カニスの血を嗣ぐ 追跡のブル-ス
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臭覚が異常に発達した男が謎の女を追う話。その臭覚から見える映像の描写(比喩)の質と量が半端じゃない。帯で山田正紀がのたまうように「正に奇蹟的」(!)。凄い。ミステリとしてはどうかと思う面もあるので永久保存版評価なのに☆マイナス1。だが、最後は盛り上げてくれる。満足の一作。この比喩たっぷりの文章は永久保存して繰返し読みたい。文庫化を熱望する。 | ||||
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「臭い」をテーマとしたミステリ。 カニスとは犬のこと。主人公は、ある病気で嗅覚が異常に鋭くなってしまったという人物。つまり、犬のような「鼻」を備えているわけだ。 普通の人間は視角中心に世界を見ているが、これが嗅覚中心になってしまったらどうなるか。ビックリするくらい異様な世界だ。それを描ききったところに、本書の価値があると思う。 残念ながら、ミステリとしては評価できない。 ちなみに、著者には聴覚の世界を描いた作品もある。『石の中の蜘蛛』(集英社文庫,2005年)だ。合わせて読むといいだろう。 | ||||
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面白くなかったので面白くない理由を考えた。 1.まず主要登場人物は、まきこまれた主人公と刑事と犯人だけ、犯人は表舞台に出ないので実質2人。だから、からみがない。 2.考えていることの描写は多いが、からみがないので人となりがわからない、だから感情移入することもない。 3.説明過多、描写過多で冗長。飛ばし読みしたくなる。さして重要でもない夢の中の話で7ページも使わず先に進めてほしい。 4.最後に明かされる犯人の殺人の動機が薄い。読書は置いてけぼり。 文章もへたなわけではないし、主人公の特殊な能力が役に立ったり、逆にそのせいで混乱したりするところが設定として面白いのに、残念。 著者は他にも感覚を扱ったものを書いているようで興味があったが、シリーズのほかのものを読む気がしなくなった。 | ||||
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