(短編集)

シャーロック・ホームズの叡智



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初公開日(参考)1955年09月
分類

短編集

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シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)

1955年09月22日 シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)

ある朝はやく、ワトスン博士はメイドにたたき起された。急患が来ているという。診察室に入ったワトスンが目にしたのは、片手に血だらけのハンカチをまきつけている若い技師だった。ハンカチを解いた手は医師のワトスンもぞっとするものだった。親指が根もとからなくなっているのだ。技師が語る恐怖の体験「技師の親指」など、8編を収めたシャーロック・ホームズ・シリーズ完結編。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

シャーロック・ホームズの叡智の総合評価:7.36/10点レビュー 11件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

新潮文庫だけの落穂拾い的短編集

巷間に流布しているホームズ譚の短編集は『~冒険』、『~帰還』、『~思い出』、『~最後の挨拶』、『~事件簿』の5冊が通例だが、新潮文庫版においては各短編から1、2編ほど欠落しており、それらを集めて本書を編んでいる。従って衰えの見え始めた後期の短編集よりも実は内容的には充実しており、ドイル面目躍如という印象をもってホームズ譚を終える事になろうとは計算の上だったか定かではない。
本作においては冒頭の「技師の親指」など結構読ませる短編が揃っており、個人的には「スリー・クォーターの失踪」がお気に入り。最後の「隠居絵具屋」はチャンドラー、ロスマク系統の人捜しの様相を呈した一風変わった発端から始まるが最後においてはポーの有名作品を思わせる仕上がりを見せるあたり、なかなかである。

しかしホームズ譚を全編通じて読んだ感想はやはり小中学校で読むべき作品群であるとの認識は強く、少年の頃に抱いた輝かしい物語のきらめきの封印を無理に抉じ開けてしまった感があり、いささか寂しい思いがする。色褪せぬ名作でもやはり読む時期というものを選ぶのだ。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10:
(5pt)

いろいろな翻訳者の「三人の学生」所収の文庫本を集めています。

原作の英文は同じでも翻訳者の感性で日本語訳は千差万別なことをよく理解しました。
シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)より
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No.9:
(2pt)

割愛する短編は選んでほしかった

新潮社から出ているシャーロック・ホームズシリーズの最後の短編集。「ページ数が多くなるので読者に迷惑をかけるという考慮から」それぞれの文庫で割愛された短編をまとめておさめている(「冒険」から二作、「思い出」から一作、「帰還」から三作、「事件簿」から二作)
新潮社版ホームズシリーズのネックは古風な訳とこの余計な配慮であるわけだが(世の中にはとんでもなく分厚い文庫はいくらでもある)、まあそれは最初からわかっていたことなのでまだいい。
それでも「冒険」の表紙にでも「当時の刊行順に読みたい読者にはおすすめしません」とでも書いておいてほしいが。

しかしいくらなんでも、割愛する短編くらい選べと言いたい。
私は「帰還」を読んだ時、説明なくしれっとホームズと同居生活を再開したばかりか医院の仕事をしている様子のないワトスンに「???」となった。そのあたりの事情を説明してくれないなんて、ドイルは不親切だなあと思ったくらいだ。
しかし!本書「叡知」に収録されている「ノーウッドの建築士」にはそこのところの経緯がばっちり書かれているではないか。しかもあとがきによると、これは本来「帰還」の二番目におさめられているはずの作品なのだ。
つまり、ドイルは悪くない。ちゃんと説明していた。
悪いのは新潮社だった。

どういう基準で選んだのかは知らないが、いくらなんでもキャラクターの前提情報が書かれている話を削るのはいかがなものか。
新潮社版でホームズシリーズを揃えた私だが、古風な訳も味があって好きになってきたところだったが、すっかり白けてしまった。
これからホームズシリーズを読んでみようと思っている人には、はっきり言って新潮社版はおすすめしない。
でも内容は良かったので、その分星2にした。
シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)より
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No.8:
(2pt)

シリーズ全体の構成に関してのみこの評価

訳文の古さは問題ではない。訳者嗣子による最低限の補訂も経ているし、最近の新潮文庫の版組はとても読みやすい。むしろ19世紀ヴィクトリア朝時代を舞台とするホームズ譚を味わうには最もふさわしい翻訳という評価が定着している。
しかしどうしても気になるのが、この『叡智』の存在だ。訳者による解説に、出版当時(1950年代)の編集方針で厚さを抑える目的で『冒険』『思い出』『帰還』『事件簿』から短編をいくつか外したとある。恐らくは完結した後に、外した短編まとめたこの『叡智』の出版を決めたようだ。
訳者も各解説で当初の短編集から外した作品か内容で劣るものではないと言っているし、苦渋の選択であったことが十分に察せられる(だからこそ『叡智』も出版されたのだろう)。しかしこれは、ある意味では当時流行していた長編の抄訳と同じことだ。
ホームズシリーズは一時の中断を挟んで30年間ほど書き続けられたものであり、やはりそれぞれの時期で内容や作風に変化がある。『冒険』と『事件簿』ではやはり大きく雰囲気も異なる。全作品を通読するのであれば発表順の読むのが望ましいが、新潮文庫の構成はこの視点を欠いている。
個人完訳を最も早い時期(一番ではないかもしれない)に成し遂げた新潮文庫には、ぜひとも本来の構成に改めてこの延原訳ホームズの出版を続けてほしいものだ。
補訂時が最も好機ではなかったかと思うが、何故かなされなかったし、最近の改版でも活字を大きくしただけだった。長く出し続けてきたものは簡単には変えられないのも理解できる。
しがし、新潮文庫では現在は600ページを越える作品も刊行している(少し薄い紙をつかっているようだ)し、この延原ホームズが今後永く読み継がれていくためには、原典どおりに再構成することが望ましいと思う。
シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)より
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No.7:
(4pt)

シャーロック・ホームズを初めて読まれる方に

もし、あなたがシャーロック・ホームズを初めて読まれるならば、出版順に読まれることをお勧めする
 先ず、最初は「緋色の研究」と「四つの署名」は読んで欲しい。ついで短編集の「シャーロック。ホームズの冒険」、「シャーロック・ホームズの想い出」、長編「パスカヴィル家の犬」、「シャーロック・ホームズの帰還」、長編「恐怖の谷」、「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」、そして、最後に「シャーロックホームズの事件簿」を読み終えると完全読破したことになる。但し新潮文庫版では、短編集の都合で先の作品から落とされた物を集めて「シャーロック・ホームズの叡智」なる表題で出版されているので、他の出版社の作品を選ぶ方が良いとおもう。
シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)より
4102134107
No.6:
(1pt)

新しいカバーだと思ったのに。

本自体は持っているので 新しいカバーが表示されていたので そちらを送ってくれるものとばかり思って購入したのに昔のままのが送られてきました。事件簿も叡智です。それならそうと説明に書いておいてくれれば良かったのに。良く利用していただけに残念です。
シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:シャーロック・ホームズの叡智 (新潮文庫)より
4102134107



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