白い狂気の島



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    初公開日(参考)1993年07月
    分類

    長編小説

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    白い狂気の島 (講談社文庫)

    1996年12月01日 白い狂気の島 (講談社文庫)

    狂犬病清浄国の日本で、39年ぶりに患者が発生した。台風接近で孤立した幹根島を襲う白い狂犬の恐怖。誰が、いつ、どこから、島に持ち込んだのか?島の青年医師・窪島典之は恋人ちづるの協力を得て、事件解明に乗り出すが、謎は益々深まるばかり…。気鋭の乱歩賞作家による、迫真の医学ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

    白い狂気の島の総合評価:8.33/10点レビュー 3件。Dランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (5pt)

    白い狂気の島の感想

    江戸川乱歩賞を受賞した『白く長い廊下』の続編にあたる本作は狂犬病がテーマとなっています。日本には存在しないはずの狂犬病がなぜ離島で発生したのか?幹根島に赴任した窪島がその謎に挑む。

    中盤までは狂犬病に恐怖する島民の姿を巧みに描いたサスペンス風で面白かったのですが、終盤真相が明らかになると、犯人が犯行に至った動機が「えっ、そんなことで?」と思ってしまうようなもので拍子抜けでした。

    BOY
    IM7XWAPW
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.2:
    (5pt)

    これは医師の彼でないと書けない。

    前作は医療業界というか白い巨塔っぽいというか、まあ成る程ね、的な批判もありました。
    この話は推理小説でありながら医師歴30数年の私も考えこむ「狂犬病が突然ある島で発生した場合」という思考実験を含んだ推理小説です。
    自分ならどう動くか?とか診断できるか?とか本当に記載が成書に無いのか?など調べながら読んでしまいました。作者の川田氏は破傷風もネタにする事が多いけれど 他にも一般的に有名な疾患なのに大抵の医師が診察した事が無い疾患というのが沢山有ります。例えば天然痘(一応根絶宣言後も何例か出てます)、ハンセン氏病(これは日本でも有ります)、寄生虫(回虫蟯虫を除くフィラリアとか)骨結核や腸結核と冷膿瘍、エボラ出血熱、これが若い先生だと脊髄癆(=せきずいろう=梅毒です)シャルコー関節(これも梅毒)どころか上顎洞癌を知らない内科医も居ました。
    外界と遮断できる離島内で、常勤医一名という状態で「狂犬病発生」という思考実験は大変素晴らしい着想で 実は恐ろしく法律と保険請求不可能項目が入り組んでいまして、調べると保険点数と自費請求の配分が訳分からん状態(文中ではバンバンとワクチン打ってますけど価格が凄く高いです。検査も特殊検査ですから高額ですしM油化とか大学からの受託でもないと測れません)です。普通の受託検査センターでは狂犬病抗体価は名前すらありません。
    この小説の凄いのは、それも全部踏まえた上で登場人物の発言や検体等は殆どが伏線になっており、余程事前にプロットを練らないと書けない中身なのです。
    欠点は最後の謎解きになる一ヶ月間は有り体に言えば「燃料切れ」でしょうか?やたら駆け足です。
    狂犬病は 実際の医療現場では獣医学のみならず医動物学でも扱います。獣医師と医師のダブルドクターが存在します。もしもダブルドクターが犯人だったら 物凄い話になったかも。
    この小説は公衆衛生学と細菌・ウィルス学講座をサボった覚えのある医師は必読でしょうね。記憶を蘇らせるのにも 素晴らしい本です。
    白い狂気の島Amazon書評・レビュー:白い狂気の島より
    4062064944
    No.1:
    (5pt)

    読み易くまとめ読み出来る小説です

    国内の状況の情報が公開されながら、病原の話が展開される同小説に感動!
    これだけの展開を書き上げた作者に魅了されまとめ読みしてます。
    学生の頃の夏休みがうらやましいこの時期ですが、通勤時間帯に頑張って読み続けて
    います。
    白い狂気の島Amazon書評・レビュー:白い狂気の島より
    4062064944



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