実験小説 ぬ
- 異世界 (87)
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こんな溟作を「実験小説」と銘打って発表することは、今までに本当の意味で実験的なものを探求してきた書き手たちに失礼。 ゲームブック風に物語をアレンジしたりタイポグラフィで遊んでみたという実検。 小説とも形容したくないが中学生の思いつきレベル。 護美。 | ||||
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こんな駄作を「実験小説」と銘打って発表することは、今までに本当の意味で実験的なものを探求してきた書き手たちに失礼。 ゲームブック風に物語をアレンジしたりタイポグラフィで遊んでみただけでは実験小説とは呼べない。小説とも形容したくない。 中学生の思いつきレベル。ゴミ。 | ||||
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パソコンが全盛期となった世の中でも、「手でかく」という人も一定数。なんとなーくですが、このちかちかするモニターというやつに面と向うより、紙に向き合う方が想像力が刺激されるような気がするんですよね。でも、手で書くと、手が疲れるし、また字を写し直さなくてはならない。修正も難しく、漱石先生の生原稿なんかきったないもんですよ。だから、皆パソコンで原稿を書く。 でも、誰が書いても同じ文体になる事を利用して、星新一さんとか筒井康隆さんは文字で絵を描く様な無茶な真似を結構な数やってます。でも、文字で絵を描かずとも、もういっそ図版入れちゃってもいいんじゃね?と小説中に記号や標識を潜り込ませまくり、それらとひゃんひゃん楽しげに遊ぶのが浅暮三文さんの『実験小説ぬ』です。 タイトル通り、小説という形、文字や記号の形としての面白さ、通俗概念を一通り詰め込み、それを爆破させてこの短編集は出来上がっています。オチが似たりよったりというマイナスはありますが、小説の形に挑んだという意味がこの本を唯一無二に仕上げています。 惜しむらくは、これが他の国に輸出出来ないこと。前述二名の作家は翻訳すれば十分他国の人でも楽しめるのですが、この本にとっては「翻訳」は「破壊」でしかない。日本語で、しかもこの文庫でしか楽しめない。でも僕はそれでもいいんじゃないかなぁと。そういう緩さと果敢に挑む挑戦者という姿勢が合わさって、真面目で不真面目な奇書がここに。 | ||||
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主として『異形コレクション』シリーズと、e-NOVELSに発表された短篇27篇を集めたもの。書き下ろしも何点か。 「実験小説」と銘打っているとおり、とても変わった小説である。遊び心と工夫に満ちた作品ばかりだ。変な文字を使って小説を構成したり、エビと記憶を重ねていったり、ゲームブック風のパロディを書いてみたり。 ただ、この手の作品は、書く方は楽しいのだが、読み手には、その面白さがなかなか伝わらないという欠点がある。面白くないところが面白い。わけの分からないところが面白いとも言えるのだが・・・。 著者の他の小説群とは、またまったく味わいの異なる一冊だ。 | ||||
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表紙のインパクトどおりに、なんとも活字の魔術師、 文体を弄ぶクラウンとでも評したくなるような、 文字通りの『実験小説』ですね。 …写植さんがさぞかし難色を示したのでは、と推測(w; ただ…どうもほとんどの収録作のオチとしてヌルつくかのような死の描写が付いてまわるのが どうしても気になります。 「意外なオチ」を目指した時、案外「死」というのは扱いやすいものなのですよ。 …そのぶん、よほどの手腕がなければ読み手を不快にさせてしまいがちですが。 惜しむらくはこの方の場合も、ショートショートの神様・星新一氏のような、 死すらもさらりと読ませてしまう「透明な文章」の域までは達していない事ですね…。 しかし唯一、「カヴス・カヴス」には感服。 類を見ない、見事な文章構築を見せる奇怪にして秀逸な作品かと。 他の収録作だけなら奇異ではあるものの★3というところですが、 この一作に敬意を表して★4で。 | ||||
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