三年坂 火の夢
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三年坂 火の夢の総合評価:
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全2件 1~2 1/1ページ
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訳がわからない。 | ||||
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第52回江戸川乱歩賞受賞作であります。物語は明治の東京を舞台に、三年坂と火の夢のパートに分かれて進んで行きます。最後重なり合う所まで辛いですが、終盤からラストの展開は良かったと思います。 | ||||
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舞台は明治。2組の主人公が交互に現れて進んでいくミステリー。 歯切れのいい文章・斬新な発想・スケールの大きさ。 それから、トキちゃんというキャラのアクセントが抜群で構成もうまい。ずいぶん書き慣れた作家さんだなーと感じた。じわじわじわじわ謎に迫っていくタイプのミステリですごく丁寧に作られている。 最後、どうなるのか楽しみで楽しみで絶賛のレビューを書こうと思ってた。 それが最後の最後であれだもんな・・・ 468p.の小説で裏切られるのがp.427から。そこまでは完璧だったのに・・・違う着地点いくらでもあっただろうに。そこから後は別人が書いたんじゃないかと疑うくらい。 あのねーーー!!、1人称の小説ではもちろんのこと、「これ」をやったらもう成り立たないの。 神視点の3人称の小説だろうが読者は、 「紅潮していた」 とあったら そう捕らえるの。 「彼女に会いたいと思った」 とあったら そう捕らえるの。 「疑わしげな目を向けていた」 とあったら そう捕らえるの。 これを疑ってかからないとしたら信じるべきひとつの決まりごとさえない。 人間が人間の表情を読み間違えるなんてないの。少なくとも小説の中では絶対にやってはいけない。 ぜんぶ演技だった?人格まで変わってしまっているじゃないか。 それがひとりじゃなくて複数いるんだとしたら読者は何を信じればいいの?今まで読んできて誰かに肩入れしてたのはなんだったの?ほんとひどい。 トキちゃんがいい味出してたから彼女に免じて★2にしとく。 | ||||
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ユニークなミステリーとして、こういう作品がもっと出てくればいいと思いました。知る楽しみを十分に味わえる秀作だと思います。 ただ、どなたかも書かれていましたが、東京の地理についての予備知識が必要なところがネックだと思います。ガイドブック風に写真や地図がふんだんにあれば楽しめたかもしれませんが、そこまでユニークなミステリーを乱歩賞に応募することは、現時点では無理でしょうね(笑) それと、人物の出会いが唐突というか、偶然すぎるきらいがあると思います。例えば、探索の途中にたまたま見かけた女学生や頭巾の女性が重要な役割を果たすのですが、どういうきっかけで彼女たちに注目したのかが腑に落ちませんでした。 また、登場人物が大げさに坂の秘密を論じているほどには、読者にとって重要な問題と受け止められない点、今ひと押し、説得力を加えたほうがいいように思います。人物だけが大騒ぎして、読者が白けるシーンが多かったようです。一工夫を。 | ||||
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明治の東京を舞台に繰り広げられる青春ミステリー。この時代の東京の「坂」の多さと「火事」を、作者の視点で見事に平明な文で面白く描いて巧に読ませてくれる独創性溢れる佳作。いつの時代の学生も庶民は、経済的に大変なのが実感できます。少しだけ推理に滑らかさが無いのが、イマイチ戴けませんが、全体で観ればお勧めの乱歩賞作品です。これがテーマが違っても、現代を描いた作品であれば・・・・・・。 | ||||
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実兄が死ぬ間際に残した「三年坂で転んでね」という言葉、その三年坂について調べていたらしい父の後を追い、受験生の主人公が密かに調査を開始する。読んでいて自分も二十世紀初頭の東京を探索している気分になる。タイムスリップ感満点で時代考証も確からしく、なかなか楽しい。もう一人予備校の講師が、江戸・東京で次々に起こった大火には<発火点>が関係しているという面白い説を元に調査を始める。 二つの物語は、それぞれの目的の元進み、物語の端々で物凄く自然に謎が少しずつ深まっていく。 後半になって、数々の謎がどんどん繋がっていき解き明かされていくが、その進行の仕方が素晴らしく淀みない。ページを捲る手が止められない。そして最後は怒涛の展開。意外な犯人とその逮捕劇、父の行方、三年坂とは何か、その全てが明らかになり、救いもある。 ものすごく爽やかな読後感。そして名作と呼びたくなるようなどっしり感。読んで損は無いと思う。 | ||||
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江戸が色濃く残る東京の地図を追うのは楽しいが、ミステリとしてはいかがなものか。 プロットが弱いというか、謎の核心が時代劇じゃあなあ、と。 読了したけど、ブックオフ行きだねえ。 | ||||
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