(短編集)

シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち 2



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シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち 2 (扶桑社ミステリー)

2015年11月01日 シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち 2 (扶桑社ミステリー)

ホームズ・パスティーシュの新機軸、その後編。ドイルの同時代人、E・W・ホーナングが生んだ紳士泥棒A・J・ラッフルズとの知恵比べ、地下鉄の工事現場に夜な夜な現れるミイラ男の怪。ホームズがタバコ入れとしている“ペルシャ製スリッパー”の謎が明かされ、あのH・G・ウェルズが登場する。そこはなんと、“宇宙戦争後”の世界なのだ!エリック・ブラウン、リチャード・ディニック、マーク・ライトら、俊英が妄想力と遊び心を詰め込んだ奇想天外な8編。お楽しみあれ。(「BOOK」データベースより)




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No.2:
(4pt)

概ね正統なパスティーシュ

ホームズのパスティーシュ集の第2弾。第1弾がビミョーだったのであまり期待していなかったが、この第2弾はけっこう面白かった。ホームズが火星人の事件を解決するといった変わり種もあるが、「閉ざされた客室」「堕ちた銀行家の謎」など、概ね正統なパスティーシュが堪能できる。

第1弾は誤字脱字があまりに目立ったが、第2弾ではそれがほとんどないのも評価に値する。つまり翻訳もそんなに悪くないのだ。訳者あとがきを読むと「本書訳出中に急病に罹(かか)るなどいくつもの想定外の事件に見舞われたために、原稿完成までにかなり苦労した」とある。第1弾の翻訳に難があるのは、そのことと関係があるのかもしれない。

にしても、一人称の問題はやっぱり残る。本書ではホームズが「わたし」でワトソンが「ぼく」と言っているのだが、これは逆のほうがいいと思う。しかしなぜか、ホームズが自分を「ぼく」と呼び、ワトソンが自分を「わたし」と呼ぶ場面が、それぞれ1カ所だけある(P247とP201)。そこだけ急にどうした、という感じである。
シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち 2 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち 2 (扶桑社ミステリー)より
459407331X
No.1:
(5pt)

バランスの良いホームズ・パスティーシュ集第二弾

英国のクセモノ作家が集まったホームズ・パスティーシュ集の二冊目。一巻目が予想以上に面白かったので、こちらも購入。
「閉ざされた客室」★★★★
◎走行中の列車のコンパートメントでの密室殺人。正統派の謎解きもので、原典に近い味わい。
「火星人大使の悲劇」★★★★
◎H・G・ウェルズの『宇宙戦争』後に火星と地球が国交平常化し、エイリアンネイション状態になっている中での殺人事件。これも正統派。
「地下鉄のミイラ男」★★★
◎地下鉄に何かが徘徊しているというのは都市伝説の典型だが、これもそのひとつ。理屈がすごい。
「ペニーロイヤルミント協会」★★★
◎社会問題をテーマにした、真面目な内容。イギリス小説らしいという点で評価できる。
「ペルシャのスリッパ」★★★
◎有名なホームズのスリッパ話で、たしかにもう片方はどこにあるのか謎だったよな。
「泥棒のもの」★★★★
◎コナン・ドイルの義弟が生んだ怪盗ラッフルズとバニーのコンビと、ホームズ&ワトソンとの遭遇話。ありそうでなかった設定を実現してくれただけでも大満足。
「ハドソン夫人は大忙し」★★★★★
◎釣られた魚の腹には宝石が入っていた。ということで、陰の立役者ハドソン夫人が大活躍。本書の目玉の一本だ。
「堕ちた銀行家の謎」★★★★
◎銀行家をめぐる事件と謎。邦題のセンスも上等で、原典の一本といっても違和感がない出来だった。

 一巻目がどちらかというとお遊びが濃い楽しい作品が多かったのに対して、こちらは正統派寄りでうまくまとまっている印象が強い。
 ホームズ・ブームで最近になってファンになった読者にとって、原典を読んだあと新刊で入手可能ななかでは、これがもっともとっつきやすいパスティーシュ本といえるだろう。
シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち 2 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち 2 (扶桑社ミステリー)より
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