(短編集)
すれ違う背中を
- 芭子&綾香シリーズ (3)
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谷根千で暮らす二人の前科者、芭子と綾香コンビのシリーズ第二弾。 | ||||
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とても良い | ||||
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とてもつまらなかった 駄作 | ||||
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ドラマ版と比較すると、物語の進みが異なる場所もあり、比較しながら楽しむことができました。 前作ですでに人間関係を把握しているため親しみを持って読むことができたと思います。 この後の3作目についても読むことにしました。 | ||||
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どの話も展開自体はたいして面白くないのに、楽しく読ませてしまうのは筆力だろう。といっても……確かに文章はうまいんだけど、乃南さんの文章って「勉強のできる子が内心では不良を見下しているくせにその自覚がない」という鼻もちならない気配が感じられる。巴子の内省や不安はジクジクとよく書けているが、綾さんの描写がなんかムカつく。キャラではなく描写がね。陽気さを装いながら心に重たいものを抱えている人間性はきちんと伝わってくるのだが、バカみたいな笑い方やお調子者っぽい態度に、上記のような作者の「優等生ぶりっ子」が窺えて。「作者の私は頭がいいのであるが、私が描写している人間は頭の悪いDQNである」って宣言されてるみたい。あと、乃南さんの文章はわかりやすく、描写不足がないからその場面の状況がきちんと把握できる。お手本みたいな書き方だ。だが反面、文章はうまくても「表現」に輝くものがないのだ。べつに声を上げてしまうような比喩を出せとかじゃなく、印象に残る言葉遣いや斬り込み。書くべきことを丁寧に書いている。美しい。でもクソ真面目に整っているだけ。 個人的な見解だけど、正反対なのが浅田次郎さん。この人は文章ヘタとは思わないけど「え? この場面にこの人がいたの?」みたいに最低限の説明すら不足しているように感じることが多い。だけど心に残る表現がたくさん出てくる。話自体が好みじゃなくても「いい言葉が出てきたな」と読むたびに収穫がある。乃南さんは最大公約数的にとっつきやすい無難に面白い話を、正確に文章化しているだけというか。セリフなんかもそう。よく言えばリアルなんだけど、登場人物を果てしなくバカっぽく見せる中身のないセリフが多い。実際「中身のないクズ」を書くのが上手な作家さんだ(だから『犯意』なんてこの人の真骨頂)。通常の生活において人はそうそう名言を吐くわけではない……そう達観しているのか。確かに浅田次郎さんの作品の登場人物は、小汚いチンピラや頭を使うことが嫌いなタイプのおっさんでさえたまに文学者みたいなことを言い、ある意味リアリティに欠ける。 乃南さんの小説は、とても面白い。ここまで登場人物に感情移入できず、泣くことも笑うことも「フン」とあしらわれるようなカラッカラに乾燥した作品が、なぜこんなに癖になるのだろう。乃南さんはテクニシャンなのだ。だが、温もりはない。 | ||||
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東日本大震災をきっかけに生活が変わった人は多いと思います。そんなシリーズ最後、考えさせられます。 | ||||
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