(短編集)
ドイル傑作集II 海洋奇談編
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
ドイル傑作集II 海洋奇談編の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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近代ミステリの祖としても名高いドイルだが、何故かこのようなホームズ以外のアンソロジーには秀作が少ない。海洋奇談編と名付けられた本書は、その名の通り海や航海に纏わる話(小噺?)が集められている。ホームズ譚では見られなかった海洋物を6編とは云え、物していたとは不思議な感じがし、昔は1つのジャンルを成していたのだろうと推測する。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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届いた本の状態についてのレビューです。 古書ではなく新品の本を注文したのですが、背表紙の一部が折れてシワになっていました。 読むのに差し支えはないので返品はしませんが、少々残念でした。 | ||||
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ドイルのホームズものではないミステリ小説の傑作戦の海洋ものです。 | ||||
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なかなか味がある文章 期待の応えた海洋文学である。 造船学会の推薦で買ったが電車でよめる内容である。 | ||||
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思い出して読んでみようと思いました。 何だかとても懐かしく、とてもワクワクドキドキさせられました。 | ||||
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名探偵ホームズ物語の生みの親であるイギリスの偉大な巨匠ドイルの知られざる秀作を楽しむ事が出来て著者の新たな魅力にも触れられる短編傑作選集の第2巻「海洋奇談編」です。本書を読むと謎の真相を推理するというホームズの十八番の名人芸はほとんどありませんでしたが、奇妙な謎の理由が判明した瞬間に訪れるショッキングなサプライズという面では大きな満足が得られました。また第1巻にもあったのですが、著者が意外に冗談好きな人だったのだなと思える作品が今回もあって、誰もが思わずニヤリと微笑まれる事でしょう。 『縞のある衣類箱』無人で洋上を漂流していた難破船で見つかったのは黒人の死体とその傍らにある衣類箱だった。このトリックは今でも十分に新鮮で誰もが心の底からぞっと震え上がらされるでしょう。こういう物は本当にありそうで、それにしても人間は何て残酷な生き物かと改めて思い知らされましたね。『ポールスター号船長』まだ三十過ぎの若さなのに死を待ち望んでいる様な奇矯な船長がポールスター号を任された航海で遂に正気を疑われるが如き態度に出て船員達に不安を抱かせる。本作は完全な「怪談」噺で幽霊の存在は最後まで立証はされませんが、真相らしき因縁話を読むと信じたい気持ちになってしまいますね。思えば船長は誠に短い不幸せな生涯でしたが、どうかあの世では幸せである事を祈りたいですね。『たる工場の怪』アフリカを旅する船が立ち寄った樽工場では不意に人間がいなくなる怪異現象が起きていた。これはホームズ物の有名な短編のバイオレンス版とも言える荒々しい野性味溢れる恐怖譚ですね。『ジェランドの航海』江戸時代末期の日本の横浜を舞台にした不良イギリス人銀行員二人組の公金横領騒動の顛末。悪い事は出来ないと改めて思い知らされるショート・サスペンスでしたね。訳語にある「番頭」と外人のイメージのギャップが笑えましたね。『ジェ・ハバカク・ジェフスンの遺書』有名な無人船「マリイ・セレスト号事件」の謎に著者が挑んだ実録小説風ミステリーですね。主人公に襲い掛かる悪夢の様な災厄が生々しくこれなら現実に起きても不思議ではないなと思いましたね。著者の物語作家としての腕は確かでホームズ初期長編の伝奇小説の部分をもう一度読み返したくなりましたね。『あの四角い小箱』蒸気船スパルタン号の出航直前に乗って来た二人の男は何やら怪しい四角い小箱を持って来ていた。想像力が過敏な主人公の男が「もしやあれは時限爆弾で乗客全員が木っ端微塵に吹っ飛ぶのでは」と青ざめていたら・・・・この意外な真相には暫くの間開いた口がふさがりませんでしたね。著者の「まんまとしてやったり」という得意(どや)顔が見えそうな気がしますね。 | ||||
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