リロ・グラ・シスタ
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.67pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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私立吏塚高校の屋上で葉群という男性生徒の遺体が見つかる。遺体には墜落死の痕跡があり、犯人が屋上から落とした後で再度持ち上げたという疑惑が出るか・・・。最も疑わしい校舎に残っていた人物から無罪証明を依頼される「吏塚の名探偵」。喉を煙で焼きながらハードボイルド風の意妙な学園ミステリ開演。 | ||||
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読み終わって振り返れば複数の仕掛け満載のミステリでした。 | ||||
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著者初読み。読了後しばらく茫然として、やっと正気に戻った。最初の印象は、面倒くさい、です。一人称ハードボイルドで、高校生が主人公では違和感が有りすぎに感じました。その上友人達も随分個性的で、リアル感が無かったし。しかし人間は何にでも慣れるもので、段々とストーリーに引き込まれて、面白くなって来たな、と思ったんですが。ラス前のシーンでの会話が、何を言ってるのか良く分からなかったんですね。ラストでその理由は理解できましたが、面白かったと言っても良いが、アンフェアじゃないか?と思えて複雑な読後感でした。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ストーリーはそれなりに面白かったが、主人公その他登場人物の受け答え、その他の文章が格好つけすぎていて、いわゆる中二病という言葉を想起させられる。こんなめんどくさいやつらいないだろ・・・と思う。独特の文章が読みづらいと感じた。デビュー作のようなので特色を出そうと気合が入りすぎた結果なのかもしれない。それ以降の作品も読んだが、他はもう少し読みやすかったので。 | ||||
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大きなトリックではなく、小さなミスディレクションの精密な組み合わせで 構成されているのでパズルを解いているような感覚になります。 肝心の「最初の騙し」が分かりやすいので、連鎖的ネタバレ状態になるのが惜しいですが。 また、文章構成が「ハードボイルド気取りの探偵役が抑えめに語る」となっているので せっかくの仕掛けに気づけない(作者からの説明がないので、ある程度想像しなくてはいけない) 可能性があり、そこが難点だと思います。 *書評・感想サイトなどでは「○○に関して伏線が回収されていないのでは?」という 感想が多い(おそらく見落としている部分がある)ように見えました。 | ||||
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『六番目の小夜子』『ヴィーナスの命題』『密閉教室』『天帝のはしたなき果実』などなどの青春ミステリの異端児側の系譜に連なる作品のひとつです。 物理トリックは拍子抜けであるし、もうひとつのトリックもミステリをよく読む方であれば想像できるものと思われます。 しかし、その「もうひとつのトリック」を成立させるために奇妙な登場人物(高校生なのにやたらハードボイルドな探偵役、英語?混じりで話しながら春を売る少女など)を意図的に配置する手法はなかなか素晴らしい。小説のジャンルに対する思い込みも利用するのか! という新鮮な驚きです。 真っ当な青春ミステリから一歩踏み出したい方にはぜひ。 | ||||
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序盤は特に、初期の法月綸太郎をさらにこじらせたような文体が続き、 ハードボイルド調なのだろうが、疲れる。 内容は物理トリックの捜査が続き、この作家には飛び道具を期待していたのでがっかりしたが、 終盤に入ると、フーダニット等に絡めた真相がいくつか用意してあり良かった。 偶然が必然性を呼び、それがまた別の必然性を呼び、そして…と、強い納得が連鎖で展開されているのが良かった。 しかもそれが一応リアル側の世界観で。 評価される部分があるのも納得。 物理トリックはほめられたものではないと思うが。 あと好みとしては青春パートの分量が多過ぎか。 | ||||
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学園ハードボイルド・ミステリーといったところだろうか。ハードボイルドの文体でありながら、奇妙な高校生たちが繰り広げる学園ドラマという感じで、何とも不思議なテイストのミステリーだった。 私立吏塚高校の屋上で発見された男子高校生の墜落死屍体。学内で探偵を生業とする高校生の『私』は同級生からの依頼で男子高校生の死の真相を探るのだが… これでもかと言うくらいに張り巡らされた謎と仕掛けに驚きながらも、最後まで気の抜けないミステリー。これが、詠坂雄二のデビュー作とのことだが、驚くほどの完成度である。 | ||||
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