宋の検屍官 中国法医学事件簿
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物語としていささか地味な感じは否めないがその分かえって真実味は増しているかもしれない。捜査官の一方的な思い込みで自白を強要するのではなく、宋の時代に遺体を検験(検屍、検証)して真相の究明に至ったとは、日宋の交易は平安時代中期から鎌倉時代中期に及んだと云うからその頃に理知的な犯罪捜査が行われていたことに驚きを隠せない。ただし作中に示されたように検験が専門職と云うに至らず、また専業的な垣根のせいで医師が死体剖験に参与しなかったことで以後の発展が阻害されたと云うことらしいが度重なる王朝の衰退と勃興も影響しているように思えてならない。 | ||||
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闇医おげん、江戸の検屍官、平安京の検屍官も読みました。 江戸も平安京も宋も全部同じような印象。 時代背景はきちんと書かれていると思います。 この中では、おげんが一番面白かった。 他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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現代とは違って科学捜査は一切ないが、その時代の知恵と観察で事件を解決するさまが面白かった。 | ||||
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川田弥一郎の”時代検屍シリーズ”。宋の時代の検屍官・方淵之が、その知識と経験を生かし、死体から全てを解き明かす!短編集。どちらも死体から始まるのは同じだが、アーロン・エルキンズのスケルトン探偵(人類学教授)がどんな骨のかけらからも事件を再構成できる天才とすれば、この検屍シリーズは、ある意味「最大の物証」である死体を徹底的に調べまくって見事に真相を探り当てる。作者が医者でもあることもあって描写は正確。実際に検屍をしてみると、当初の予測とは全く違った展開になる・・・というのがパターンだ。この短編集を読んで初めて、宋の時代が非常に検屍術の発達していた時代だと知った。それならさぞ書きがいもあるだろう。(恐らく、作者は中国ものの時代ミステリの最高傑作「デー判事シリーズ」にも何らかの形で目を通していると思われる描写が散見されるが、これは、『宋の検屍官』が先行作品の上にきちんと構成された作品であることの証拠であり、好もしい。)医学ミステリの大家という感のあるこの著者の、同じ「検屍してみると・・・シリーズ(?)」は、時代ものでは『平安朝の検屍官』『江戸の検屍官』に、江戸期の女医者おげんを主人公としたもの、はてまた『モダン東京の検屍官』とネタは尽きないようだ。推理小説は好きだけど死体ばっかり見ているのはダメ!という人も、読めないことはないだろうと思う。 | ||||
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