ホームズとワトスン―友情の研究
- 名探偵 (559)
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二人の人生を非常に細かく描いていて、 正に「コナン・ドイルもびっくりの一冊」ではないかと思います。 内容上、少なくともホームズの「聖典」と呼ばれるものは 全部読んでいて、「〜の話の〜の記述」と言われて 「ああそんな箇所あったな」程度に思い出せるくらいの 知識があった方が面白いです。 というか、ないと意味の分からない箇所も多いので 未読の方は注意した方がいいです。 ところで、若干の疑問が…。 ワトスンの二度目の結婚についてですが。 某事件で某夫人と出会い、ホームズにはナイショで 関係を育み再婚までこぎつけた…という風に 著者は解釈していますが、 当時ワトスンはホームズと同居していたはずで、 初対面の依頼人のウソすら瞬時に見抜くホームズ相手に 「ナイショで」なんて出来たのでしょうか? (ワトスンがちょっと郵便局に行っただけでも 速攻バレているのに…) しかもワトスンは著者が述べているように 「もっともらしいウソが苦手」な人物のはず。 さすがにこの説はどうだろうかと思いました。 ちなみに私はワトスンの再婚は懐疑的です。 というのも、ホームズシリーズは、 過去にさかのぼって発表された話も多く 事件の時系列は非常にややこしい。 その割には、コナン・ドイルは、 ホームズシリーズを何度も終わらせようとしたくらい 嫌気がさしていたわけで、はっきり言って 細かく年表を検証して執筆したとは思えないです。 単純に勘違いしてただけじゃないの?と言ったら ファンに怒られるのですかね? | ||||
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ホームズとワトスンの関係を軸にした読みやすい架空の伝記です。 突飛な自説を強引に展開することはなく、あくまで正典をていねいに掘り起こして二人の人生を浮きぼりにしており、 その誠実さに好感が持てます。 二人を完全に同じ比重で扱っている点もよいです。若干ワトスンびいきでホームズに厳しいところもありますが(笑)。 トムスン女史のパスティーシュも楽しく読みましたが、彼女がいかに二人の友情に魅了されているかが微笑ましいほどにじみ出ています。 ホームズを読むのがますます楽しくなりました。 | ||||
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ベアリング=グールドによるホームズ伝記も有名ですが,そちらは荒唐無稽な内容で冷めてしまいました。 こちらのトムスン版は,(これまでに女史によって書かれたパスティーシュから分かるように)リアリズムある筆致で,ホームズとワトソンが実在していたかのような錯覚を読む者に与えます。幼少期の生活を推測し,ホームズの人格が形成される過程を描いた部分はとくに秀逸。 ホームズ伝記の決定版でしょう。 | ||||
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いわゆるホームズ研究書なんだけど、事件の日付や物語の矛盾の研究などよりも、ホームズとワトスンのキャラクターや関係性に重点を置いて深く切り込んでおり、読むうちに二人の架空の人物が生き生きと頭に浮かび上がってくるようで、読み物としても非常に優れていた。作者はホームズのパスティーシュとして最高傑作と呼ばれる「シャーロック・ホームズの秘密ファイル」なども書いている。 | ||||
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ホームズ物のパスティーシュの中では群を抜く上手さ(まるで本物)の作者がホームズとワトソンの二人の友情を描いている。 今までの研究物に比べ、ワトソン博士の存在の大きさを認めてる。個人的にはこの見方に賛成。 ホームズはワトソンという唯一無二の親友がいたから、あれだけ活躍できたのだと思う。 もしワトソンがいなかったら、コカイン中毒になり、うっぷんを晴らす相手もおらず、からかう相手もいなかった。 そんな孤独な状態でホームズは活躍できただろうか? やはりこの二人は抜群のコンビなんですね。 | ||||
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