志演義』や『千一夜物語』など似たような例は他にもあるだろう)作品の一つであるホームズシリーズ。自身も上巻にパスティーシュを一編書いている編者のエラリー=クイーンが、さまざまな著者たちの手になるホームズ物語のパロディ・パスティーシュを精選したアンソロジーである。 下巻はユーモア作家、研究者その他による作品を集めたものとなっている。上巻に比べ、内容はハチャメチャなお笑いものが多いが、中には(探偵の名前が「ソーラー=ポンズ」だったりするほかは)おふざけ抜きの本格的なパスティーシュもあり、変わったところでは、ホームズシリーズの挿絵画家として(おそらくシドニー=パジェットの次くらいに)有名なフレデリック=ドア=スティールの掌編なども含まれている。 上下巻を通じて、ギャグ自体はそれほど面白いものではない。作品の出来も玉石混淆、特に下巻は全体的に「石」が多めで、純粋に小説としての評価であれば星2つあたりが妥当なところかとも思う。ただ、通読して感じたのは、いかに多くの人々が多様な立場から、ホームズの物語をこよなく愛しているかということである。内容そのものを楽しむというより、むしろ、各界のファンによるホームズシリーズへのオマージュを集めた、一種のファンブックとして読むべき本かもしれない。 個人的に残念な点が一つ。ここまで集めるからには、ぜひともコナン・ドイル自身によるセルフパロディ「野外バザー」「ワトソンの推理修行」の2編も収録してほしかった。 | ||||
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ショートショートやシナリオ形式まで 掲載されている ホームズ愛な傑作選その2。 思いっきりすっ飛んだ パチネームのホームズが出たりと とにかくパロディ路線を駆け抜けていきます。 もはや誰も止められそうもないですね。 そんな中でも傑作は 女ホームズと女ワトソンかな。 たぶん女になったらこうなるんだろうなぁ… というのが見事に再現されています。 これは本当に秀逸です。 そのほかにはあちゃーと思える作品や なぜそこにいるのさ、なホームズまで。 本家とは違ったホームズをお楽しみください。 | ||||
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