乾いた屍体は蛆も湧かない
- 廃墟 (61)
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捻くれ感がとても強く感じてそこが良い意味で個性的に感じられた作品です。 | ||||
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書店で見掛けてタイトルのインパクトに釣られて購入してみましたが、正直、ミステリーとしては微妙な作品です。 漫画家になるのを諦めて日々を何となく過ごすだけの主人公。何か自分が変われる「きっかけ」を求めながらも、そんなものはやって来ないと諦観している自分を冷静に観察してもいる。そしてそんな彼の周囲に集う仲間たちも同じように自分の理想と現実を受け入れられないまま日常を無為に過ごす。 そんな彼ら4人が自主制作映画を撮影するために訪れた廃墟の商店街で高校生の死体を発見する。これこそが自分たちが変わるための「きっかけ」だと認識した彼らは、本物の死体を交えて映画を撮影し始める。しかし後日、その死体が忽然と消失してしまう…。 登場人物の「自分探し」的な設定や死体を発見してしまう件は、どこか「スタンド・バイ・ミー」を思い起こさせるもので、個人的に好きなシチュエーションなんですが、現場での4人の泰然としたやり取りや、死体を平気で撮影に使うという神経には正直、感情移入できない部分が多い。全員が全員、似たような感性で動いている不自然さが後のどんでん返しとして生きてくるのだけど、この辺も「まさかアレじゃないかな」と当たりを付けていたらそのままで拍子抜け。 死体消失の謎なども、どんでん返しのための伏線でしかなく、ミステリーとしての謎になっていない。ラストは前向きな終わり方で読後感は悪くないだけに、もう少し主人公の人間描写に深みがあると良かった。 | ||||
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