サロメ後継
- サロメ (11)
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もう10年くらい前、出始めの頃に読みました。分厚い本ですが、1日で読み終えました。最近では良く聞くキーワードのリスカや病みが描かれており、新興宗教にある脅迫観念的な雰囲気がピリピリと感じます。しかし、肝心のリスカする登場人物たちは、ヨブ記などを出してくるので、キリスト教のつもりのようです。 この作品はミステリーですが、解決してスッキリというものではありません。ある角度から見た人間を鋭く追求しています。 全体を通して、とにかく霧がかかったように病んだ雰囲気が覆います。印象としては、失礼ながらセンスがイマイチにも感じました。心理に興味のある人にはオススメします。 | ||||
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本作の評価をする前に、カバー挿絵がひどすぎる。よくこんなものを作ったかとあきれるくらい。 いままでいろいろな本を読んできたが、人生最悪の絵だ。当然作者のせいではなく、角川の担当者の責任である。 また、帯もひどい。 第11回ホラー大賞 第52回江戸川乱歩賞 W受賞とあるが、本作とは関係ない。よく見れば違うとわかるが、まぎらわしい。 本作と同時期に恒川光太郎氏がいる。 力量の差は誰にでも明らかである。 1円という中古値段はひどすぎるが、わかるような気もする。 | ||||
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切断された人の左手で始まるのが怖い。 それによって深まっていく謎、取り込まれてしまった刑事、業績を伸ばしている女性が活躍する会社、支援施設で行われる「サロメ」の劇……これらが最後には一つにまとまって恐怖を描いているところがすごい。 「これは一体誰のもの?」と時折入る文章が不安になって怖い。 ただ残念なことに、読み終えて残るものが少ない。謎が大きくてページをめくるのがもどかしいほどドキドキしたのに最後があっけない。結末に納得したくなかった。 十分波乱があったしおもしろいと思ったのだけど、あれだけの大きなものが何もなくなって終わりじゃやるせない。 | ||||
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ショッキングなオープングから、謎に満ちた展開をして話は進む。面白いとは感じたが、終盤はやや尻つぼみな感じ。もう少し、ぞっとする場面や、恐怖を感じる展開が欲しかった。ホラーとして期待したので、その点ではやや物足りない。 | ||||
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基本的にホラー小説だが、推理小説の形も備えている。「井出川仮説」というホラー論理を受け入れてしまえば、あとは論理的整合性をもって読者が推理していけるのである。 自傷癖を中心素材に、単なるホラーにとどまらず、欲望は伝染するという文学的なテーマをつむぎだしている。戯曲「サロメ」旧約聖書から「ヨブ記」を引いて、コケおどしではない深いおどろおどろしさを演出している。 物語の進み方や文章に格調高さを感じる。題名も気がきいている。 | ||||
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