一匹狼の闇金王・蔵王のシノギは、サラ金業者から債権を買い、完済した借金をさらに払わす「二重取り」。

決して関わり合いになりたくない男。大黒にとってこれ以上のほめ言葉はなかった。

幼少の頃両親を殺された花城涼は、育ての親に暗殺者として訓練を受け、一流のアサシンとなっていた。

キャバクラ“ミントキャンディ”の黒服・立花篤は、父の入院費を稼ぐため、嫌悪する水商売に身を投じた。

「枕をやろうがなんだろうが、数字を伸ばした者が勝ちだ。ホストは、女を惚れさせてナンボの商売だ。

眼球が飛び出し、ペニスを釘で打ちつけられた惨殺死体が見つかった。

大手芸能プロ『サンライズプロダクション』を追われた敏腕マネージャーの上杉貴裕。

アンチエイジング…その功罪を問う衝撃作。ふと鏡を見て、妻は思う。

「おいしい紅茶を、飲みに行きませんか?」常連客の純也からかけられた奇妙なデートの誘い。

大学生らが集い吹雪の山荘で行った“探偵ゲーム”。余興のつもりが、翌朝現実の刺殺死体が発見されて事態は一変した。

猫の死体と奇怪な暗号。文化祭のミスコン会場を地獄に変えた鏡の殺人。

雪の別荘での死体移動の謎!奇妙な時計塔の中で殺人犯が消えた謎!学園祭のお化け屋敷内で起きた殺人事件の、誰もが思いも寄らなかった驚異のトリック!さらに虚構と現実が交錯し導かれる衝撃のラスト。

第３回メフィスト賞のとんでもミステリー 呆れるか、笑うか？　ギャグと謎解きの革命的コラボレーション！！ 空前絶後のアホバカ・トリックで話題の、第3回メフィスト賞受賞作がついに登場！新作『五枚のとんかつ』も併録。

容疑者は美人双子姉妹!事件を追う刑事・半下石は鉄壁のアリバイを崩せるか。

細工は完璧のはずだった…。映像や音声を駆使した画期的アリバイ工作の落とし穴。

はるか昔、布部家を襲ったミイラ男の伝説。

小説家を夢見る小早川嗣利は、運命の赤い糸を感じ、広子と結婚。

バカミスから心暖まるファンタジーまで、『六とん』シリーズの最新作。

見たところ二十代後半の爽やかな青年・座木(通称ザギ)、茶髪のハイティーン超美形少年・秋、元気一杯な赤毛の男の子リベザル。

毒死した京都の外科医、轢死した東京のプログラマー、失血死した鳥取の書店員…場所も日時も別々で互いに無関係な六人の死。

一九九四年、後の薬屋店主・秋は火冬と名乗っていた。

京都の中学に転校してきて三ヵ月、天童純に友だちはいない。純の胸には生まれた時から赤紫色のふしぎな形をしたあざがあった。

名門・勧修寺家の十七代目当主にしてベンチャー企業のオーナー、文麿。

伊賀忍者の末裔にして、出賀茂神社のお気楽跡取り・鴨志田甲斐。

出賀茂神社の跡取りで忍者の血を引く甲斐は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦』を追って、巫女の貴湖らと九州・天草へ。

諒司捜索のため、甲斐と巫女の貴湖らは奈良・吉野へ。

闇に葬られた、知られざる歴史を記した秘密の社伝。この書物を持って失踪した諒司から連絡が。

この祈りを、神は聞いているか? 標的はわが子の命を奪った日本人少女。 復讐鬼と化した女性警官vs.日系FBI捜査官。

訪中視察団の一員として中国を訪れた東洋美術史専攻の入江は、25年ぶりに玉嶺へと向かう。

「壁を突き破り、空中を飛揚して落ちた」としか思えぬ不可解な死。

闇からとどく髑髏の声、怪異の果ての悲劇 哀しいさらし首伝説の残る村で続く奇妙な死の真相は？ 憧れの女性教師が余命わずかで学校も廃校に―――小学校時代の同級生・一尺屋遙（いっしゃくやはるか）から手紙を受けとった八追純平（やおいじゅんぺい）は20年ぶりに母校を

全部の部屋が別棟で点在し、トイレや風呂場まで三角形でできた奇妙な下宿屋。しかも居住者は芸術家ばかり。

素人探偵・一尺屋遙の友人で作家の八追純平は、金子みすゞの取材で山口県の仙崎を訪れた。

瀬戸内に浮かぶ流島で発見された凄惨な首なし死体。首から上には奇怪なマネキンの頭が…。

フィレンツェで絵画修復技術を学び、ミケランジェロの天井画の修復工事にも参加経験を持つ主人公・御倉瞬介が巻き込まれる、名画に関わる不可解な事件。

名画に秘められた真実と事件の謎を解き明かす名推理！ 作品の鑑定と修復のため、東京総合美術研究所に持ち込まれた 古い絵画のなかに、ゴッホの死の謎を解く手がかりが見つかったという。

3000年前の殺人事件!?密室状態の洞窟で発見された縄文人男性のミイラは、背中に石斧を突きたてられ、右腕を切断されていた。

ある雨の午後、温泉地に旅行に来ていた小学生・俊が写生の最中に轢き逃げされて死亡した。

全ては何の脈絡も無く唐突に始まった。過去の記憶を全て奪われ、見知らぬ部屋で覚醒した私と女。

秋田と宝塚で開かれた、真剣師たちの将棋大会。そこでは金を賭けた戦いが繰り広げられる。

「困っちゃった、わたし、人を殺したの」結婚するから別れて欲しい、と言われ、かっとなって相手を突き飛ばしたところ、打ちどころが悪くて死んでしまった、という友人の告白を聞き、内縁関係にある女性で結成したグループの面々が架空の犯人をでっち上げたまでは良かったが、

今の東京の物騒なことはどうだ。看板は落ちてくる。

重病の床にあった孫権が逝くと、圧倒的な軍事力を誇る魏は即座に軍を動かした。

あの、五丈原で孔明は死ななかった!劉備の遺託を受けた孔明は、神算鬼謀、魏への反撃に起つ。

旅先で間違えたバッグの中には一通の手紙が。

夏の甲子園。

弟切草…その花言葉は『復讐』。ゲームデザイナーの公平は、恋人奈美とのドライブで山中、事故に遭う。

何者かに誘われるように晩秋の京都に出かけた、女子大生の有沙、融、菜つみは偶然、新幹線の中で知り合い、すっかり意気投合する。

高崎市内の川土手で私立高校に通う女生徒の扼殺死体が発見される。

昭和四十年―東京オリンピックが開催された翌年の、厳しい雪の訪れを間近にひかえた十二月初旬のこと。

所沢にある二世帯住宅の二階に引っ越した共働き夫婦の阿部なつきと数彦。

夫の陰湿な暴力に耐え切れず由布子は家を出た。偶然に手に入れた拳銃が御守りだった。

駆け出しのミステリー作家・仁科美里のもとに、読者からのファンレターが二通届けられた。

あなたといつも一緒にいたかった―岸本珠美には、暗い過去があった。二歳の時に誘拐され、約一年後に無事保護された。

なぜ、充たされないの？ 恋愛、仕事、家庭心に隙間を抱える女たちが一歩踏み出したとき・・・ 「私の幸せって何？」かつて同じアイドルの追っかけをしていた三人もはや三十八歳。

「あなたの大切な一日、私に下さいませんか」―三十五歳の会社員・楠木葉子は、父亡き後、母と妹を養ってきたしっかり者。

主婦の典子のもとに、差出人不明のまま突然届いた中学時代の「交換日記」。

25年前、1人の少女が殺された。葛城佐智絵、当時10歳。

車椅子に坐ったままの富豪の老婆の家に、住み込みで雇われていた沼手多佳子は、老婆の死後、その全財産を遺贈された。

奇妙な相談を受け、シャーロック・ホームズが愛した街・ロンドンへと誘われた病院坂黒猫と櫃内様刻。

平和だったはずの私立千載女学園で、不可思議かつ不可解な殺人事件が起こる。

絶対、「あとがき」から読まないで下さい!西澤的、殺意のスイッチ。

新宿駅西口の雑踏の中で東京地検のエリート検事・杜丘冬人は、突然見も知らぬ女性から強盗強姦犯人だと告発され指弾される。

父と母、幼い二人の弟の遺体は顔を砕かれていた。秋葉家を襲った一家惨殺事件。

ひとつの町で連続して起こる一家失踪事件。

首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する―著名な彫刻家・川島伊作が病死した。

東京、冬。出版記念会の席上に届けられた一本の真紅の薔薇から、惨劇の幕が開く。

神に選ばれし万能の天才―画家にして彫刻家、科学者、医師、音楽家でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチ。

ヤク中で慢性自殺志願者のブンガクさん。浅草置屋の娘で、文学少女のくせに暴走族にも一目置かれているタカミ。

哀しく、それでいて熱い旋律。沢村がつま弾く音に、麗子が目を付けた。

次郎、17歳。吉祥寺で週二回、ギターを習うだけが日課の毎日。

その映像は、開けてはならないパンドラの箱だった!?大手放送局に勤務する川原庸次は、かつて学生運動に参加していたという上司からT大時計台闘争にまつわるスクープ映像の存在を聞かされる。

恋人を交通事故で失って以来、北園舞子には、見るもの触れるものすべてが無意味に感じられた。

パリ警視庁特別医務室に勤務する精神科医のラセーグは、犯罪者や保護された者を診断する毎日。

エンブリオ―それは受精後八週までの胎児。

殺人現場に残された西郷隆盛の引き裂かれた肖像画は、死体の顔と酷似していた。

「三年坂で転んでね」―帝大生の兄が怪死する直前に残した言葉を手掛かりに、東京の坂を巡る実之。

殺される前も後も室内には被害者ひとりきり。

女性を狙った殺人事件が連続して起こった。同一犯が疑われるが、動機が見いだせない。

十二指腸潰瘍手術後の患者が、長い廊下を病室に運ばれる途中に容体が急変、死亡した。

狂犬病清浄国の日本で、39年ぶりに患者が発生した。台風接近で孤立した幹根島を襲う白い狂犬の恐怖。

探偵小説芸術論を提唱した木々高太郎の代表的長編。直木賞(第4回)受賞作。

上得意の客に暴力をふるい、横浜の高級クラブのボーイを馘になった25歳の川本高志は、喧嘩の遠因となった男・室田の仕事を手伝いはじめる。

躰の中で、なにかが止まった…。四年前のある日、平凡な会社員・立原に生じたある感覚。

タクシー運転手の野上雄貴は、GCS幼児教育センターから入社要請を受け、不審を抱く。

神経内科の女医植田理歩は、大学院生富坂から研究協力を依頼された。富坂の恋人夏海を対象にした研究のテーマは、嗅覚障害。

遺産百億円―。跡取りのいないはずの老資産家が、かつてもうけた血のつながった子供の存在の可能性を明かし、捜しはじめた。

まだ見ぬ父親に会うため秋庭邸を訪れた一登は、そこで言語能力を持たない弟に出会う。

こんな奴ら見たことない！

自分は少女誘拐監禁事件の被害者だったという驚くべき手記を残して、作家が消えた。

次々と翻訳家が失踪する。古本屋がわけもなく売り渋る。

顔の溶けた幽霊が目撃される、歪で不気味な七階建てマンション「ブルー・ローズ」。

「文字禍の館」。それは、ある大金持ちの変人が建てたという、一般非公開のテーマパークである。

同族経営で百年の歴史を誇る光鳥印刷。校正者を務める辻堂怜子は、社が請け負った極秘文書を担当することになった。

作家辺見啓三は眼科で右目の手術を受けたことをきっかけに、奇妙な幻覚を見るようになった。

現実と信じていたものが足元から崩れていく恐怖-。