シャーロック・ホームズ対伊藤博文
- シャーロック・ホームズ (72)
- 伊藤博文 (2)
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| 素晴らしい作品で非の打ち所がないです!本当にこういう歴史が裏であったのではと思わせる。楽しかった! | ||||
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| とても良かったです。シャーロック・ホームズの人物象に、現代ドラマ版の「シャーロック」の影響が多分にあるように感じます。その他の解釈についても、様々な考察の1つとして筋は通っていると思います。当然好き嫌いは好みですが。 若干、日本贔屓すぎるかもですが、まあ私は日本人なので悪い気はしないです(笑) | ||||
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| ライヘンバッハの滝以後の大失踪期間を日本で活躍していた。 島田荘司「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」ではホームズは精神を病んでいてワトスン先生は文字通り小説を書いていた。 こちらは伊藤博文がロンドン滞在中に子供時代のホームズ兄弟と知り合い、その後に探偵となったホームズとのお話。 題名では対決をしているように思えるが、伊藤博文の抱えた日露政治問題をホームズが一緒になって解決する物語。 面白かったし、巻末の北原尚彦さんの解説もよかった。 続編もあるらしい。 | ||||
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| この本が面白いって勧められて、手に取りました。ちょっと小耳には 挟んでいましたが、作者が作者だったので、ちょっとね。 物語はイギリスに密航していた伊藤博文と井上馨がシャーロック兄弟を 救うところから始まります。 そして時は流れ、モリアーティとの戦いの末に、今度は密航して日本に やってきたシャーロック。匿う伊藤博文。その二人に舞い込んだのが、ロシア 皇太子の暗殺事件。暗殺は未遂に終わり、犯人が無期懲役に処されたことで ロシアは怒りを示し、日本に戦艦九隻でやってきた。 さてこの困難、危険、暴発寸前、戦争不可避の状況で、伊藤とシャーロックは どう立ち向かうのか。 70点。 まあ、確かによくできてます。細かいところまで組み立てて、感心するくらい。 そのあたりがいつぞやの貴志さんに似てて、同じ人が書いたんじゃないかって 思うくらい。 でも、途中でなんとなく読めてしまい、無理やりな推理、推測っていうのにも 飽きてきて、ちょっと読み切るのが辛かったなあ。私が著者の作品が苦手というのも あるかな。 シャーロックの作者コナンドイルは名探偵コナンの名前の由来。あたかも劇場版 コナンを見ていたような錯覚を覚えてしまいました。 完全版とその前を比べるってのも結構やるんですが、この作品はもういいかな。 ちょっと読み切って疲れた感じ。でもよく出来てます。お試しあれ。 | ||||
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| 本の帯で島田荘司が「興奮作」と推薦している。解説では北原尚彦が「第一級エンターテインメント」と褒め、細谷正充という人も「一気読み」と絶賛している。こうした美辞麗句に目をくらまされてしまった、という感じだ。 面白くなかったのである。本書はミステリとしての体をなしていないと思う。ホームズが行く先々で例の相手を驚倒させる芸当を披露するのだが、全編そのオンパレードなのだ。もはや千里眼か神通力の類である。 それでどしどしと都合よく話が運んでいく。文章はなべて達者だし、ラストのアクションシーンには畳みかけるような迫力も感じたが、皇室やロシア皇太子のことを書く際に変な二重敬語が頻出するな、とか、そんなことばかり気になっていた。 思えば、ありとあらゆるホームズ・パスティーシュを読んできた。しかしそろそろパスティーシュに決別してもよいのではないか、という思いが本書を読み終えるとともに沸き起こった。さらばホームズ・パスティーシュよ、これまでありがとう。 | ||||
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