歪んだ創世記
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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TVゲーム世代であれば、冒頭の5ページを読んだ時点で一つの真相を思い浮かべることができると思います。 | ||||
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ゴメン。作品世界について行けなかった。ガマンして読んでいたが1章ぐらい読んでギブアップ。最後のページだけ読んでそういうことかと納得して本を閉じた。うっすらと想像していたような内容だった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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私には、今までにない読書体験となった一冊です。 誰もが思い付く設定を、長編として書き切ること。 設定に負けず、最後まで読者にワクワクさせながら読ませること。 登場人物が、本当に生き生きとしてること(特に後半から) ちゃっかりミステリーになってること。 以上のことは、すごいと思いました。 結末から始まる物語。 部屋には手斧を持った男とベッドの下に隠れた女。 | ||||
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目覚めた男には記憶がなかった。見知しらぬ部屋、叩き壊されたドア、そして男の片手には斧。この世にいきなり誕生したかのごとき男は、手がかりを求めて部屋の中を物色する。そして男が発見したのは、ベッドに隠れていた女だ。女も男と同様に記憶がない。周囲の状況から、男が女をこの部屋に追いつめ、危険にさらしたかに見える。しかし、部屋に飾られた写真は、男と女の親密な間柄をうかがわせるのだった。 ・・・ 第6回メフィスト賞受賞作 積木鏡介さん『歪んだ創世記』のあらすじだ。 起承転結の“結”から始まり、“起”へと巻き戻りながらストーリーは展開する。男と女が最初に見つけたのは、老夫婦と女性の惨殺死体。しかし、やがて死体は消失し、何事もなかったかのような姿で男と女の前にあらわれる。除々に過去を手にいれていく男と女は、逆行する時間の中で翻弄されるまま、なすすべがない。 男に隠された陰惨な過去が、起こるべき惨劇を示唆する。確定した未来と、男と女の行動により、捩れていく現在。そして、時折挿入される、全てを知る何ものかのモノローグ(これ以上は、ネタバレになるので書けませぬ)。 絶海の孤島で、繰り広げられる奇妙奇天烈な物語 ・・・ なのだが、本作品を大胆な意欲作と見るか、奇をてらった一発芸と見るかで評価が異なるのではないか。 真犯人の正体をオチに持ってくると、とてつもない駄作になるのだが、途中でネタばらしをし、読み手がっかりさせたところで、最後に一撃をみまうというのが本作品のスタイル。ストーリーの後半は、ハチャメチャな様相を呈してくるので、収束の仕方に注目して読み進めることになってしまう。私は、悪夢のような異様な世界観に飲み込まれつつも、破綻すれすれで、きっちりとオチをつけてくれるところが気に入っている。メタ・フィクションを逆手にとったような、この結末は予想すらできなかった!ここだけでも、読む価値ありと思うのだが、どうだろう。 | ||||
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不気味なインパクトのある表紙に、タイトルは創生記とでっかく出た。裏表紙、作品紹介を見てもこれがどういう内容のどういう類の小説なのか読んでみないことには手に取っているだけでは皆目見当も付かない。紹介文によるとこの世界の混沌とした善悪も理性も全ての要素を本作に描き込んだらしいのだが・・・・はて? これはもう実際読んでみてもらわないと始まらない作品なのだが、簡単に言うと「うる星やつら2・ビューティフルドリーマー」的な作品と位置付けるとこれから読む人にも何となく雰囲気が掴めるだろうか。舞台は孤島で登場人物はほぼ2人というなかで、メタメタの枠外作者とのバトルが展開していく。かなりの珍作と言え、同じメフィスト賞では怪作の誉れ高い「コズミック世紀末探偵神話」なんか遥かに超える大怪作と言える。かなり一発ネタ先行なので、2回目読もうという気には決してならないが、ネタとしては初期の何でもメフィスト賞のイメージを極限まで体現した作品であるので、メフィスト作品ファンなら必読である。残念ながら現在絶版で文庫にもなっていないようだが・・。 本書は目次の替わりに道標というものが最初にある。これもかなりユニークだ。普通のミステリーを求めている層には付いていけない内容かもしれないが、最後まで読むとそれはそれで作品の構成の見事さに唸ることは間違いない。後半はもうシリアスなのにギャグでやっているのかよく分からないくらいにメタなムチャな要素が多くなってきます。このネタ自体はミステリー好きなら一度は中学生くらいの時に思いついて、やっぱりこれでデビューは無理だろうと思う事を実際やってデビューしたのは称賛に値するだろう。 | ||||
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唐突な展開から、物語の外枠までも崩壊、追及していく異形ミステリ。これまた変わった人向けの作品。文体がやたらと力強く、格調だかいのが少し気になるが。 | ||||
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