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シャーロック・ホームズ対伊藤博文
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シャーロック・ホームズ対伊藤博文の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 1~20 1/4ページ
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ライヘンバッハの滝以後の大失踪期間を日本で活躍していた。 島田荘司「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」ではホームズは精神を病んでいてワトスン先生は文字通り小説を書いていた。 こちらは伊藤博文がロンドン滞在中に子供時代のホームズ兄弟と知り合い、その後に探偵となったホームズとのお話。 題名では対決をしているように思えるが、伊藤博文の抱えた日露政治問題をホームズが一緒になって解決する物語。 面白かったし、巻末の北原尚彦さんの解説もよかった。 続編もあるらしい。 | ||||
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この本が面白いって勧められて、手に取りました。ちょっと小耳には 挟んでいましたが、作者が作者だったので、ちょっとね。 物語はイギリスに密航していた伊藤博文と井上馨がシャーロック兄弟を 救うところから始まります。 そして時は流れ、モリアーティとの戦いの末に、今度は密航して日本に やってきたシャーロック。匿う伊藤博文。その二人に舞い込んだのが、ロシア 皇太子の暗殺事件。暗殺は未遂に終わり、犯人が無期懲役に処されたことで ロシアは怒りを示し、日本に戦艦九隻でやってきた。 さてこの困難、危険、暴発寸前、戦争不可避の状況で、伊藤とシャーロックは どう立ち向かうのか。 70点。 まあ、確かによくできてます。細かいところまで組み立てて、感心するくらい。 そのあたりがいつぞやの貴志さんに似てて、同じ人が書いたんじゃないかって 思うくらい。 でも、途中でなんとなく読めてしまい、無理やりな推理、推測っていうのにも 飽きてきて、ちょっと読み切るのが辛かったなあ。私が著者の作品が苦手というのも あるかな。 シャーロックの作者コナンドイルは名探偵コナンの名前の由来。あたかも劇場版 コナンを見ていたような錯覚を覚えてしまいました。 完全版とその前を比べるってのも結構やるんですが、この作品はもういいかな。 ちょっと読み切って疲れた感じ。でもよく出来てます。お試しあれ。 | ||||
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本の帯で島田荘司が「興奮作」と推薦している。解説では北原尚彦が「第一級エンターテインメント」と褒め、細谷正充という人も「一気読み」と絶賛している。こうした美辞麗句に目をくらまされてしまった、という感じだ。 面白くなかったのである。本書はミステリとしての体をなしていないと思う。ホームズが行く先々で例の相手を驚倒させる芸当を披露するのだが、全編そのオンパレードなのだ。もはや千里眼か神通力の類である。 それでどしどしと都合よく話が運んでいく。文章はなべて達者だし、ラストのアクションシーンには畳みかけるような迫力も感じたが、皇室やロシア皇太子のことを書く際に変な二重敬語が頻出するな、とか、そんなことばかり気になっていた。 思えば、ありとあらゆるホームズ・パスティーシュを読んできた。しかしそろそろパスティーシュに決別してもよいのではないか、という思いが本書を読み終えるとともに沸き起こった。さらばホームズ・パスティーシュよ、これまでありがとう。 | ||||
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有り得ないけど読み出すと止まりませんでした。 | ||||
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先ずは、この本の作者の着眼点&着想の面白さに脱帽!あり得ない事は100%分かっているのに、内容の面白さに引き込まれて一気に読んでしまった!お勧めです! | ||||
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明治時代の物語なのに、頑張るという昭和時代の造語が台詞に出てくるのが完全アウト。 | ||||
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あのシャーロックホームズと、お札にもなった伊藤博文。これが対決するとは、それだけで面白くないはずが無い。しかも書くのは松岡圭祐。 しかし読了後の感想は、面白くないはずは無いのに面白くなかった、である。 特に巻末の二名によるそれぞれの解説を読んで、更に評価は下がった。 膨大な知識を縦横無尽に組み合わせて物語を創造していく松岡圭祐。作家が創造した人物をスピンオフ的に登場させたりするのは良くある。それでもホームズと伊藤と言う組み合わせは凄いと思ったのだが、巻末の解説を読むと、別作家のホームズ譚としてホームズと実在の人物を組み合わせる物語は結構あるらしい。 で、1983年には既に日本人作家によって ”大失踪期間” にホームズが日本を訪問していたと言う小説が発表されており、1984年にはホームズがロンドンで夏目漱石に会っていたと言う本も出版されている。 松岡圭祐レベルの作家が、そんな二番煎じ三番煎じをやるのかと、それだけでがっかり。 内容も、実際の大津事件を中心に書かれており、当初のロシア側の対応が急遽反転していく辺りから、創作の世界に入っていく。しかし、ホームズが解決するその創作部分が、どうにもお粗末。 但し、実際の大津事件に黒幕がおり、それがロシアのオフラーナと言う組織に属するロシア人二人だったと言うのは、面白かった。 また、本作に限らず松岡圭祐氏の著作には、日本のみならず世界の武道や武術に関する記述が良く出てくる。しかし多少なりとも経験が有ると、いかに松岡氏が武道や武術に疎いかが良くわかる。体験はおろか、動画投稿サイトなどでの確認さえしていないのではと思う。 本作では、若かりし頃にロンドンに密航した伊藤博文が幼いシャーロックホームズに出会うシーンが有る。大男を倒した伊藤博文に、若きシャーロックホームズはどうやったのかと尋ね、伊藤博文は「柔術、空手、剣術」と答える。 空手が本土で公式に紹介されたのは1920年代。薩摩藩出身の人間だったらまだ無理が通ったかも知れないが、伊藤博文は長州藩。そもそも伊藤博文がロンドンに密航したのは琉球処分前。空手どころか唐手と言う言葉も怪しく、普通に手(ティー)と呼ばれていた頃。従って、ロンドンを再訪しホームズに冷たい対応をされた際、ホームズが「二年前に日本人の空手師範に会った」と言うセリフも含め、どんなに博学なホームズでも、その頃にkarateと言う言葉を知っていた可能性は無い(もちろん伊藤博文も)。 武道や武術に疎いのは仕方が無いが、時代背景は知っておいて欲しかった。 | ||||
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松岡さんの作品は、千里眼とか万能鑑定士とか、やたらすごい女の子が主人公となっている作品がおおく、それはそれで楽しんでいましたが、過去にさかのぼるほどいい作品がでてきます。義和団の変のような歴史ものと、超人的な主人公(この場合はホームズ)が出てくるエンタテイメントがうまく融合して、伊藤博文との掛け合いも自然な感じでした。本の中にシャーロックホームズの話のかけらが4つ程度入っているそうなのですが、私はシャーロキアンではないので、残念ながら”まだらの紐”のエピソードが入っていることしかわかりませんでした。むしろ大津事件(詳しくはこの本を読んでください)が事件の裏はさもありなんと思うほどリアルでした。 | ||||
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松岡さんの作品は色々拝読しましたが、これはまた一味違って面白い。確かにシャーロックホームズの作品として読めました。 こんなに幅広いジャンルで書ける人あまりいないと思います。作品ごとに感心してます。 またシャーロックホームズを書いてほしいなと思います。 | ||||
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ライヘンバッハの滝の一件から日本ヘ渡ったホームズの描写がとても素晴らしく、本好きに出会うと紹介しております。 | ||||
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名前は知っているものの、タイトルからは内容の想像が全くつかないと思ったら、これが明治時代の日本でホームズが伊藤博文と共に、歴史上の出来事の大津事件の背後にある真相を探るという何とも壮大な歴史冒険小説でした。 史実を織り交ぜながら、名探偵ホームズが活躍する物語は、正にエンターテインメントの王道という感じです。物語の構成も巧みで、作者のストーリーテラーぶりが遺憾なく発揮されていると思います。 | ||||
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ぜひ騙されたと思って「最後の事件」と「空き家の冒険」の間に読んでもらいたいんですが、深く読めば読むほど驚かされます。ドイルの両短編にあった矛盾が、見事この作品で解消されるからです。シャーロックのアジア旅に説明がつくだけじゃなくて、モリアーティは「最後の事件」でもう絶望していたとシャーロックが決めつけているのに、「空き家の冒険」で実は手下がいたとバラされる、その脈絡のなさにもすべて説明がつくんです。この時期、イギリスは親日でしたから、シャーロックの視点が日本賛美に傾いているという指摘は的外れです。それよりロシア大使あたりの描き方の的確さとか、歴史好きにも本当に楽しませてくれる物語です。絶対おすすめです。 | ||||
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シャーロックの本は一度も手にしたことはありませんが、日本史の知識があればすんなり読めてしまいます。丁寧に説明もされていて、予備知識のない方が見たらノンフィクションと錯覚してしまうかもしれません。教科書ではさらりと流される程度の事件ですが、こういう出来事の1つ1つの繋がりが波及して大きな時代のうねりに繋がるのだと思います。ミステリーと云う要素だけでなく歴史小説としても楽しめます。より楽しむには明治前後の予習をお薦めします。 | ||||
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伊藤博文がよく書けている。まさにヒーロー。 そして部類の女好き。冴羽獠かなw 江戸末期、日本のてんやわんやが目に浮かぶ。 今回はワトソンさんが活躍しない。 | ||||
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相変わらず強引の所がありますが面白い。 しかも日本での相棒は伊藤博文。 ロシア皇太子襲撃事件を絡ませて戦争危機を 回避に奔走するストーリーについては 驚きです。 | ||||
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最初タイトル見て、「エイリアン対プレデター」みたいのを想像してしまいました。 でも、実際はワトソンの位置に伊藤博文が収まったような話です。 かなり面白かった。 一見荒唐無稽とも思える着想を、きっちり原典と整合させつつまとめたという印象でした。 本当にシャーロック・ホームズの外伝でありそう。 ただ、いくつか気になってしまった点も。 まず、伊藤博文が柔術と空手を習得しているという設定ですが… 琉球から本土に唐手が入ってくるのはせいぜい明治末で、本格的な伝播は大正以降の話です。 長州出身で江戸時代生まれの伊藤博文が空手を使えるというのはちょっと無理かと。 (まあメインの体術は柔術なんですが) それから、正体を喝破されたアンナがホームズにペラペラ真相を喋り始めるのも、少々違和感が… 秘密警察の人間ですから、最後まで自分達の素性を語らないような気がします。 ちょっと粗探ししてしまいましたが、非常に読み応えある話でした。 個人的には、皇太子ニコライに兄弟の絆を説教するホームズがとても良かった。 ホームズの屈折したキャラが良く伝わってきました。 | ||||
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ネタばれになるから、コメント出来ませんが、楽しく読めました。 | ||||
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松岡圭佑作品は初期の頃から最近の作品まで大体読んだと思います。この本が一番好きになりました。 シャーロックが実在の人物で、歴史物を読んでいるような楽しさです。 弾むような初期の作品、重厚な最近の作品、その良い部分が溶けあったような満足のいく作品でした。 | ||||
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なかなかに凄いスケールの物語です。タイトルから感じられない、素晴らしい小説です。コナンドイルも驚くと思います。松岡さんらしい切り口で明治の時代を外・内側から描いた手法には脱帽です。そこに外交問や公害問題まで絡ませて、アクションシーンまであって感動しました。これを映像化すれば国際的な高い評価を受けること間違いなしです。 | ||||
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シャーロック・ホームズという架空の探偵が宿低モリアーティ教授を倒し、日本にやって来る。そこで伊藤博文と出会い、大津事件という実際の話を捜査する。そこには日本が滅亡しかねない大きな陰謀が・・・・。これは、読んでくださいとしか言えません。 | ||||
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