虚構船団



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初公開日(参考)1984年04月
分類

長編小説

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虚航船団 (新潮文庫)

1992年07月31日 虚航船団 (新潮文庫)

鼬族の惑星クォールの刑紀999年6月3日、国籍不明の2基の核弾頭ミサイルによって国際都市ククモが攻撃され、翌4日、無数の小型単座戦闘艇に乗ったオオカマキリを従えた文房具の殺戮部隊が天空から飛来した。それはジャコウネコのスリカタ姉妹の大予言どおりの出来事だった―。宇宙と歴史のすべてを呑み込んだ超虚構の黙示録的世界。鬼才が放つ世紀末への戦慄のメッセージ。 (「BOOK」データベースより)




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虚構船団の総合評価:8.44/10点レビュー 41件。Aランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.41:
(2pt)

筒井で康隆なら許されるのか?

NHK「100分de名著」に取り上げられたおかげで近所の書店からは、あっという間に平積みの山が消えていた・・
知ってはいたけど手を出さずにいたが、NHKの番組があまりに面白かったので(といっても自分が知ってるのは過去の作品がほとんどですが)とうとう読み始めて1か月・・ようやく読了。いやあ大変でした(汗)

これは何なんだろうなホントに。句読点も段落も章立ても、およそ物語を読ませるための工夫や約束事をことごとく排除された畳敷き詰めたような文章(筒井康隆絶賛の最近読んだ「百年の孤独」もそんな感じだったが、意識してたのかな?)、その合間に入る地図やらホチキスの針やら家系図やら年表やら図表やらなにやらがあり、で、世界史の寓話的な何かかと思いきや物語の終盤は著者のきわめて個人的な生活の叙述やら繰り言やら、これまた書き手と読み手の間の理を無視したような筋立てが延々と続きます。
で、結局何をテーマにどんなことをしたかったのか、そもそもそういったブンガクのアーキテクトや虚構を破壊したかったのか、さっぱりわからないまま、最後の一文を読んで”あ、そういうこと”とちょっと納得させられたような、それにしても、んじゃこの長大は無為はなんだったのよ、と突っ込みたくなったりもする、きわめて筒井康隆的な試行と思考と嗜好と指向に華々しく彩られた壮大な「ブンガク」もどきの話でした(今気づいたけど、これって初期の作品にもみられたフリージャズ的ブンガクの集成かもしれません)。いや、ついていくのが大変だったのと物語としては破綻と繕いを繰り返した点で星2つです!
虚航船団 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.40:
(5pt)

筒井康隆の面白さは2025年1月にNHK100分de名著で紹介されました。

十分に新しく美しい状態で届けて頂きました。
筒井康隆の面白さは2025年1月にNHK100分de名著で紹介され、改めて読めることが楽しみです♪
虚航船団 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.39:
(5pt)

NULLの文豪筒井文学の集大成

これを読まずに筒井康隆を語ることなかれ
腹を抱えて笑ってくれ
虚航船団 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.38:
(5pt)

ハジケリストが書いた本

割と冗談なしにそう思いました。
こういう作品大大大好きです。

可能であれば5000ページくらいずっと読んでいたかった。。。

読み終わっちゃうラスト30ページくらいがすごく切なくなってしまいました。久しぶりの読後感です。
虚航船団 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270
No.37:
(5pt)

マトモなアナタに読んでほしい。

「まずコンパスが登場する。彼は気がくるっていた。」

読んだのは中学生が高校生くらいであっただろうか、小学校高学年で星新一にハマりその流れでSF御三家を知り、筒井先生の本を読み漁って言った。
短編集ばかり読んでいたが、本屋や図書館・図書室で冒頭をペラペラ読み、いきなりの始まりが上記引用文である。正直一つとして常人には理解できない文章だと思った、引き込まれない訳がない。

どうでもいい話だが、読んだ当初は肥後守が鉛筆を削るナイフだとは知らなかったので、突然武将でも出てきたのかと思ってしまった。読みながら混沌の中にいた自分にとっては違和感なく読んでしまっていた。

2章から始まる鼬族による人間の歴史を凝縮したような話、
世界史が好きであった自分でも、なかなかに読み辛い…電車に揺られ寝落ちして同じ行を何度も何度も読み返した。
偶に2章なんて読み飛ばしてもいいんじゃないの?という人もいるが、この2章の鬱屈した時間にこそ、最後の1行のカタルシスに繋がってくるのだと思う。

3章まで読んでいくとおそらく読んでいる側も多少くるってきていると思う。
句読点がないだとか色々と入り乱れくるが、なんとも苦もなくスラスラと読めていく。
ランナーズハイだとかそういうリーディングハイのような状態になるのだろうか。
最後まで読み進めたときの爽快感のようなものは今でも忘れられない。

高尚な評論なんてしたことも無いし、学生の頃、感想文だってイヤイヤ書いていた。
レビューしている内容も作者の意図するところとは大きく違うかもしれない。
だけど、この感想は自分だけのものだ。誰にも侵されることのないアナタだけの感想を虚航船団を読んで是非感じてほしい。
20年近く立ってもなお記憶に残る、おすすめの一作だ。
虚航船団 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:虚航船団 (新潮文庫)より
4101171270



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