去りなんいざ狂人の国を
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かなり多くの本と接してきて、不意に猛烈に読み返したくなる本が何冊も頭をよぎります。 そのなかの一冊がこちらの作品です。 初めて手にしたのが今から20年以上前。 とにかくドキドキハラハラの展開とちょいエロチックな内容がさらに読書欲を加速させて一気に読んでしまったことを思い出します。 地下鉄のシーンは強烈に覚えており、サリン事件報道の時は思わず「おんなじだ…」と密かに思ってたほどでした。 あまりに作品の印象が強く残っており、一度本を手放してから後悔しきりでした。 家にいる時間が増えた今だからこそ、ゆっくり昔楽しんだ小説を改めて手に取りたいと思い発注です。 まだ手元に届いておりませんが、ラストの台詞を早く目にしたいなあと願ってます。 | ||||
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導入部は非常に面白かったです。面白すぎて3時間ほどかけて一気に読みました。 しかし結果残ったのは壮絶な「なんだこれ」感でした。 冷め要素が発生したのはやはり犯人を追い詰める下りで、最初の頃は完全犯罪並に一切の 手がかりを残さなかった犯人達が、中盤から急に露骨すぎる手がかりを残しだすころです。 色々理屈をつけて正当化していましたが、序盤との急激な落差に違和感が拭えませんでした。 潜入一発目でマゾクラブに浅羽が登場したり、ジュヌビエーブがトントン拍子に見つかったり えらくご都合主義な所も非常に多い。(ここは先生の豪快さを楽しむべきかもしれませんが) 楽園についても、マシンガンの球だって何万発もあるわけではないだろうし 立て籠もる側は物資の補給はどうするのか…とか、人口60人の島の医療体制についても 非常に気になりました。また、女性陣はどんどん年を取っていくと思いますが 50、60、70になっても老人同士でイチャイチャしていくつもりなのか…等。 また、昭和のころの子供向け漫画では、話のスケールを大きくする際に やたら「アメリカ」という言葉が使われたものですが、 本作でも後半、「コンピューターにプログラミング」という単語が 何度も出てきます。「PCによる自動生成のプログラミングではなく 人間によるプログラミングだから緩さが出る」…という下りがありましたが 逆にそのブレのせいで住人が撃ち殺されたらどうするのでしょうか。 あと一回、「コンピューター」が「コソピューター」になっていました。 外国の方が電子書籍化したのかな? 総合的には先生の作品の中では相当の低ランクに落ち着いたと思います。 冒頭は非常に良かっただけに、そこからひたすら盛り下がっていく本作は 非常に恵まれない作品であったと言えるでしょう。 しかし、寿行ファンとしては楽しませていただいた謝辞を述べつつ 本作のレビューを終了したいと思います。ありがとうございました。 | ||||
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40年前に「滅びの笛」を皮切りに西村寿行にハマっていきました。 大好きで片っ端から読み漁りました。 本作も当時に読んだと思うのですが、内容は完全に忘れていました。 文庫で再装版が出たので、懐かしくて読みました。 結果は残念だったと言わざるを得ません。 もっと面白い作品が山ほどあるのに、再版されたのがなぜこの作品だったのでしょう⁉ 悪役のスケールの大きさに比べ、政府や警察組織の無能ぶりが白けさせます。 もっと丁々発止あってのハラハラドキドキだと思います。 西村寿行が大好きだっただけに、期待値が高すぎたのかも知れません。 | ||||
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西村寿行先生の作品は沢山持っていますが、いまいち読む気がせず、放置状態でした。わりかし評判の良い本作品からトライ。スケールの大きさと男臭さに惚れ惚れしました。後半はほぼエロ小説ですが、昭和の男の淡白なセックスといった感じで、エロ目的だと意気消沈します。セックス教団とかコミューンとかに憧れる人にはおすすめです。 | ||||
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先ほど読み終わりました。 『去りなんいざ狂人の国を』 凄えタイトル(笑)。 今回は寿行作品でも、多分一番人が殺されます。 関門海峡トンネル、地下鉄丸の内線、新宿サブナード(地下街)…の青酸ガステロで3,000人以上死にます。 寿行先生、サブナード、好きッスね。サブナード、もう何度も破壊されてます。 ま、大体荒唐無稽なワケだが、今回はちと非道い。 関門海峡トンネルのテロのあとの、犯人の要求は『50億スイス銀行に(また、スイス…)』 丸の内線のテロのあとは、『日本中の刑務所開放』 サブナードのテロのあとは、『500億スイス銀行に』 これが本命。 500億で、カリブ海の島(武装済み)を買い、そこに楽園を作るのがテロリストたちの目的だ。 ま、あとはいつもどおり、殺し殺され犯し犯され拷問し拷問され…が続くうちにあっという間の解決。 最期のページは 「しかし、ひどい格好だな」(直前までカマ掘られてました) 「やかましい、お前から殺すぞ」 という仲間内の会話で終了。 本題はココから。 この作品、連載されていたのはなんと『GORO』だったのだ。 そうか。 若者、というターゲットがハッキリしていたからこそ、やり過ぎといってもいいくらいの大立ち回りが展開されたのでしょう。 『GORO』が懐かしい。 | ||||
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