君よ憤怒の河を渉れ
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
君よ憤怒の河を渉れの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク
君よ憤怒の河を渉れの総合評価:
7.75/10点 レビュー 24件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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代表作とも言える本作品はなぜか未読のままだった。
読み放題に有ったので読ませて頂いたが、若い頃に夢中でページを捲った感覚が甦った。
荒唐無稽?有り得ない展開?そんなものはどうでも良いw
作家自らが、山奥の寺院に籠り、魂で書き上げた文章がつまらないわけがない。(この時代手書きだから、真の意味で書いたと言える)
そこには、設定だの伏線回収だの、リアリティなどが付け入る隙は無い。
とは言え、医学界と厚生省の利権絡みの闇だったり、高齢化社会や精神異常者の扱い等、先見性を感じる社会派ミステリーの一面も魅せてくれる。
また、○○による殺害トリックには、荒唐無稽の中にありながらも、リアルな雑学的好奇心を満たしてくれる。(ホントかどうかは別として)
更に、熊による被害、特に蝦夷地での羆の恐怖などニュースで繰り返し報道されている現在とリンクする場面も登場する。
残念だった部分は、逃亡中の主人公が、やたらと行きずりの女性に訳もなく助けられるところ。
ここは、ご都合主義が過ぎる気がした。
あとは、ラストシーンがいまひとつ尻切れトンボに思えてしまった。
昭和世代にはおすすめです。
以下未読の方は注意
三匹の悪者にきっちりお灸を据えて、ケリを付け冤罪を証明するところまで描いてほしかった。
虚無感が残ってしまう結末は、それまでの逃亡劇に相応しくないと感じたが、作者はこのオチにしたかったのだろう。
ヒロインとの関係や、喫茶店の女性、娼婦のその後も知りたかったが、そこまで描いたハッピーエンドでは却って安くなりすぎそうなので、なんとも言えない。