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シャーロック・ホームズ対伊藤博文
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シャーロック・ホームズ対伊藤博文の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 41~60 3/4ページ
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シャーロックホームズが伊藤博文に会いに、明治の日本に来ていたという設定に、どうなるのかと思いましたが、いつの間にか物語に引き込まれました。 起こった事件は、この後に起きる日清、日露戦争への布石にもなっていて、歴史的にも面白かったです ルパン派で&薩摩派なんですが、一気に読んでしまいました(笑) | ||||
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本当に伊藤博文とシャーロック・ホームズが出会ったように感じながら、とても楽しく読めました。 シャーロック・ホームズのお話は子供の頃に読んだことがありますが、あくまでも海外の事件で距離感がありました。本作では日本の事件を伊藤博文とシャーロック・ホームズが解決へ導いていくので、親近感がわきます。クライマックスへ向かうにつれ、とてもハラハラドキドキしながら読みました。 大人しくしていられないシャーロック・ホームズはいつもやんちゃで好奇心旺盛。まるで子供のようで、また首を突っ込んでる! と毎回心配になる反面、彼が絡んでどのような事件展開になるのかと楽しみでもありました。 タイトルを見たときに、どうやって伊藤博文と絡むのかと本の発売を心待ちにした甲斐がありました。 伊藤博文については千円札の人というイメージしかなかったので、とても興味をかき立てられて人物史を読んでみたくなりました。 歴史的な重要な事件と個性の強い2人が対峙する様には大興奮でした。本当に2人が会っていたらいいなと思わずに入られません。 | ||||
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ライヘンバッハの滝以後の空白期間にホームズが日本に現れ、旧知の伊藤博文とともにロシア皇太子襲撃事件に端を発する日露戦争勃発を阻止するという、歴史好きには堪らない虚実ないまぜの快作。 ホームズ、伊藤の友情物語であるとともに、ホームズ自身の人間的成長(?!)をも描く。今後長く読まれるべき新ホームズ譚になった。 | ||||
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松岡圭祐とシャーロック・ホームズがフィットすることに今まで気づかなかった自分が馬鹿であった。『千里眼』シリーズを全部読んでいるくせに現代の臨床心理士を描いた作家の根幹にホームズの観察力+推理力が潜在していたことを気づかずにいたのだから。 ここで描かれるホームズは、持ち前の推理力で大津事件とロシアの裏事情にある謀略を抉ることで何と日本を救う。『催眠』や『千里眼』のシリーズで広げられた大風呂敷のプロットが、何とホームズと伊藤博文のいた時代に広げられる。ああ、松岡ワールドだなあ、と思う。 このところ美人ヒロイン小説のシリーズに終始していた松岡圭祐が真向勝負の歴史小説『黄砂の籠城』に続き、歴史に推理と冒険を加えて原点回帰のスケール感のあるエンターテインメントを書いてくれたことが何より嬉しい。 | ||||
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ホームズ空白の3年間。 正典では、チベットへ行っていた以外その足跡は謎のままですが、日本に行っていたという設定です。 ロンドンでの伊藤との出会い、ライヘンバッハの滝以後日本に行くことになる必然性、日本についてからの伊藤とのかかわり、そしてふたたびロンドンに戻る理由。 歴史的事実と創作が実に見事に融合されていて、おもしろく、一気に読んでしまいます。 「ゆがんだホームズの内面性」が伊藤や日本とのかかわりの中で、「少し修正されて、人間らしく」なっていく「成長物語」の要素。 ロシアと日本、日本とイギリス、ロシアとイギリスという国家間関係の丁寧な描き方。 「必要悪」を許容するホームズと、「罪刑法定主義」の遵守こそが一流国家の必須と必死に信ずる伊藤との対比。 シャーロキッアンにとっては、「伊藤博文」に「ワトソン」を重ねてしまうようなつくりや、作品中の要所に「正典」との繋がりがわかる事件やセリフがちりばめられていて、おもわず微笑んでしまします。 著者はまるで「プロ」のシャーロッキアンのようです。 大変面白く、次々にページをめくってしまいます。 大部ですが、1日で読み通せます。是非、ご一読ください。 あえていうなら、日本滞在中、「伊藤家の小さな謎」を解いてしまうような「小ネタ」があったら、おもしろかったかなあと思います。 | ||||
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前作の黄砂の籠城に続き、新しいフィールドを開拓されたんだなあと思いました。 両者とも知らない人はいないと思いますが、一人は歴史上の人物、一人はフィクションの世界に生きる人物。 よく現実と虚構の世界の住人をかけあわせようと思ったなーと、その発想に驚きです。 しかも両者が持つイメージを崩さず、お互いの世界観を踏襲しつつ、なんら違和感もなく読めるのだから凄いの一言です。 | ||||
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明治時代、実際に起きた大津事件をベースにフィクションを織り交ぜていくミステリー。ワタシは恥ずかしながら事件そのものを知らないまま読んだので、史実とフィクションの境目がわからなかったが、とても自然な流れでありドラマチックで楽しめた。読後簡単に事件の概要を調べてみたところ、車夫が勲章をもらう場面に一つの謎を差しはさんだところが特にすごく上手いと思った。 モリアーティ教授との対決で死んだことになったホームズが兄の助けで日本へ密航し、伊藤とともに大きな事件を解決に導いていくというこのストーリーに、どうしてこのタイトルなのか、と思いながら読み進めていたが、その疑問は三度目の対立となった終盤近くに氷解する。それはホームズと伊藤の強い思いが一致した瞬間で二人の強い結びつき、特にホームズが伊藤の決意に感化され精神的に大きく成長する様子(それまではやや駄々っ子のように見えた)に胸が熱くなった。 これを読んでもう少し歴史を調べたいと思ったし、本物(?)のホームズに興味が沸いてkindle版をダウンロードしてしまった。 | ||||
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あのラインバッハの滝で、モリアーティ教授とともに滝に落ちたはずのホームズは実は生きていた。そして、少年の頃に出会った伊藤博文と日本で再開する。日本滞在中に起こった大津事件の謎解きに挑み、日本とロシアの緊張関係を解き放った。フィクションとノンフィクションを緻密に構成し、融合させた本作品に圧倒された。 ただ唯一、気になるのはタイトルである。決してシャーロック・ホームズと伊藤博文は対決しているのではなく、むしろ心からの信頼関係で結ばれている。タイトルにやや違和感があったが、それでもホームズ作品を読んでいない人も歴史が苦手な人でも、十分に楽しめるミステリーであることは間違いない。 | ||||
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ホームズと実在の日本人が共演するパスティーシュという点から、同趣向の記念碑的傑作「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」(島田荘司)を想起させつつ(ホームズと副主人公の嫋々たる別れの場面など恐らく「倫敦ミイラ」がイメージソースの一つでは)、更に強いエンタメ色と衒学的快感に満ちた、ホームズファンには必読の作品になっている。細部まで読み込むほど楽しいです。 そんな風に楽しんで読みましたが気になった点も。ホームズを通して語られる生硬な日本人礼讃がいわゆる「日本マンセー」風で些か鼻白んだのと、大津事件やロシア貴族関係の地の文があまりにWikipediaの記事の文そのまんまなのが引っ掛かりました。 | ||||
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作家生活20周年ということで、これはこれでありなわけですが、やっぱり、萌え萌え系キャラが好きなわけで。 勝てば官軍負ければ賊軍。 負ければ正義は死にもうす。 でもね、戦わずに勝つのが最良って孫子が言ってるよ。 実力もないのに、威張るのが“サル”であり、さも実力があるように見せ、なめられないようにするのが、“押し出し”。 私を滅ぼす者、外だけでなく、内にもある。 ただ、無闇にその癌を除去しようとすることは得策とは言えない。 弊害もあるからさ。 | ||||
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歴史を題材に、しかもかのシャーロック・ホームズを登場させてのストーリーに、最初は少し懐疑的に読み始めましたが、気づくとすっかりストーリ展開に没頭していました。正直言って、タイトルからは想像のできないミステリーの世界に魅せられるのは請け合いです。 私もシャーロック・ホームズ作品は読み込んだ方ですが、全く違和感を感じさせないホームズがいて、いつものお約束どおりの活躍にワクワクさせられました。文庫本でこれほど楽しめるのは、本当に読んで損はないと思いますよ。 また違う形でのチャレンジを是非期待したいです。 | ||||
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本格ミステリ好きはもちろん、歴史好きも大満足の作品だと思います。 これは史実?と錯覚するような感覚は、松岡圭祐さんの作品の面白さそのもの。 こんなに深く読み楽しめる作品に出会えて感動です。 | ||||
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全く思いつかない様な組み合わせの妙と、史実をしっかりと検証した上でのひねりの効いた作品の構成は、きっと読者を大きな驚愕と感動に導いてくれます。よくもこういう発想ができるものだと感心するばかりです。松岡ファンのみならず、是非広く読んでほしい一書です。 | ||||
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タイトルを見て、フィクションの探偵と歴史上の人物を対決させてどうするんだろう?おもしろいんだろうか?と半信半疑でしたが、読み始めたら先が気になって止まりませんでした。 二人が共闘して難問に立ち向かっていくさまは痛快でした。 | ||||
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シャーロキアンが読んでも面白いのかどうかわかりませんが、シャーロック・ホームズは数冊しか読んだことがない私には面白かったです。 大津事件を巡り物語が展開しますが、虚実ないまぜで実在の人物や実際に起こった事件とシャーロック・ホームズとがうまく絡み合って描かれるので、途中からまるでシャーロック・ホームズが実在していたかのような気になってきます。明治という時代が好きな人にはたまらない作品ではないでしょうか。 書名から想像していたものとは異なり、読み応えのある歴史物でした。 | ||||
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子供の頃に読んだホームズと歴史上の人物伊藤博文との対決!?と思いきやそうでもなく史実と虚構がないまぜになって知らなければ、全部が本当の世界になってしまいそうです。単発ではなくて、難しいとは思うのですが、再び日本を訪れるとかで、ホームズの活躍を待ち望みます。史実に縛られない自由な活躍を期待するのですが無理でしょうかね。ホームズって、こんなにも気難しい人だったっけと昔の記憶をたどりながら読みました。出てくる人の人物、キャラクターの設定が面白いかもしれません。 | ||||
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今回の作品は伊藤博文とホームズという下手をすればキワモノ作品になりかねない組み合わせですが、読んでみると信じられないことに不協和音はありません。始まりから終わりまで無理な部分がありませんでした。さすが、松岡さんです。しかも物語には他にも歴史上の人物が絡んできて歴史絵巻のような豪華さを醸し出しています。推理もしっかり練られていて飽きない作品でした。 | ||||
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大津事件の裏にロシアの深謀が!若き日にロンドンで知り合った伊藤博文とシャーロックホームズの友情が、日本を救う。シャーロックホームズの孤独な人生観が癒される。……何という発想!松岡圭祐の大胆な発想力、膨大な知識に脱帽。読み応え十分です! | ||||
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この二人が、どうやって、かかわっていくのか、興味がありました。 あまりにも、有名な方々ですからね。 歴史と創造を、うまくとらえ、どうなるのか、次から次へと読みたくなりました。 お互い、おおきな声では言えないことをした、ふたりでしたが、ホームズが日本とロシアの戦争を回避したのは言うまでもありません。 日本語がわからないホームズですが、ちょっとした違和感で、日本を救うことになりました。 それに対しての伊藤博文のホームズへのお返し。 できる方々は、素晴らしい。 歴史は苦手で、万能探偵士Qシリーズが好きな私ですが、楽しくドキドキしながら読むことができました。 | ||||
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今回の作品は日本で起きた事件をシャーロックホームズが推理し伊藤博文がサポートするという 自分の中では考えつかなかった発想に驚き最後まで一気読みしてしまった。 シャーロックホームズの知と伊藤博文の武が織りなす事件を解決までの流れがスムーズで面白かった。 | ||||
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